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『くもりときどきミートボール』
(ジュディ・バレット/文,ロン・バレット/絵,青山 南/訳
ほるぷ出版 2004年刊)
「空から食べものが降ってきたらいいのになぁ」
空から雨や雪が降るように、おいしい飴やジュースが降ってきたらいいなと、一度は考えたことがある人は多いと思います。この絵本は、おじいちゃんが寝る前にしてくれた、おかしな町のお話です。
カミカミゴックンという町では、1日に3回食べものが空から降ってきます。
例えば、ソーセージにジュースにトーストなど。
そのかわり、雨は降りません。町の天気予報は、何が降ってくるかという予報です。
メニューは天気次第なので、何が降ってくるのかワクワク感があって楽しそうです。
わたしが衝撃を受けたのは、空から降ってくる食べ物は必ずしも私たちの用意した皿の上に落ちてくるわけでないということです。
当たり前のことですが、小さい頃の想像の中では自分の口の中、あるいは自分の前に落ちてきてくれる食べものしか考えていませんでした。
でも、道に落ちたり、屋根の上に落ちたり、いろいろなところに食べものが降ってきます。
道に落ちてしまった食べものはそのまま放置すると腐ってしまうので、専門の人が毎日掃除してくれます。
料理をする必要はありませんが、かわりに掃除を毎日こまめにしないといけません。
毎日こまめに掃除するのが苦手な私は、カミカミゴックン町では暮らせないです。
具体的に想像すると、楽しいことだけじゃなく、いろいろ大変なこともあることがこの本を読んで気づかされました。
どういうことが起きるのか、いろいろな角度から考える大切さを知りました。
楽しくおいしい生活を送っているカミカミゴックン町の人たちですが、だんだん天気がおかしくなっていきます。
ずっと同じものが降り続けたり、どんどん大きくなったり…。
異常気象に困った町の人はどうするのか、ぜひ読んで確かめてみてください。
▼本の貸出状況は、こちらから確認いただけます
『くもりときどきミートボール』
▼書影画像元
ほるぷ出版
※次回更新は2021年7月16日(金)の予定です