第2回 kclビブリオバトル開催レポート
2014年12月11日(木)|投稿者:kclスタッフ
12月7日(日)、10年ありがとうイベント第22弾
第2回 kclビブリオバトルを開催しました!
ビブリオバトルとは、おすすめの本を持ち寄り、5分間本の紹介をして、
最も読みたくなった本(チャンプ本)を投票で決める!という書評ゲームです。
☆ビブリオバトルについて、詳しくは公式サイトをご覧ください。
→知的書評合戦ビブリオバトル公式サイト
中央図書館では、第1回のビブリオバトルを5月に開催。
『時間』をテーマに、多彩な本と参加者が集まり、熱い戦いが繰り広げられました!
第2回 kclビブリオバトルは、8月に開催予定でしたが延期となり、
楽しみにしてくださっていたみなさまには、本当に申し訳ありませんでした。
今回は、テーマを『友』として開催。
4名の発表者と20名の観覧者のみなさまにお集まりいただき、
「本を通して人を知る、人を通して本を知る」
というビブリオバトルのコンセプトのとおり、
読書の持つ力、そして人の心の機微に触れられる、非常に味わい深い時間となりました。
ご参加くださったみなさま、そして発表してくださったみなさま、
どうもありがとうございました!
当日の模様をご紹介します!
まずは、スタッフによるビブリオバトルのルール説明です。
ビブリオバトルは公式ルールに則って行います。

ルールがあるからより面白い!みなさん真剣に聞いてくださいました。
続いて、発表者の方の自己紹介。
初めてお顔を合わせる方ばかりの場ですが、ちょっぴり和やかな雰囲気が生まれました。
そして、いよいよ発表!
5分間のプレゼンと、3分間のディスカッション(質疑応答)です。
スタッフが青春時代の思い出をこめてトップバッターを務めた後、
3名の方が、それぞれの本と向き合っての熱い想いをお話してくださいました。

☆モッチーさん 『影法師』(百田 尚樹)☆
固い絆で結ばれた二人の少年の運命を辿る時代小説。
ベストセラーでもあるこの作品。読まれたことがある方からは、
「うなずくところが多々あった」、「共感できた」とのお声も。

☆ワッターさん 『北極圏一万二千キロ』(植村 直己)☆
犬たちと共に耐え抜いた極寒の地の冒険記。
直己の強烈な冒険心と壮絶な体験の数々に惹かれながらも、
「作中、たった一言だけ吐かれた弱音に心を打たれた」
とおっしゃっていたのがとても印象的でした。

☆メロンパンさん 『それからのハイジ』(シャルル・トリッテン)☆
「あの『ハイジ』に続きがあるとは知らなかった」というお声も多数!
アニメの印象も大きい児童文学の名作の続編。
あの後ハイジたちは、どんな風に成長して、どんな物語を紡ぐのか…
メロンパンさんは「惹き込まれて読んでしまった」そうです。
発表された本は、第1回に引き続き、バラエティーに富んだラインナップ!
発表者の方の熱のこもったお話に、観覧者のみなさんも
うなずいたり、メモを取られたり。
そして、プレゼンも然ることながら、観覧者とのディスカッションの部分で
さらにぐっと心をつかまれるエピソードが紹介されるのが、
ビブリオバトルの面白いところ。
いずれの本にも読んでみたいと思わせるポイントがあり、
どの本がチャンプ本になるのか、全く予想のつかない展開でした。
それでも最後には、参加者全員による投票でチャンプ本を決めます!
投票の結果は、実は、4名とも僅差の大接戦となっていました!
その中、1票の差で見事チャンプ本に選ばれたのは…
『影法師』(百田 尚樹/著 講談社/刊) ☆発表者 モッチーさん

おめでとうございます!!
今回も大変好評だったビブリオバトル。
観覧者の方からは、こんな感想をお寄せいただきました。
「本を通して人を知る…それがよくわかる様な気がします」
「読み手によって感じることも、好きなジャンルも違うので、
自分にとって新しい収穫がありました」
「第1回をみせてもらって楽しみに待っていました」
「とても楽しく参加させて頂きました。次々回位に出てみたいと思います」
参加してみて初めて分かるビブリオバトルの奥深さ、面白さ。
次回開催もどうぞお楽しみに!
最後に、発表してくださったみなさま、本当にありがとうございました!!
◆第2回 kclビブリオバトル 発表順リスト◆
①『明日につづくリズム』 八束 澄子/ポプラ社 (発表者 あゆみん さん)
☆ ②『影法師』 百田 尚樹/講談社 (発表者 モッチー さん)※発表では文庫版をご紹介されました
③『北極圏一万二千キロ』 植村 直己/文芸春秋 (発表者 ワッター さん)
④『それからのハイジ』 シャルル・トリッテン/ブッキング (発表者 メロンパン さん)
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