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[作品名称]
茶杓 銘「萬代」  

[時代など]
 

[大きさ]
 

[指定区分]
 

[解説]
松平定信(まつだいら・さだのぶ) 宝暦8年~文政12年(1758-1829) 松平定信は、幕府老中として「寛政の改革」を行なったことで知られますが、定信の子定永が白河藩から桑名藩へ移封(国替)したことから、定信の様々な思想、政策が桑名藩へ引き継がれ、定信の関係史料も多く桑名に伝えられています。 この茶杓は定信の作で、共筒の表には定信の筆により「萬代」、裏には「寛政六年(花押)」と書かれています。また箱書によると、この茶杓の筒は、拝領した花筒を転用したものであるということがわかります。定信は寛政6~7年(1794-95)の白河在城時に茶杓を数本作っており、この「萬代」も白河で作られたものと思われます。