桑名叢書Ⅲ『連鶴史料集』刊行記念講座「連鶴再考」を開催します!
2016年5月22日(日)|投稿者:kclスタッフ
桑名叢書Ⅲ『連鶴史料集 魯縞庵義道と桑名の千羽鶴』刊行記念講座
連鶴再考 -魯縞庵義道と「素雲鶴」- を開催します!
|日時| 6月18日(土) 午前10時から11時30分
|内容| 「桑名の千羽鶴」の原典で幻の書といわれてきた「素雲鶴」や義道について、桑名市博物館の歴史専門官が解説します。※連鶴の折り方講座ではありません。
|場所| 桑名市立中央図書館 研修室Ⅱ
|定員| 20名(先着順)
|申し込み開始| 6月3日(金)から
|申し込み方法| 直接中央図書館窓口または電話
|問い合わせ先| 桑名市立中央図書館(電話:22-0562/FAX:22-0795)
|主催| 桑名市立中央図書館・桑名市博物館
一枚の紙から多くの連続した鶴を折る「桑名の千羽鶴」は、長円寺第11世住職魯縞庵義道(1762~1834)が考案し、現代まで伝承されている桑名を代表する伝統文化です(桑名市無形文化財)。その折り方の原典となった書『素雲鶴』の一部や『新撰 素雲鶴』が、一昨年、長円寺(伝馬町)にて発見されました。
☝桑名市博物館【博物館】連鶴の原典「素雲鶴」復元事業ブログ
http://www.city.kuwana.lg.jp/index.cfm/24,44469,235,414,html
桑名市博物館では、発見された史料と、考案者魯縞庵義道に関する史料を取りまとめ、
桑名叢書Ⅲ『連鶴史料集 -魯縞庵義道と桑名の千羽鶴-』を、
平成28年3月に刊行しました。※
これまでは寛政9年(1797)に刊行された『秘伝千羽鶴折形』が最古の遊びの折紙の史料とされてきましたが、『素雲鶴』には寛政5年(1793)の年号が記載されていることから、最も古い連鶴の史料であることが明らかとなりました。また、『秘伝千羽鶴折形』では挿絵のみであった「釣花瓶」の展開図が示されていることも判明しました。
本書には、『素雲鶴』『新撰 素雲鶴』の詳細と、魯縞庵義道の著作が多数収録されており、桑名市民にとって、「連鶴発祥の地・桑名」に誇りと愛着を持つことができる内容となっています。
桑名叢書Ⅲ 『連鶴史料集 魯縞庵義道と桑名の千羽鶴』(桑名市博物館/編集,岩波書店,2016.3)※図書館での貸し出しのほか、書店にて購入いただけます
6/18開催 連鶴再考 -魯縞庵義道と「素雲鶴」- は、桑名市立図書館や桑名市博物館所蔵資料を題材とした書籍のシリーズ「桑名叢書」※の刊行を記念して開催し、「桑名の千羽鶴」の原典で幻の書といわれてきた「素雲鶴」や義道について、桑名市博物館の歴史専門官が解説します。
「桑名の千羽鶴」の歴史を新たな視点で学んでみませんか。
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※「桑名叢書」とは、桑名の歴史・文化などを取り上げた書籍のシリーズです。桑名の歴史資料を保存・活用するため、桑名市立中央図書館や桑名市博物館などの文化施設が所蔵する史料を題材に、多岐にわたるテーマで書籍化しています。☝『桑名叢書Ⅰ・Ⅱ』についてはこちらで紹介しています。「図書館だより5月号vol.134」http://kcl.kuwana-library.jp/files/paper20160501.pdf
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