「大人の図書館ツアー」を開催しました!
2017年7月25日(火)|投稿者:kclスタッフ
6月25日に、「大人の図書館ツアー」をこちらのスケジュールで開催いたしました。
プログラムの内容や、当日の様子をご紹介いたします。
担当スタッフによる、図書館の概要や、本の並び方の説明の後、
館内ツアーにて、返却ポストの内側や自動化書庫の仕組みなど
図書館の裏側を見ていただきました。
また、本を棚に返す配架体験では、該当の場所を見つけると「ここだ!」と言いながら、楽しそうに本を戻されていたのが印象的でした。
終了時刻には、「コツがわかってきたところだったのに・・・」と残念そうな声も聞かれました。
今回は、4階の郷土資料室「歴史の蔵」に入り、江戸時代に書かれた桑名藩士の親子の交換日記『桑名日記』『柏崎日記』を題材に、郷土資料の世界をじっくりとご覧いただきました。
『桑名日記』『柏崎日記』については、以前に紹介しましたこちらの記事をぜひお読みください。
渡部家の交換日記 ~『桑名日記』と『柏崎日記』(2016年8月5日)
「歴史の蔵」に入ると、「なんだか空気が違う!」という声が上がりました。
蔵の中には、年月を経た古文書や郷土資料文庫があり、資料群の生み出す空気があるのかもしれません。
蔵の中をひと回りしたあとは、机を寄せて、皆さんでお話していただきながら、資料を見ていただきました。
『桑名日記』の自筆本(写)では、日記を書いた平太夫さんの筆跡を感じながら、石取祭の記述をたどります。
下の写真は、当時の住所録を手がかりに、平太夫さんの家を、江戸時代の絵図の中で探しているところです。
広げているのは「桑名藩城下図 文政8年(明治45年写)(『桑名藩史料集成 付図』所収)」という絵図で、 桑名藩士の家も記載されている興味深い資料です。
みなさん身を乗り出して、真剣なまなざしで探されていました。
紹介したい資料がたくさんあり、時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、ツアーに参加された方からは
「返却ポストや書庫の仕組みを知ることができて良かった」
「配架方法を今後に役立てたい」
「歴史の蔵にある、貴重書にふれることが出来た」
などのお声をいただきました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!
毎回ご好評いただいている『大人の図書館ツアー』
今後も、図書館のことをより深く知っていただき
図書館のご利用に役立つツアーを開催してまいります。
次回の開催も、ご期待ください!
<くわにゃん・志るべ>
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