[作品名称]
赤楽松文茶碗 0206202076 赤茶碗?
[時代など]
江戸時代
[大きさ]
底径7.5 高5.3
[指定区分]
[解説]
外箱表には「古萬古/赤平茶盌/松の絵/宗完(花押)」と表千家宗匠・堀内宗完の箱書きが記されています。また、箱の横には加賀瑞山の識として、江戸萬古の作品であるとも述べられています。江戸萬古とは、宝暦年間(1751-1763)に沼波弄山が江戸小梅に築いた窯で、そこを取り仕切っていたのが手代の安達新兵衛でした。この茶碗の「萬古」銘は珍しい書き印で、瑞山の識によると安達新兵衛の直筆とされています。赤楽に白絵をつけたこの作品は、「江戸萬古」の調査を進めていく上で非常に重要な作品と思われます。古河男爵家旧蔵品との伝来があります。