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[作品名称]
オランダ写手焙 0200250050 

[時代など]
江戸時代 

[大きさ]
底径17.2 高20.0 口径18.7、最大径22.0 

[指定区分]
桑名市指定文化財 

[解説]
手焙とは、手を焙るための小さな火鉢のことで、特に厳寒の頃、茶席において手を温める目的で愛用された用具です。全体は青白釉で、描かれた瑞獣・瑞鳥・花唐草は黄釉を主とし、赤絵とは別の趣で、異国情緒を充分取り入れたものです。当時としては非常に前衛的なものであったと考えられます。口縁部の雷文と裾部の雁木輪文は染付で、底には染付の書き印で「萬古」と記されています。