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第28回「図書館を使った調べる学習コンクール」の受賞作品

2025年1月16日(木)|投稿者:kclスタッフ

第28回「図書館を使った調べる学習コンクール」(公益財団法人 図書館振興財団)の 受賞作品が発表されました。
全国から12万点を超える作品が応募され、桑名市からは「第20回 桑名市図書館を使った調べる学習コンクール」で最優秀賞・優秀賞に選ばれた4作品が出品されました。
そして、気になる結果はこちら!

 

■優良賞(1作品)

・小学生の部(中学年)

「真夏のようかい大調査!!桑名・多度のようかい、ふしぎげんしょうをおえ!!」

米澤 慶さん(桑名市立多度中小学校 3年)

 

■奨励賞(2作品)

・小学生の部(中学年)

「わたしにもできることがある 小さな一歩 ~海や川の生き物を守るために~」

服部 永和さん(桑名市立長島北部小学校 3年)

 

・子どもと大人の部

「お金のはじまりと今」

山田 一輝さん(桑名市立伊曽島小学校 2年)・山田 理奈さん(母)

 

■佳作(1作品)

・小学生の部(高学年)

「いろのいろいろ」

平井 理菜さん(桑名市立大山田南小学校 5年)

 

受賞されたみなさん、おめでとうございます。
お子さん個人だけでなく、小学生以上のお子さんと一緒に大人の方でも応募できますので、みなさんが日常の中で興味・関心を持ったことをぜひ調べる学習コンクールの作品づくりに挑戦してみてください。

 

これからも、図書館は皆さんの調べる学習を応援・サポートいたします。

【開館20周年記念イベント】第5弾 はじめての製本

2025年1月11日(土)|投稿者:kclスタッフ

 

 

日時|2025年2月16日(日) 13:30 ~ 16:00

場所|桑名市立中央図書館 4階研修室2

定員|8名(先着順)

対象|中学生以上

参加費|無料

 

申込方法|桑名市立中央図書館窓口、または電話で受付

申込期間|2月3日(月)11:00~(定員になり次第終了)

申込先|桑名市立中央図書館  0594-22-0562

 

 

内容|桑名市立中央図書館の開館20周年記念イベント第5弾として開催します。糸で綴じる簡単な製本を行います。自分の手で、世界に一冊だけの本を作ってみませんか?

 

駐車場の数に限りがありますので来館の際には、公共交通機関のご利用をお勧めします。満車の場合は柿安シティホール(市民会館)の立体駐車場または、桑名市パブリックセンターの駐車場をご利用ください。

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あけましておめでとうございます 2025

2025年1月5日(日)|投稿者:kclスタッフ

あけましておめでとうございます。しちりです。

今年も桑名市立中央図書館とスタッフブログ「ブックとラック」をよろしくお願いします。

 

       

 

桑名市立中央図書館は、1月4日から開館しております。

皆さま、お正月はいかがお過ごしでしょうか?

今年は巳年ですね。

巳(み)という字は、「長くて曲がり、尾をたらしたヘビの形」(『例解新漢和辞典』p335)を表す象形文字からきており、十二支の中で六番目の動物に蛇を割り当てて、蛇年=巳年としたのだそうです。

そこで今年は、干支の「ヘビ」が出てくる絵本や児童書をご紹介し、新年を感じてみたいと思います。

 

 

 

こちらは、「十二支むかしむかしシリーズ」のひとつです。

子どもに恵まれなかった老夫婦が、池のほとりでヘビのたまごを見つけるところからお話は始まります。

老夫婦はヘビの子を「おふじ」と名付けて、大切に育てていました。ところが、ぐんぐん育つおふじはいつしか村人から怖がられ、山に捨てられることになってしまいます。

大切に育てていたおふじと、泣きながらお別れをするおじいさんとおばあさん。おふじと老夫婦にはどんな展開が待ち受けているのでしょうか?

この後一体どうなるのだろう? ハッピーエンドであってほしい! とハラハラドキドキが存分に味わえる本です。

おふじがおもちを大好きなのも、お正月にぴったりですね。

 

 

 

こちらも昔話ですが、落語になっているので、知っている方もいらっしゃるかもしれません。

芝居役者のたのきゅうは、おかあさんが病気という知らせをふるさとの村から受け、急いで村へ向かいます。

その道中、山の中で大きなヘビに遭遇します。大きなヘビは旅人を襲うという「うわばみ」でした。

たのきゅうは、なんとか生き延びようと、芝居で培った得意の早変わりで侍や娘の姿に変装し、うわばみを楽しませます。

自分を怖がらずに何にでも変装するたのきゅうに感心したうわばみは、たのきゅうに怖いものを尋ね、自身も自分の怖いものを打ち明けます。

こうして、たのきゅうは無事お母さんのいる村へ帰ることができたのですが…。

機転が利くたのきゅうの賢さが際立つ点と、軽快なリズムで展開される内容が、この昔話が長く読み継がれている要因ではないかと思います。

巳年のお正月にぜひ読んでおきたい一冊です。

『たのきゅう』では、おおきなヘビのことをうわばみと書いてありました。うわばみとはもともと、「古代語ヲロチに代わって十五世紀ごろから現れた語」(『暮らしのことば新語源辞典』p134)だそうです。

 

 

 

 

オロチと言えば、古事記に出てくる八岐(やまた)の大蛇(オロチ)を思い出します。

ある日イザナギの子、スサノオは、泣いている老夫婦に出会います。八岐の大蛇が老夫婦の娘を毎年ひとりずつ食べ、とうとう今年は最後の娘が食べられてしまうと、泣いていたのです。そこでスサノオはその娘を妻にするかわりに、八岐の大蛇を退治することを約束します。

古事記の本はいろいろありますが、こちらの古事記はとにかく読みやすいし面白い!

日本を代表する児童文学者の斉藤洋さんが楽しい語り口で書いています。

お子さんだけでなく、古典が少し苦手だなという大人の方が読んでも楽しめます。

スサノオが八岐の大蛇を退治する場面の迫力を、この本で味わってみてください。

 

 

 

こちらは、三重県出身の絵本作家、tsupera tsuperaさんの絵本です。

へびが何かを飲み込み、次のページで何を飲み込んだのかを答え合わせする、という形で話が進みます。「えええっ?こんなものまで?!」 とヘビが飲み込んだものにびっくりすること間違いなし!です。

作者の発想の豊かさに感服。

答え合わせのページの背景が真っ黒なので、背景とのコントラストで飲み込んだものがくっきり浮かびあがり、驚きが増します。

読んでいて飽きない仕掛けになっています。

どんなものを飲み込んだのか、是非読んで確かめていただきたいです。

 

 

 

ヘビがレストランを始める? いったいどうやって料理するの? と、設定からツッコミ満載の絵本です。もうこれは、面白いとぞいう匂いがプンプンしますね。

ヘビのレストランにやって来たぶたくん。

自分で作らないといけないけれど、ヘビのいう通りに作れば、「とびきりおいしい料理」が食べれると聞かされて、キッチンにやってきます。

材料を前に、歌を歌いながら踊ったり、変なおまじないを言わされたり、うまくできないと怒られて何度でもやり直しさせられます。

さすがのぶたくんも怒って帰ろうとするのですが…。

はたして「とびきりおいしい料理」は食べられるでしょうか?

そして、ヘビのレストランの評判はどうなるでしょうか?

絵本ならではの楽しい展開なので、読むと笑ってしまうかもしれません。初笑いにピッタリです。

 

 

ところで外国では、蛇は表面が傷ついても脱皮をすると元通りの姿にもどるため、再生と治癒のシンボルとしての意味があるようです。

世界保健機関(WHO)のマークには、ヘビが巻きついた杖の絵が描かれているのをご存じでしょうか?

これは、「アスクレピオスの杖」といい、ギリシャ神話に登場する医学の神アスクレピオスがこの杖を持っていたことから、WHOのシンボルマールに取り入れられました。

最後にアスクレピオスと再生のお話を紹介します。

 

 

 

こちらの本の、ヘビつかい座・ヘビ座のお話にアスクレピオスは登場します。

アスクレピオスは、ケンタウルス族の賢者ケイローンから医術を学び、多くの人を助けていました。治療にはヘビが使われていましたが、ある時アスクレピオスは、助けたい一心から死者を生き返らせてしまいます。

死者が生き返ると地上に人があふれて秩序が保てなくなるため、大神のゼウスはアスクレピオスを殺してしまいます。しかし、多くの人の命を救ったアスクレピオスの功績をたたえて、天にあげて星座にしました。

この本には、他にも四季折々の星座のお話が載っていますので、この機会にじっくり読んでみるのもおすすめです。冬の澄んだ夜空を見上げるのが楽しくなるかもしれません。

 

以上、ヘビの出てくる絵本や児童書をご紹介しました。

今年もたくさんの本を手にとっていただけるよう、さまざまな本の紹介をしていきたいと思っております。

本年もよろしくお願いいたします。

 

<紹介資料>

・『おもちのすきなヘビのおふじ』(谷 真介/文,赤坂 三好/絵  佼成出版社 2006.12)

・『たのきゅう』(小沢 正/文,太田 大八/画  東京 教育画劇 1996.4)

・『古事記 -日本のはじまりー』(斉藤 洋/文,高畠 純/絵 講談社 2018.7)

・『へび のみこんだ なに のみこんだ』(tupera tupera/さくえほんの杜 2011.12)

・『ヘビのレストラン』(深見 春夫/作 PHP研究所 2017.11)

・『星座と神話 大じてん』(永田 美絵/著 成美堂出版 2022.6)

<引用および参考資料>

・『干支の漢字学』(水上 静夫/著 大修館書店 1998.12)

・『例解新漢和辞典』(山田 俊雄/編著,戸川 芳郎/編著,影山 輝國/編著 第5版三省堂 2021.2)

・『暮らしのことば新語源辞典』(山口 佳紀/編 講談社 2008.11)

・『たのきゅう』(川端 誠/作 クレヨンハウス 2003.6)

・『読み出したら止まらない古事記』(島崎 晋/著,中村 隆/イラスト PHP研究所 2012.1)

・『調べてみよう!国際機関の仕事~SDGs時代へ 3』(吉村 祥子/監修 汐文社 2022.3)

・『星座と星座神話』(沼澤 茂美/著,脇屋 奈々代/著 誠文堂新光社 2006.3)

<しちり>

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イベント情報『クリスマス工作「まつぼっくりでクリスマスツリーをつくろう!」を開催しました!』

2024年12月21日(土)|投稿者:kclスタッフ

2024年12月15日(日)桑名市立中央図書館 4階 研修室2で「まつぼっくりでクリスマスツリーをつくろう!」を開催いたしました。

たくさんの方にご参加いただきありがとうございました。

 

 

木の土台に接着してある松ぼっくりツリーに自由に飾り付けしてもらいました。

 

           

 

みなさん夢中になって飾り付けを楽しんでいました。

 

           

 

自由な発想と想像力ですばらしい作品が完成しました。

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第19回「昭和の記憶」収集資料展を開催しました

2024年12月19日(木)|投稿者:kclスタッフ

2024年10月31日(木)~11月26日(火)まで、第19回「昭和の記憶」収集資料展を開催しました。今回は「自然災害から学ぶ」と題して、伊勢湾台風や大地震といった昭和時代の桑名の自然災害を振り返ることで、教訓や経験を学べるような展示を行いました。

 

伊勢湾台風写真と関連図書展示の様子

 

伊勢湾台風写真の展示の様子

 

2024年11月17日(日)には講演会を行いました。

講師は、郷土史家の西羽晃(にしは あきら)先生です。

「昭和初期の小学校」と題して、写真をスクリーンに投影しながら昭和の桑名の小学校ついての貴重なお話をしていただきました。

 

 

 講演会の様子

 

「昭和の記憶」収集資料事業では、桑名の昭和時代の記憶の風化を防ぐことを目的に、戦前から昭和40年代頃までの桑名の記録の収集、整理、保存を行っています。ご自宅に眠っている郷土資料(古写真・絵葉書・古地図・行政資料など)がありましたら、図書館へお問い合わせください。

 

今後も市民の皆さま提供していただいた昭和時代の資料を活用し、「昭和の記憶」収集資料展を開催してまいります。

 

最後になりましたが、「昭和の記憶」収集資料展の開催にご協力いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。引き続き「昭和の記憶」事業にご支援、ご協力いただきますようお願いいたします。

 

これまでの「昭和の記憶」収集資料展の様子はコチラでご覧いただけます。