気持ちについて
2026年11月1日(日)|投稿者:kclスタッフ
こんにちは、ばんぶぅです。
秋も深まり、そろそろ冬支度を考えるこの頃。
季節の変わり目は何となく体調がすぐれなかったり、気持ちがざわつく…なんてことはありませんか?
今月は、はじめにこちらの本をご紹介したいと思います。

『その、しんどさは「季節ブルー」』(長沼 睦雄/著 日本文芸社 2025.10)
気温や日照時間といった自然のリズムと上手に付き合い、自分自身を優しくいたわるためのケアを東洋医学、西洋医学の視点から教えてくれる本です。
不調の時は無理に元気になろう!とがんばるよりも、まずは「そう感じている自分」を認めてあげることが肝心。
なぜなら真面目な人ほど「あぁ、なんでこんな時に」と自分を責めてしまうからだそう。
「今はちょっと休んでね」のサインと受け止め、温かいお風呂にゆっくり浸かる、自然の中を散歩する…など「自分を大切にしている感覚」を持つことがケアにつながるようです。
セルフケアに役立つ方法として紹介されているひとつが“ジャーナリング”です。
頭の中にある感情を取り繕わず、そのまま紙に書き出します。
そして、数時間から数日おいて、今度は「なぜそう感じたんだろう?」と客観的に書き出した気持ちを整理します。
そうするとマイナスな感情は捨てられ、自分とはどんなことで何を感じる人間なのか、自己理解が深まるのだとか。
何だか自分の「取り扱い説明書」ができそうです。
調子を整えて、来るイベントシーズンを心から楽しみたいものですね♪
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さて「自分の気持ち」に続いて、「人の気持ち」に触れる本を3冊ご紹介します。
1冊目は、大人の切ない気持ち。

『月夜の森の梟』 (小池 真理子/著 朝日新聞出版 2021.11)
作家である夫、藤田宜永さんを亡くされた小池真理子さんのエッセイです。
喪失感を抱えつつ否応なく繰り返される日常の中に、亡き夫との会話やエピソードがふと蘇り、逝ってしまったことを思い知らされる。
そんな持っていき場のない感情が「その日その時の風景、そして自分の気持ちを、二度と巡ってこない瞬間として捉えたかった」と綴られています。
静かで美しい文章でありながら、どうしようもない哀しみが伝わり、たとえ同じ経験がなくとも愛する人の死を悼む心が想像できます。
小池さんの「他の誰とも共有できない」寂しさに、森や動物の生命が寄り添っているように感じられました。
2冊目は、女子高生(JK)のジェットコースターのように変化する気持ち。

『JK、インドで常識ぶっ壊される』(熊谷 はるか/著 河出書房新社 2021.12)
2018年夏、14歳。親の海外赴任により始まったインドでの生活。
異国の文化に出会い、驚愕し、自分がこれまで「普通」と思い込んできた常識を“ぶっ壊し”ていきます。
戸惑いながらも新たな価値観を受け入れていく姿に感心します。
多感な年頃の柔軟な感性に読んでいるこちらも突き動かされ、どんどんページをめくりたくなりました。
そして2020年、インドで迎えたコロナ禍。
路上に暮らすスラムの子どもたちのために、自分ができることはないか?と行動に移した矢先、無情にも一時帰国を余儀なくされ…それでも考えることを止めない熊谷さん。
あとがきに至るまで、その時々の気持ちを「伝えたい!」という強い意志が感じられる本です。
最後に、小学生の気持ち。

『一年一組せんせいあのね [1]』(鹿島 和夫/選,ヨシタケ シンスケ/絵 理論社 2023.5)
こちらは1981年に出版された『一年一組 せんせい あのね』が再編集された本です。
ヨシタケシンスケさんのイラストが加わりました。
疲れた気持ちをふっとほぐしたい時。
童心に帰って深呼吸をしたい時。
ぜひゆっくりページをめくってみてください。
図書館内でお読みいただく方はご注意! 笑い声を立ててしまうかも知れませんから。
あ、そうそう、笑ってばかりもいられません。
子どもの鋭い視点にハッとさせられる詩もあり、深く頷いてしまいました。
もっと子どもたちの詩に浸りたい方は、表情豊かな写真も掲載された初版本をどうぞ!
さらに色んな小学生の気持ちに触れられます。
どの時代においても、子どもたちが「自分の気持ち」を大切にされて育ちますようにと願いたくなる本です。
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読書にぴったりな季節、ぜひ図書館に足をお運びください。
〈紹介資料〉
『その、しんどさは「季節ブルー」』(長沼 睦雄/著 日本文芸社 2025.10)
『月夜の森の梟』 (小池 真理子/著 朝日新聞出版 2021.11)
『JK、インドで常識ぶっ壊される』(熊谷 はるか/著 河出書房新社 2021.12)
『一年一組せんせいあのね [1]』(鹿島 和夫/選,ヨシタケ シンスケ/絵 理論社 2023.5)
『一年一組 せんせい あのね』(鹿島 和夫/編 理論社 1981.2)
<ばんぶぅ>


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