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桑名市博物館 収蔵品検索

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[作品名称]
茶碗 銘「初花」 0200270052 


[時代など]
江戸時代 


[大きさ]
底径10.9 高7.0 口径16.2 


[指定区分]
 


[解説]
萬古焼の茶碗で、素地は肌色で、上薬は透明釉が用いられています。文様は飛雲文の輪郭をを鉄砂で、模様を白泥で描いています。雲は中国では神仙の住む山の中より湧き出る雲を瑞祥ととらえ、おめでたいものとして考えていました。そうした影響から、日本においても吉祥図案として用いられるようになり、このお茶碗に描かれているようなおたまじゃくしのような文様を「飛雲」と呼びます。形は筆洗形で、割高台(底の高台が割れています)。二重箱になっていて、内箱には「ことしより 花さきそむる たちばなの いかてむかし乃 香に匂ふらん」と三十六歌仙の一人・藤原家隆の和歌が記されています。