「クリエイターズ IN ライブラリー」をご存じですか?

2021年4月23日(金)|投稿者:kclスタッフ

こんにちは、「志るべ」です。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
新型コロナウィルスが現れてからというもの、外出をひかえて家にこもる日々がつづいていますが、季節は確実にめぐり、草花はいっせいに咲き始め、まぶしいばかりです。

 

昨年の今頃は、図書館も休館していました。
イベントも中止せざるを得なくなりました。
換気、マスク、手指の消毒、距離をとることをみなさまにご協力いただき、現在は開館をつづけています。
新しい年度を迎え、新しいイベントを、新しい生活様式で開催していければと思っております。

 

ところで、館内にこんなポスターが掲示されていること、ご存じでしょうか?

2021年度のイベントお知らせポスター

「クリエイターズ  IN  ライブラリー」とあります。
今年度、図書館で行われるイベントのお知らせのようですが・・・
そもそも「クリエイターズ IN ライブラリー」ってどういうもの?
昨年から始まったようだけど、今までのイベントとどう違うの?
と、疑問がわいてきます。
そこで今日はこれらの疑問にお応えするべく、「クリエイターズ  IN  ライブラリー」を企画・担当しているスタッフに、話を聴いてみたいと思います。

 

 

 

 

では、よろしくお願いします。さっそくですが、昨年始まった「クリエイターズ  IN  ライブラリー」はどういう経緯でスタートしたのですか?

 

元々、これからの図書館について考えた時、本を貸すだけでなく、生涯学習の場としてもっと広く使ってもらえないだろうかって思ったんですね。それで何ができるかなって考えた時、図書館を使って、地元の方による地元の方のためのイベントを開催する。図書館が地域の方をつなぐコミュニティの場になれたらって思いました。
そんな時、たまたま友だちにクリエイター、「ものを作っている人」が多くて、その人たちはその人たちで場所を探していた。自分が講師となって使える場所を探していた。それで、そのクリエイターと図書館を結びつけたらいいんじゃないか、というのが始まりですね。

 

講師をしてみたい方と、学びたい方をマッチングさせる場として図書館を利用してもらうというものですね。
「クリエイターズ」というのは、なにか「ものを制作している人」っていう意味なんですか?

 

はい。わたしたちのイメージでは、なにかものを作っておみやげとして持って帰ってもらうという、ものを作るクリエイターという意味で始めたんですけど、講師を募集したところ、講演とか研修をやりたいという方がみえて。どこまで広げられるかまだ模索中なんですが、根底にあるのは「もの作り」 けれどもっと広い意味でやっていけたら、「こんなこともあるの?」と新しい発見があって・・・知らなかったことを知ることができて、それに関する本を紹介することで図書館の本も利用してもらえる。どちらにとってもいいのではないかって思います。

 

外部講師の方を招いて行うイベントの形が「クリエイターズ IN ライブラリー」と考えていいのですか?

 

そうですね。外部の方を招くことで、イベントの広がりも出ると思うんです。

 

こちらが講師募集のポスターですが、講師はどなたでも申し込めるのでしょうか?

 

講師募集のポスター

 

地元の方による地元の方のためのイベントということなので、基本的には桑名市と近隣の方にお願いしています。

 

ポスターにあるこのロゴは何を表しているのですか?

 

「クリエイターズ IN ライブラリー」のロゴ

 

 

「クリエイターズ IN ライブラリー」の文字を入れていて、
外枠の黒い部分がライブラリーのLで、中の白い〇がクリエイターのCで、斜めの細い線がINを表しています。

 

なるほど、「クリエイターズ IN ライブラリー」の文字がデザインされているのですね。
では、具体的に、昨年はどういうイベントを行ったのか、簡単に振り返ってもらえますか?

 

第一弾は、石取祭に向けて、「自分で浴衣を着てお祭りに行こう!」で、お子さんが自分で浴衣を着ることができるようになるというものでした。2階の和室を借りて行いましたが、申込がすぐにいっぱいになり、人気の講座でした。
第二弾は、9月で「ナチュラルサイエンス AROMA ちょうどコロナで、マスクの中にシュシュとできるアロマのスプレーを作りました。
第三弾は、「幸せを呼ぶ縁enリボン」で、最初に心理学でいう色の持つイメージを教えてもらい、イメージに合った色を選んでリボンのアクセサリーを作るというものでした。

 

第四弾が「デザイン書道で年賀状を書こうでしたね。

 

年配の方の参加が多かったですが、今、年賀状を出さない時代になってきているにもかかわらず、手書きで書こうという想いがいいなって思いました。むずかしそうにみえたけれど、やってみたら意外と簡単で、楽しかったという声もたくさんいただきました。

 

それを踏まえて今年度は6回の開催予定になっています。

 

昨年度は4回で、ちょっともの足りないところがあって、今年は6回にしました。

 

さっそく4月が「クレイアロマ」で、次は6月「ポーセラーツ」
そして8月は「段ボール工作」(2021年7月6日更新)

 

こういう形のものもやっていくと。
それで10月が「手形アート」 これもおもしろそうですね。

 

こちらも去年の「リボンアクセサリー」の先生の知り合いを紹介してもらったんです。

 

やっぱり、そういう活動をされている方はつながりがあって、講師の方も広がっていくんですね。

 

「ポーセラーツ」もそうです。「ポーセラーツ」と「手形アート」はクリエイターのつながりで知った方です。

 

なるほど。そして11月が年賀状に合わせて「デザイン書道」 これは昨年と同じ講師の方で、今年は「寅」
それで、2月に入って、「アイシングクッキー」
といった内容になっています。

 

くわしい内容は、ちらしやポスターでまたお知らせしますので、どうぞお楽しみに。

 

最後に何かみなさまにお伝えしたいことがありましたら。

 

クリエイターはクリエイターのつながりっていうのがすごくあって、イベントをやりたいっていう人がけっこういるんです。そういう人たちに図書館を使ってもらって、知らないことを教えてもらえるチャンス。イベントを通して、「こんなことあるんや」っていう発見がたくさんあるから、わたしはすごく魅力的だなって思います。

 

地域の方の交流の場に使ってもらえるというのはいいことですよね。

 

そうなんです。今までのイベントはどうしても対象年齢が分かれてしまうものが多かったじゃないですか。でもこの外部の方によるイベントは老若男女が混じってできるイベントだから、そういう意味でも交流の場としていいのではないかって思います。
去年一年間やってみて、アンケートでも「こういうことをもっとやってほしい」という声をたくさんいただきました。やっぱり図書館からもっと発信していくべきだなって。本を借りるだけじゃない部分で。

 

どうしても図書館を利用される方は限られていて、使っている人は使っているけど、使っていない人はまったく・・・

 

本当にそうで、世の中全体から見たら、すごく少ないです。
そうじゃなくて、もっといろんな人に「ちょっと行ってみよう」「おもしろそう」「今まで来たことがないけど、このイベントをきっかけに来た」と思ってもらいたい。イベントをきっかけに今まで来たことのない人が来てくれて、図書館が生涯学習の場になっていろんな経験をしてもらえればいいなって思います。

 

図書館の利用に広がりがでますね。
今年もまだコロナのことがあって、イベントの開催も対策をとりながら、みなさまにもご協力いただいてという形になりますが、楽しいイベントになるようにしていきたいですね。

 

 

 

今回は、「クリエイターズ  IN ライブラリー」担当スタッフの声をお伝えしました。
「クリエイターズ  IN  ライブラリー」の魅力、感じていただけたでしょうか?
これからも、桑名市立中央図書館ではいろいろなイベントを開催していきたいと思います。講師をやってみたいという方もお待ちしております。

 

どうぞ、今後の企画にご注目ください!

 

<志るべ>

 

 

 

 

 

 

 

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