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KCLスタッフブログ ~ブックとラック~

2020年12月15日(火)PM12:20|投稿者:KCLスタッフ

年末年始の休館と貸出延長のお知らせ

「ブックとラック」をご覧のみなさま、こんにちは。
桑名市立中央図書館の年末年始休館と、貸出期間延長のご案内です。
中央図書館では以下の期間が休館となります。

【休館期間】
12月28日(月)~1月3日(日)

※休館期間中の返却はくわなメディアライヴ1階の返却ポストをご利用ください。
ただし、CD、DVD、大型絵本・大型紙芝居、ゆめはま文庫、桑名市外から取り寄せた図書は破損のおそれがありますので、開館日にカウンターへお持ちください。

 

また、休館に伴い貸出期間の延長を行います。

【図書・雑誌の貸出期間延長】
12月14日(月)~12月27日(日)の貸出……3週間の貸出

※桑名市外から取り寄せた図書は、貸出期間が異なります。

【CD・DVDの貸出期間延長】
12月21日(月)~12月27日(日)の貸出……2週間の貸出

 

 

通常よりも一週間長くお借りいただけるとあって、毎年たくさんの資料が貸出されます。
この機会に、なかなか手を出せずにいた本にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?

 

 

館内にはテーマに沿った資料を集めた特集コーナーがございます。

▼3階一般書展示コーナー

11月一般特集『特撮・アニメーション』
展示期間:2020年12月22日(火)まで
日本が世界に誇る日本文化のひとつ【特撮・アニメーション】に関する資料をご紹介しています。

 

12月一般特集『冬ごもりハンドメイド』
展示期間:2021年1月26日(火)まで
おうち時間に挑戦できる、様々な素材での“手作り”を楽しめる資料をご紹介しています。

 

▼3階児童書・ティーンズ展示コーナー

12月児童特集『クリスマス』
展示期間:2020年12月27日(日)まで
クリスマスの由来やおはなし、料理や工作の資料をご紹介しています。

 

2020年12月-2021年1月ティーンズ特集『原作特集~映像化された本たち~』
展示期間:2021年1月28日(木)まで
映画、アニメ、ドラマ化された作品の原作を、読み継がれてきたものから新作まで展示し、ご紹介しています。

 

▼4階郷土資料展示コーナー

2020年11月-2021年1月郷土特集『秋山文庫~地域文庫コレクション~』
展示期間:2021年1月26日(火)まで

桑名藩の儒学者・秋山白賁堂(あきやま はくひどう)、その息子・寒緑(かんりょく)、罷斎(ひさい)の三人、そして彼らが遺した蔵書をパネルでご紹介しています。

 

何を読もうか迷った時は、ぜひ特集コーナーをご覧ください。

 

 

今年も桑名市立中央図書館をご利用いただき、ありがとうございました。
2021年もご利用・ご活用いただきますようよろしくお願い申し上げます。
よいお年をお迎えください。

<かぶら>

2018年11月27日(火)PM2:16|投稿者:KCLスタッフ

第13回「昭和の記憶」収集資料展にご来場いただきありがとうございました

9月27日(木)~10月30日(火)に、
第13回「昭和の記憶」収集資料展 「うつりゆく桑名のまち並み」を開催しました。

展示の様子

展示の様子

中央図書館内各所が「昭和の記憶」収集資料展の会場となり、図書館を訪れた多くの方が展示の前に立ち止まり、ご覧くださいました。

今年のテーマ「うつりゆく桑名のまち並み」を写真やパネルで展示したところ、
「懐かしい風景が見られて嬉しい」
「両親に声をかけて一緒に改めて来たい」
など、嬉しい声をたくさんいただきました。

 

また、10月20日(土)には、前桑名市文化財保護審議会会長 郷土史家 西羽晃先生による講演会『九華公園と松平定信』を開催しました。

講演会の様子

講演会の様子

平成30年度にご提供いただいた楽翁公(松平定信)百年記念祭(昭和3年[1928])関連資料にちなみ、松平定信や同年に整備された九華公園についてお話しいただきました。
長く桑名の郷土史を研究されている西羽先生ならではの講演内容に、参加された皆さまが引き込まれていく様子が印象的でした。

 

平成最後の「昭和の記憶」収集資料展となりましたが、今後も、多くの皆さまに桑名の歴史を知っていただけるような資料展を開催してまいります。

最後になりましたが、「昭和の記憶」収集資料展の開催にご協力いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
引き続き、「昭和の記憶」事業にご支援、ご協力いただきますよう、お願いいたします。

これまでの「昭和の記憶」収集資料展の様子はコチラでご覧いただけます。

 

2018年10月5日(金)PM1:58|投稿者:KCLスタッフ

第13回「昭和の記憶」収集資料展 開催中です!

第13回「昭和の記憶」収集資料展

「うつりゆく桑名のまち並み」

 

【開催期間】2018年927(木)1030(火) ※水曜日休館
【時間】9:00~21:00
【場所】くわなメディアライヴ 3・4階 桑名市立中央図書館内 展示コーナー各所
※入館無料

桑名市立中央図書館では、第13回「昭和の記憶」収集資料展を開催中です。
資料展では昨年に引き続き、鳥瞰図絵師・吉田初三郎(1884-1955)の描いた「西桑名」鳥瞰図の原画展示を行っています。

また、鳥瞰図「西桑名」を題材に戦前の桑名の歴史やまち並みを古写真とともに解説した冊子『鳥瞰図「西桑名」と在りし日の桑名』のパネル展示や、平成30年度収集資料より、昭和3年(1928)に桑名で実施された楽翁公(松平定信)百年記念祭関連資料の現物展示、うつりゆく桑名の今昔写真展など、平成最後の年に行う「昭和の記憶」収集資料展に、ぜひ、お越しください。

館内随所ではパネル展示を行っている他、楽翁公没後190年、九華公園整備90年にちなんだ講演会も開催いたします。
講演会は事前の申込みが必要となりますので、下記の案内をご確認いただき、ぜひ、お申し込みください。

クリックすると拡大します

クリックすると拡大します

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【講演会】
◆10月20日()14:00~

『九華公園と松平定信』
 前桑名市文化財保護審議会会長 郷土史家 西羽 晃 氏

※満員につき、申込みを終了しました。

場所|中央図書館 4階 研修室2
定員|30名(事前申込制、先着順)

申込方法|10月5日(金)9:00~
     直接中央図書館の窓口もしくはお電話でお申込みください
問合せ先|桑名市立中央図書館 0594-22-0562
=======================================

今年も、「昭和の記憶」収集資料展は、中央図書館内各所が会場となります。
館内で配布しております、こちらのフロアマップを見ながら、それぞれの展示をご覧ください。

スタンプラリーも開催中!クリックすると拡大します

クイズラリーも開催中!クリックすると拡大します

 

【展示内容】

①3階 ガラスケース
「昭和の記憶」事業 平成30年度収集資料より現物展示
昭和3年(1928)に松平定信没後100年を記念して実施された「楽翁公百年祭」に関する資料をご提供いただきました。
その他、当館文庫コレクション「秋山文庫」より、松平定信に関する資料をご紹介しています。

P1100358

?3階 ガラスケース

②3階 一般特集コーナー
<今昔写真展>桑名の名所・旧跡①

九華公園や七里の渡など、市民の皆さまから提供していただいた古写真を展示しています。
昭和から平成(現在)までの移り変わりを写真で紹介します。

P1100359

②3階 一般特集コーナー

③3階 ティーンズコーナー
<今昔写真展>桑名の名所・旧跡②
住吉神社や多度大社など、市民の皆さまから提供していただいた古写真を展示しています。

P1100360

③3階 ティーンズコーナー

④4階 「歴史の蔵」横
吉田初三郎画 鳥瞰図「西桑名」原画展示

大正から昭和にかけて活躍した鳥瞰図絵師・吉田初三郎が描いた鳥瞰図「西桑名」の原画(昭和9年、縦43cm、横194cm、絹本彩色)を展示しています。
仔細に描かれた戦前の桑名のまち並みをご覧ください。

P1100364

④4階 「歴史の蔵」横

⑤4階 「歴史の蔵」横
桑名古写真スライドショー
市民の皆さまから提供していただいた古写真を、モニター画面にスライド形式で投映しています。

P1100363

⑤4階 「歴史の蔵」横

⑥4階 郷土特集コーナー(「歴史の蔵」の前)
?<今昔写真展>桑名駅周辺
市民の皆さまから提供していただいた古写真より、桑名駅周辺の変化を紹介しています。

P1100342

⑥4階 郷土特集コーナー(「歴史の蔵」前)

⑦4階 展示ストリート
『鳥瞰図「西桑名」と在りし日の桑名』パネル展示
中央図書館では、鳥瞰図「西桑名」に描かれている名所・旧跡を取り上げ、これまでに収集してきた当時のその場所を写した古写真とともに、昭和時代の桑名の歴史を解説する郷土資料『鳥瞰図「西桑名」と在りし日の桑名』を作成しました。
資料をパネル化して展示するこのコーナーでは、色彩鮮やかに描かれたまち並みと古写真から、昭和時代の桑名を懐古します。

P1100349

⑦4階 展示ストリート

⑧4階 読書テラス(天空の庭)前
<今昔写真展>郵便ポストと周辺
市民の皆さまから提供していただいた古写真の中から、昭和の郵便ポストの写真と、現在(平成)の様子を撮影した写真を展示しています。

P1100353

⑧4階 読書テラス(天空の庭)前

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その他、図書館では古写真にまつわる思い出、記憶の収集も行っています。
館内に設置している用紙にぜひご記入ください。
また、お子さまもご参加いただけるクイズラリーも実施しています。
皆様のご来場、お待ちしております。

2018年9月3日(月)PM5:13|投稿者:KCLスタッフ

防災・危機管理課連携展示「防災意識を高めよう」を開催中です!

中央図書館では、防災週間にあわせ、防災・危機管理課と連携し、「防災意識を高めよう」展を開催しています。

明治時代に木曽三川流域で行われた三川分流工事(明治改修)の変遷をたどるパネルや、

来年60周年を迎える伊勢湾台風を振り返るパネル、防災グッズや図書館の関連書籍の紹介など、

館内各所で、防災について考える展示を行っています。

地域の治水事業や災害についての理解を深め、防災意識を高めましょう。

 

●主  催:桑名市役所防災・危機管理課(24-1397

      生涯学習・スポーツ課桑名市立中央図書館(22-0562

●展示期間:8月30日(木)から9月25日(火)まで

●展示場所:桑名市立中央図書館3・4階展示スペース

 

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画像をクリックで拡大します。(PDFファイル)

 

カテゴリー:イベント, 特集・展示 | コメント (0) | 
2018年8月11日(土)AM9:34|投稿者:KCLスタッフ

陸地測量師「館潔彦」をご存じですか?

※2022年6月10日
タイトル及び本文に誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。
 ×測量師 → 〇陸地測量師

 

こんにちは、「志るべ」です。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
最高気温は更新をつづけ、もはやがまんくらべのような毎日です。
とはいえ、やはり夏!!
海や山へ、この季節ならではのレクリエーションも楽しみたいものですね。

 

山といえば、8月11日は国民の祝日「山の日」です。
平成28年(2016)より施行された「山の日」は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としています。
この夏、「日本アルプス」にチャレンジされる方もおられるのではないでしょうか。
汗を流してたどりついた山頂から眺める景色は格別です。

燕岳から望む槍ヶ岳

北アルプスの「燕岳から望む槍ヶ岳」です。(スタッフ撮影)

登山は、現代でも楽しみと同時に危険を伴うスポーツですが、その昔、前人未到の「日本アルプス」に挑戦するというのはどのような道のりだったのでしょう。
今回ご紹介するのは、そんな登山に取り組んだ人々を描いた一冊です。

 

はじめの日本アルプス 嘉門次とウェストンと館潔彦と』(山村 基毅/著 バジリコ 2008)

『はじめの日本アルプス 嘉門次とウェストンと館潔彦と』 山村 基毅/著 バジリコ 2008

『はじめの日本アルプス 嘉門次とウェストンと館潔彦と』 山村 基毅/著 バジリコ 2008

嘉門次とは、上條嘉門次(かみじょう かもんじ,1847-1917 ※1918とする資料もあり)のことで、 弘化4年(1847)、上高地に生まれました。
山岳ガイドの草分けといえる人物で、終生、上高地を出ることはありませんでした。
ウェストンと館潔彦(たてきよひこ)、彼らふたりの水先案内人を務め、日本アルプスへと導きました。
当時、案内人に求められたのは、直接的には道案内や荷物の運搬でしたが、彼らは「正確な地理情報、卓抜した投降技術と生活技術、的確な気象判断と臨機応変の対応など」(『目で見る日本登山史』p119)を具えていたといわれ、登山家の篤い信頼を得ていました。
今も彼の曾孫によって、上高地に建つ嘉門次小屋は営まれています。

 

ウェストンとは、ウォルター・ウェストン(1861-1940)のことで、 日本における近代登山(スポーツや楽しみとしての登山)のパイオニアと言われる人物です。
明治21年(1888)、イギリスから宣教師として来日し、キリスト教を広める一方で趣味の登山を通して日本に近代登山を根づかせました。
上高地では、ウェストンを顕彰する碑が立てられ、例年6月に「ウェストン祭」が開かれています。

 

そして、館潔彦(たて きよひこ,1849-1927)ですが、 今回、特にご紹介したいのがこの館潔彦という人物です。
ご存じの方もおられるかもしれませんが、館潔彦は桑名にゆかりのある人です。
嘉永2年(1849)、桑名藩士の子として生まれました。
明治に入って、工部省の測量師として任官し、地図を作成するために各地の「三角測量」に従事しました。
退官後は桑名で暮しましたが、昭和2年(1929)、78歳で亡くなり、照源寺に眠っています。

 

山に登ったことのある方であれば、山頂や見晴らしのよいピーク(山の高くなっているところ)に「三角点」と書かれた標識があるのにお気づきのことと思います。三角点を目にすると、「登った!」という達成感もひとしおです。
登山愛好家の間では、この三角点に愛着を感じる人も多いようです。
図書館には、全国の三角点を紹介したガイドブック、『一等三角点全国ガイド[正]』(一等三角點研究會/編著 ナカニシヤ出版 2011)もあります。

 

とはいえ、「三角点」は登山の達成感を得るために設けられているわけではありません。
地図をつくるために行われる「三角測量」に必要な基準点なのです。

 

「三角測量」について、くわしくは国土地理院ホームページで紹介しています。
絵でわかる地図と測量』(中川 雅史/著 講談社 2015)、『地図を楽しもう』(山岡 光治/著 岩波書店 2008)もご覧ください。

 

日本の登山の歴史をたどると、趣味やスポーツとしての登山だけでなく、地図を作るための「測量登山」という一面がみえてきます。
全国を歩いて測量し、日本地図を完成した伊能忠敬(1745-1818)には圧倒されますが、伊能忠敬の地図「大日本沿海輿地全図」(『伊能図大全』所収)の空白部分を埋めるために、明治に入ると陸地の測量、測量登山が行われます。

 

そんな中、館潔彦は中部山岳地域の測量における先駆的な役割をはたしました。
地図作成のために道なき道を歩き、御岳、白馬岳、前穂高岳、乗鞍岳、立山、と誰もが知っている「日本アルプス」の山々の三角点を選点(位置を決める作業)しています。

 

前穂高岳の選点の際には、館潔彦と思われる人物が滑落し、奇跡的に命びろいしたという逸話も語られています。
今や測量にも人工衛星が用いられる時代となりましたが、文字通り命がけで測量登山に挑んだ先人たちによって、地図は作られてきたのですね。

 

「山に親しみ、恩恵に感謝する」ためにも、「日本アルプス」へ行きたいのはやまやま(!)ですが、なかなかそうもいきません。そんな時にはぜひ、図書館でその雄大な姿をご覧いただきたいと思います。
紀行文でたどっていただくこともできます。

深田久弥-0001

『日本アルプス百名山紀行』深田 久弥/著 河出書房新社 2000(※版元品切れ中)

一般特集コーナーでは、海や山の本を取り揃えご用意しています。

 

そして、この夏実際に、「日本アルプス」にチャレンジされる方は、どうぞお気をつけてお楽しみいただきますように。
山の思い出とともに図書館へお越しいただくのをお待ちしております。

 

<参考図書>
はじめの日本アルプス 嘉門次とウェストンと館潔彦と』 山村 基毅/著 バジリコ 2008  291.5ヤ(一般)
目で見る日本登山史』 山と渓谷社/編 山と溪谷社 2005  786.1メ(一般)
一等三角点全国ガイド[正]』 一等三角點研究會/編著 ナカニシヤ出版 2011  291イ(一般)
一等三角点全国ガイド 続』 一等三角點研究會/編著 ナカニシヤ出版 2013  291イ2(一般)
日本登山史』 山崎 安治/[著] 白水社 1977  786(書庫)
絵でわかる地図と測量』 中川 雅史/著 講談社 2015  448.9ナ(一般)
地図を楽しもう』 山岡 光治/著 岩波書店 2008  Y448ヤ(ティーン)
伊能図大全 第1~7巻』 [伊能 忠敬/著],渡辺 一郎/監修 河出書房新社 2013  291イ1~7(一般)
白籏史朗の日本アルプス 写真紀行』 白籏 史朗/著 新日本出版社 1990  D748シ(一般)
日本の名山・花彩彩 白籏史朗写真集』 白籏 史朗/著 新日本出版社 1996  748シ(一般)
日本アルプス百名山紀行』 深田 久弥/著 河出書房新社 2000  291.5フ(一般)
郷土史を訪ねて』 西羽 晃/著  朝日新聞社名古屋本社 2001 291.5ニ(一般)
三角点・水準点をつくった人 近代の測量から現代まで』 西田 文雄/著 文化評論 2014  L512ニ(歴史の蔵)
私の履歴書 経済人32』 日本経済新聞社/編  日本経済新聞社 2004 Z281ワ32(全集)

<志るべ>