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[作品名称]
赤絵窓絵蛤文耳付花生 0206011814 

[時代など]
 

[大きさ]
底径12.5 高40.8 口径21.0 

[指定区分]
 

[解説]
この花生は、有節の作品の中でも比較的大きな作品と思われ、また赤絵更紗模様が施され、萬古焼の特徴が伺えます。また上絵付の際に用いられている不透明な釉薬は、有節独自のものといわれており、特にピンク色を発する腥臙脂釉(しょうえんじゆう)は、彼が日本で最初に使用したといわれといます。 有節は、弟千秋(せんしゅう)とともに画僧帆山唯念(花乃舎)から絵を教わっており、窓絵や貝文などに花乃舎の影響がしのばれます。華やかな色彩による絵付により、創始者沼波弄山の萬古焼とは趣が異なっています。