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[作品名称]
桑名地方出土考古資料「墨書土器」 

[時代など]
 

[大きさ]
 

[指定区分]
 

[解説]
柚(ゆ)井(い)遺跡・蛎塚新田貝塚などから出土した墨書土器です。柚井遺跡は、多度山のふもと多度大社の北東に位置し、平安時代を中心とする遺跡です。出土品にはお祭りに関するものが多く、昭和3年(1928)に日本で初めて木簡が出土したことでも知られています。木簡とは、7~10世紀を中心に、情報伝達用のメディアとして使用された木の札です。  墨書土器は墨で字の書かれた土器のことで、日本で文字を利用し始めた律令制以降、各地で見られるようになります。この土器には「平安」「萬」などの字が書かれています。