[作品名称]
赤絵鯉文鉢 0206272083
[時代など]
江戸時代
[大きさ]
底径9.7 高9.0 口径19.7
[指定区分]
[解説]
赤絵は内側に施されています。また、外側には悠々と泳ぐ大きな鯉が描かれています。
鯉は立身出世を示す魚であり、吉祥の図案として多くの文様に用いられています。例えば「登竜門」と言う言葉がありますが、これは中国にある「龍門」という滝を登りきった鯉には霊力が宿る、という伝説に基づくものです。縁の一部分が注ぎ口になっているのがわかりますでしょうか。こうした形を「片口」といい、もともとは醤油やたれなどを分けるために用いられた器です。