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「kcl ビブリオバトル2018」を開催しました!
2018年12月14日(金)|投稿者:kclスタッフ
11月18日(日)、「kcl ビブリオバトル2018」が開催されました。
中央図書館のビブリオバトルは2014年に初めて開催してから、今年で6回目を迎えました。
ビブリオバトルとは、おすすめの本を持ち寄り、5分間本の紹介をし、2~3分のディスカッション(質疑応答)を行った後、 最も読みたくなった本(チャンプ本)を投票で決める!という書評ゲームです。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
今回は、高校生(15歳)以上の方を対象に発表者を募集しましたところ、4名の発表者と19名の観覧者の方にご参加いただきました。
最初に、司会者がルールを説明します。
次に、発表者の方に簡単な自己紹介をしていただきました。
写真右から発表順に、「21」さん、「麦カフェ読書部部長」さん、「パンプキン」さん、「ひなな」さんです。
いよいよ発表です!
モニターに映し出された時計が、残り時間を刻み始めます。
トップバッターは「21」さん
『封神演義』 藤崎 竜/著 集英社 2017年
『封神演義』は、中国・殷の時代を描いた古典『封神演義』を原作とした漫画作品です。
「21」さんからは、「歴史SF小説」と紹介がありました。
壮大なストーリーが展開されていきます。
本当にこの作品が好きで、読み込んでいることが感じられる語りです。
2番目は「麦カフェ読書部部長」さん
『アウトサイダー』 コリン・ウィルソン/著 福田 恒存/訳,中村 保男/訳 紀伊国屋書店 1976年
コリン・ウィルソンはイギリスの作家・評論家で、 『アウトサイダー』という作品は、アウトサイダー(社会の枠にとらわれず、独自の思想を持って行動する人)とされるさまざまな文学者、芸術家たちについて論じられた評論です。
とても落ち着いて、熱をこめて語られ、この作品が「麦カフェ読書部部長」さんにとって、芸術や文学、そして本との出会いをもたらしてくれた、とても大切な作品であることが伝わってきます。
1976年の出版というだけあって、手元にお持ちのものも年代を感じさせる一冊でした。
3番目は「パンプキン」さん
『たとえる技術』 せきしろ/著 文響社 2016年
日常のできごとも、「たとえる」ことでよりわかりやすく楽しくなるという本。
「たとえ」は、見えるように表現するとのことでした。イメージが大切なのですね。
ご自身作の「たとえ」も披露していただきました。
背中が丸まっている「パンプキン」さんのお子さんへの一言。
「跳ねる前のエビみたい!」
おみごと!!
お子さんの背筋を伸ばす効果もあったとか(?)
最後は、最年少の「ひなな」さん
『妖怪アパートの幽雅な日常』 香月 日輪/[著] 講談社 2003-2013年
『妖怪アパートの幽雅な日常』の主人公は稲葉夕士(いなばゆうし)という15歳の男の子。
夕士は幼くして両親を亡くし、高校入学と同時に下宿生活を始めるのですが、そこはちょっと変わったアパートで・・・
個性的な住人(妖怪)が登場します。
「ひなな」さんにとって、アパートでの食事の場面、料理の描写が印象的だったそうです。
作品に登場する料理のレシピ本(『妖怪アパートの幽雅な食卓 るり子さんのお料理日記』)も紹介していただきました。
発表後のディスカッションで、「いちばん食べたくなった料理は?」という質問には、「おにぎり」と答えられていました。
そして、投票の結果を待ちます。
栄えあるチャンプ本に選ばれたのは、
「ひなな」さんが紹介された 『妖怪アパートの幽雅な日常』でした。
実は「ひなな」さん、第4回ビブリオバトルにも参加していただいています。
発表者の中では最年少ですが、ビブリオバトルにおいては、先輩です。5分という時間をフルに使って語り終えた姿には、貫禄すら感じられました。
終始笑顔で、楽しそうに妖怪アパートの話をする「ひなな」さん。
もうこれは読むしかない、と思わせるものがありました。
参加者の方からは、
「どれも、あまり自分が読まない類の本だったので新鮮で、発表者の熱が伝わってとてもよかったです」
「まさに老若男女みなさんで楽しめるイベントだと感じました」
「既存の広告ではなく、生の声で書籍の感想・長所などが聴けてとても参考になりました」
「みなさんの発表を、もっと聴きたい!と感じた時間でした」
などの感想をいただきました。
ビブリオバトルのルールにもあるとおり、参加者のみまさまに「楽しい場になるように配慮」していただいたおかげで、楽しい時間を共有することができたように思います。
ディスカッションが、一方向の発表を補って、場の空気をほぐす効果があることも実感でき、 ビブリオバトル発案者の谷口忠大さんが言われる、「ビブリオバトルはコミュニケーション・ゲームである」という意味が少しわかったような気がします。
次回開催も、みなさまのご参加をお待ちいたしております。
発表には少しプレッシャーがあるかもしれませんが、発表者ならではのおもしろさも体験していただけることと思います。
ぜひ、あなたのおすすめ本を教えてください!
参加いただいたみなさま、楽しい時間をありがとうございました。
<発表作品>
『封神演義』 藤崎 竜/著 集英社 2017
(参考) 原作:『封神演義 上 中 下』 安能 務/訳 講談社 1988-1989 M923.5ホ(文庫)
『アウトサイダー』 コリン・ウィルソン/著 福田 恒存/訳,中村 保男/訳 紀伊国屋書店 1976 934ウ(書庫)
『たとえる技術』 せきしろ/著 文響社 2016 801.6セ(一般)
『妖怪アパートの幽雅な日常』 香月 日輪/[著] 講談社 2003-2013 Y913コ(ティーン)
第13回「昭和の記憶」収集資料展にご来場いただきありがとうございました
2018年11月27日(火)|投稿者:kclスタッフ
9月27日(木)~10月30日(火)に、
第13回「昭和の記憶」収集資料展 「うつりゆく桑名のまち並み」を開催しました。
中央図書館内各所が「昭和の記憶」収集資料展の会場となり、図書館を訪れた多くの方が展示の前に立ち止まり、ご覧くださいました。
今年のテーマ「うつりゆく桑名のまち並み」を写真やパネルで展示したところ、
「懐かしい風景が見られて嬉しい」
「両親に声をかけて一緒に改めて来たい」
など、嬉しい声をたくさんいただきました。
また、10月20日(土)には、前桑名市文化財保護審議会会長 郷土史家 西羽晃先生による講演会『九華公園と松平定信』を開催しました。
平成30年度にご提供いただいた楽翁公(松平定信)百年記念祭(昭和3年[1928])関連資料にちなみ、松平定信や同年に整備された九華公園についてお話しいただきました。
長く桑名の郷土史を研究されている西羽先生ならではの講演内容に、参加された皆さまが引き込まれていく様子が印象的でした。
平成最後の「昭和の記憶」収集資料展となりましたが、今後も、多くの皆さまに桑名の歴史を知っていただけるような資料展を開催してまいります。
最後になりましたが、「昭和の記憶」収集資料展の開催にご協力いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
引き続き、「昭和の記憶」事業にご支援、ご協力いただきますよう、お願いいたします。
これまでの「昭和の記憶」収集資料展の様子はコチラでご覧いただけます。
東海農政局出張講座「六次産業化ってなんだろう!?~新しい産業のしくみを学ぼう~」を開催します
2018年11月4日(日)|投稿者:kclスタッフ
中央図書館では、農林水産省東海農政局と連携し、
出張講座「六次産業化ってなんだろう!?~新しい産業のしくみを学ぼう~」を開催します。
六次産業とは、農林漁業者(一次産業)が、食品加工(二次産業)、流通・販売(三次産業)にも取り組み、
農林水産業を活性化させ、農山漁村の経済を豊かにしていこうとするものです。
この講座では、東海農政局の専門官が六次産業についてわかりやすく説明し、東海地方の事例も紹介します。
聞いたことはあるけれどどんな取り組みかよくわからない、産業の仕組みについて知りたいなど、
ご関心のある方ならどなたでもご参加いいただけます。
皆様のお申し込みをお待ちしております。
★東海農政局出張講座「六次産業化ってなんだろう!?~新しい産業のしくみを学ぼう~」
〈日 時〉 11月23日(金・祝)午後1時30分~3時
〈場 所〉 中央図書館 4階研修室2
〈対 象〉 農業や産業の仕組みに関心のある方などどなたでも
〈定 員〉 20名(先着順)
〈申 込〉 11月5日(月) 午前9時~ 直接または電話(22-0562)で中央図書館へ
★連携展示・・・出張講座開催に合わせ、三重県の六次産業化の事例を紹介しています。
〈期 間〉 11月1日(木)から11月27日(火)
〈場 所〉 中央図書館 3階 展示スペース
「kclビブリオバトル2018」を開催します!
2018年10月18日(木)|投稿者:kclスタッフ
今年も「ビブリオバトル」を開催します。
【 日 時 】 2018年11月18日(日) 14:00~15:30
【 場 所 】 桑名市立中央図書館4階 研修室2
【 定 員 】 《発表者》 5名 《観覧者》 30名
【 対 象 】 《発表者》 高校生(15歳)以上の方 《観覧者》 どなたでも可
【入 場 料】 無料
【申込方法】 窓口または電話
【申込期間】 10月18日(木)10:00~ ※定員になり次第締め切ります
【申 込 先】 桑名市立中央図書館 ☎0594-22-0562
ビブリオバトルとは、発表者が読んでおもしろいと思った本を紹介し、参加者全員が最も読みたくなった本に投票し、最多票の本を「チャンプ本」とするという、本の紹介コミュニケーションゲームです。
「人を通して本を知る。本を通して人を知る」をキャッチコピーに、日本全国に広がっています。
昨年中央図書館では、「小・中学生大会」と「高校生大会」が開催されました。
過去に開催したビブリオバトルの様子はこちらから!
ビブリオバトルの公式ルール(ビブリオバトル公式ウェブサイト)は次のように定められています。
➀ 発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
② 順番に一人5分間で本を紹介する。
③ それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う。
④ 全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とする。
ルールはこれだけです。
ただし公平さを保つために、投票権はすべての発表を聞いた人にのみ与えられます。
ディスカッションでは、発表の揚げ足をとるようなことはせず、発表内容でわからなかった点の追加説明や、「どの本が一番読みたくなったか?」の判断をするための材料となることを聞き、その場が楽しい場になるようにご協力をお願いしています。
また発表者は、レジュメは準備せずに生の語りで紹介をします。
本の紹介はこれまでにもいろいろな形で行われてきましたが、ビブリオバトルのおもしろさは、この「レジュメは準備せず生の声で語る」というところにあるのではないでしょうか。
ビブリオバトルの発案者である谷口忠大(たにぐち ただひろ)さんは、著書『ビブリオバトル』(谷口 忠大/著 文藝春秋 2013)の中で「必勝法」についてこう書いておられます。
時々、「ビブリオバトルの必勝法があったら教えてください」と聞かれることがあるが、 「そんなものはない」 と即答している。
(中略)
もし、それでも「必勝法」を教えてほしいとせがまれたら、こう言うしかないだろう。 「そこに集まってくる人の興味に思いを馳せながら、それでも自分が心から好きで、本当に読んでほしいと思える本を持っていって、誠実に紹介することです」 (『ビブリオバトル』より引用 )
どんな人が集まってくるのかわからない状態で、その人たちの興味に思いを馳せるのはむずかしいですが、「それでも自分が心から好きで、本当に読んでほしいと思える本を持っていって、誠実に紹介すれば」 大丈夫ということでしょうか。
あなたのおすすめ本を、ぜひ私たちに教えてください。
そして秋の一日、「楽しいバトル」(?)のひとときをご一緒できればと思います。
発表者、観覧者のご応募・ご参加をお待ちしております。
第13回「昭和の記憶」収集資料展 開催中です!
2018年10月5日(金)|投稿者:kclスタッフ
第13回「昭和の記憶」収集資料展
「うつりゆく桑名のまち並み」
【開催期間】2018年9月27日(木)~10月30日(火) ※水曜日休館
【時間】9:00~21:00
【場所】くわなメディアライヴ 3・4階 桑名市立中央図書館内 展示コーナー各所
※入館無料
桑名市立中央図書館では、第13回「昭和の記憶」収集資料展を開催中です。
資料展では昨年に引き続き、鳥瞰図絵師・吉田初三郎(1884-1955)の描いた「西桑名」鳥瞰図の原画展示を行っています。
また、鳥瞰図「西桑名」を題材に戦前の桑名の歴史やまち並みを古写真とともに解説した冊子『鳥瞰図「西桑名」と在りし日の桑名』のパネル展示や、平成30年度収集資料より、昭和3年(1928)に桑名で実施された楽翁公(松平定信)百年記念祭関連資料の現物展示、うつりゆく桑名の今昔写真展など、平成最後の年に行う「昭和の記憶」収集資料展に、ぜひ、お越しください。
館内随所ではパネル展示を行っている他、楽翁公没後190年、九華公園整備90年にちなんだ講演会も開催いたします。
講演会は事前の申込みが必要となりますので、下記の案内をご確認いただき、ぜひ、お申し込みください。
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【講演会】
◆10月20日(土)14:00~
『九華公園と松平定信』
前桑名市文化財保護審議会会長 郷土史家 西羽 晃 氏
※満員につき、申込みを終了しました。
場所|中央図書館 4階 研修室2
定員|30名(事前申込制、先着順)
申込方法|10月5日(金)9:00~
直接中央図書館の窓口もしくはお電話でお申込みください
問合せ先|桑名市立中央図書館 0594-22-0562
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今年も、「昭和の記憶」収集資料展は、中央図書館内各所が会場となります。
館内で配布しております、こちらのフロアマップを見ながら、それぞれの展示をご覧ください。
【展示内容】
①3階 ガラスケース
「昭和の記憶」事業 平成30年度収集資料より現物展示
昭和3年(1928)に松平定信没後100年を記念して実施された「楽翁公百年祭」に関する資料をご提供いただきました。
その他、当館文庫コレクション「秋山文庫」より、松平定信に関する資料をご紹介しています。
②3階 一般特集コーナー
<今昔写真展>桑名の名所・旧跡①
九華公園や七里の渡など、市民の皆さまから提供していただいた古写真を展示しています。
昭和から平成(現在)までの移り変わりを写真で紹介します。
③3階 ティーンズコーナー
<今昔写真展>桑名の名所・旧跡②
住吉神社や多度大社など、市民の皆さまから提供していただいた古写真を展示しています。
④4階 「歴史の蔵」横
吉田初三郎画 鳥瞰図「西桑名」原画展示
大正から昭和にかけて活躍した鳥瞰図絵師・吉田初三郎が描いた鳥瞰図「西桑名」の原画(昭和9年、縦43cm、横194cm、絹本彩色)を展示しています。
仔細に描かれた戦前の桑名のまち並みをご覧ください。
⑤4階 「歴史の蔵」横
桑名古写真スライドショー
市民の皆さまから提供していただいた古写真を、モニター画面にスライド形式で投映しています。
⑥4階 郷土特集コーナー(「歴史の蔵」の前)
?<今昔写真展>桑名駅周辺
市民の皆さまから提供していただいた古写真より、桑名駅周辺の変化を紹介しています。
⑦4階 展示ストリート
『鳥瞰図「西桑名」と在りし日の桑名』パネル展示
中央図書館では、鳥瞰図「西桑名」に描かれている名所・旧跡を取り上げ、これまでに収集してきた当時のその場所を写した古写真とともに、昭和時代の桑名の歴史を解説する郷土資料『鳥瞰図「西桑名」と在りし日の桑名』を作成しました。
資料をパネル化して展示するこのコーナーでは、色彩鮮やかに描かれたまち並みと古写真から、昭和時代の桑名を懐古します。
⑧4階 読書テラス(天空の庭)前
<今昔写真展>郵便ポストと周辺
市民の皆さまから提供していただいた古写真の中から、昭和の郵便ポストの写真と、現在(平成)の様子を撮影した写真を展示しています。
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その他、図書館では古写真にまつわる思い出、記憶の収集も行っています。
館内に設置している用紙にぜひご記入ください。
また、お子さまもご参加いただけるクイズラリーも実施しています。
皆様のご来場、お待ちしております。