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第12回「昭和の記憶」収集資料展 開催中です!
2017年10月2日(月)|投稿者:kclスタッフ
第12回「昭和の記憶」収集資料展
「吉田初三郎画 鳥瞰図と在りし日の桑名」
【開催期間】2017年9月28日(木)~10月24日(火) ※水曜日休館
【時間】9:00~20:30
【場所】くわなメディアライヴ 3・4階 桑名市立中央図書館内
※入館無料
昭和12年(1937)4月1日に桑名町と西桑名町が合併し、「桑名市」となって今年で80年を迎えました。
第12回「昭和の記憶」収集資料展では、一昨年確認された、鳥瞰図絵師・吉田初三郎(1884-1955)の描いた「西桑名」鳥瞰図の原画と共に、桑名の昭和の歴史をふり返る展示を行っています。
「大正の広重」と称され全国で活躍した吉田初三郎の描いた原画には、日本一短い市電と呼ばれた「桑名電軌」の線路や、かつて存在していた様々な建物、桑名の名所であった“桜堤防”などが描かれ、当時の桑名の様子を生き生きと伝えてくれます。
館内随所で古写真やパネル展示を行っている他、講演会も開催いたします。ぜひ、お越しください。
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【講演会】
追加募集中!ぜひご参加ください!
◆10月21日(土)14:00
『桑名の歴史を残した男”伊東富太郎”』
桑名市立中央図書館 石神教親
場所|中央図書館 4階 研修室2
※講演会中は、研修室2の入室不可
定員|各日30名(先着順)
申込|直接中央図書館の窓口もしくはお電話でお申込みください
問合せ先|桑名市立中央図書館 0594-22-0562
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◆10月15日(日)14:00
『鳥瞰図「西桑名」と在りし日の桑名』
前桑名市文化財保護審議会会長 郷土史家 西羽晃 氏
15日の講演会、大変盛況でした!
ご参加いただきありがとうございました。
21日の講演会にもぜひご参加ください!
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今年度の「昭和の記憶」収集資料展は、中央図書館内各所が会場となります。
館内で配布しております、こちらのフロアマップを見ながら、それぞれの展示をご覧ください。
【展示内容】
①3階 一般特集コーナー
桑名の商店街 パネル・写真展示
桑名の商店街は旧城下町を中心に発展し、戦後は駅前を中心に人々に親しまれてきました。
寺町商店街や、駅前商店街などの歴史を、写真や地図で紹介します。
②3階 ティーンズコーナー
桑名市内小学校の沿革と教科書展示
桑名の学校の歴史を昭和期の写真と共に辿ります。また、昔の教科書を展示します。
③4階 郷土特集コーナー(歴史の蔵前)
桑名80年のあゆみ
昭和12年に桑名町と西桑名町が合併し、「桑名市」となった歴史や、昭和期の主な出来事についてのパネル展示を行っています。
④4階 研修室2
吉田初三郎鳥瞰図展示 ※講演会中は入室できません
鳥瞰図絵師・吉田初三郎が描いた桑名の鳥瞰図を展示しています。
一昨年存在が確認された「西桑名」の原画ほか、当館で所蔵する桑名を描いた鳥瞰図をぜひご覧ください。
⑤4階 展示ストリート
くわな古写真展とオーラルヒストリー*
古写真展では、昭和時代の桑名の出来事の解説とともに、市民の皆様にご提供いただいた桑名の懐かしい写真を展示しています。
*オーラルヒストリーとは・・・
当時を知る方に直接お話を伺い、その内容を記録としてまとめることで、口述歴史ともいいます。
当館では、昭和期の桑名に関するオーラルヒストリー収集を行っています。
当時の思い出などをご記入いただく記録用紙が各所にございますので、ご協力いただけましたら幸いです。
⑥4階 読書テラス (天空の庭)前
?伊勢湾台風写真展
市民の皆さまから提供していただいた、伊勢湾台風時の写真を展示しています。
甚大な被害を出した伊勢湾台風の、桑名市内の様子がわかる写真です。
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皆様のご来場、お待ちしております。
「大人の図書館ツアー」を開催しました!
2017年7月25日(火)|投稿者:kclスタッフ
6月25日に、「大人の図書館ツアー」をこちらのスケジュールで開催いたしました。
プログラムの内容や、当日の様子をご紹介いたします。
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担当スタッフによる、図書館の概要や、本の並び方の説明の後、
館内ツアーにて、返却ポストの内側や自動化書庫の仕組みなど
図書館の裏側を見ていただきました。
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「本はどのように並んでいるのでしょう?」
また、本を棚に返す配架体験では、該当の場所を見つけると「ここだ!」と言いながら、楽しそうに本を戻されていたのが印象的でした。
終了時刻には、「コツがわかってきたところだったのに・・・」と残念そうな声も聞かれました。
今回は、4階の郷土資料室「歴史の蔵」に入り、江戸時代に書かれた桑名藩士の親子の交換日記『桑名日記』『柏崎日記』を題材に、郷土資料の世界をじっくりとご覧いただきました。
『桑名日記』『柏崎日記』については、以前に紹介しましたこちらの記事をぜひお読みください。
渡部家の交換日記 ~『桑名日記』と『柏崎日記』(2016年8月5日)
「歴史の蔵」に入ると、「なんだか空気が違う!」という声が上がりました。
蔵の中には、年月を経た古文書や郷土資料文庫があり、資料群の生み出す空気があるのかもしれません。
蔵の中をひと回りしたあとは、机を寄せて、皆さんでお話していただきながら、資料を見ていただきました。
『桑名日記』の自筆本(写)では、日記を書いた平太夫さんの筆跡を感じながら、石取祭の記述をたどります。
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「ここに石取祭のことが書いてある!」
下の写真は、当時の住所録を手がかりに、平太夫さんの家を、江戸時代の絵図の中で探しているところです。
広げているのは「桑名藩城下図 文政8年(明治45年写)(『桑名藩史料集成 付図』所収)」という絵図で、 桑名藩士の家も記載されている興味深い資料です。
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「平太夫さんの家はどこでしょう?」
みなさん身を乗り出して、真剣なまなざしで探されていました。
紹介したい資料がたくさんあり、時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、ツアーに参加された方からは
「返却ポストや書庫の仕組みを知ることができて良かった」
「配架方法を今後に役立てたい」
「歴史の蔵にある、貴重書にふれることが出来た」
などのお声をいただきました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!
毎回ご好評いただいている『大人の図書館ツアー』
今後も、図書館のことをより深く知っていただき
図書館のご利用に役立つツアーを開催してまいります。
次回の開催も、ご期待ください!
<くわにゃん・志るべ>