“ダーニング”してみませんか?
2026年9月3日(木)|投稿者:kclスタッフ
こんにちは、志るべです。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
日中の焼けるような日射しはまだまだ“夏”
と思っていると、急に寒い日がやってきたりして……
最近はちょうどいい時期が短くなっているような気がします。
温暖化のせいでしょうか? 四季のある暮らし、失いたくないですね。
季節の変化には、日々の生活をリセットしてくれるようなところがあります。
気候に合わせて衣服を入れ替える衣替えも、なんだか気持ちがあらたまるものです。
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ところで、衣替えの時に出してきた服を見て、ずいぶんくたびれているなあって思うことありませんか?
去年着ていた時には感じなかったのに、改めて見るとなんだか……
シミや穴まで発見して、気に入っていたけれどもう着られない。
そう思ったあなた、ちょっと待ってください!

『自分でできる!洋服のお直しとリメイクの本』(香田 あおい/著 PHP研究所 2012.2)
お気に入りの服はシミを見つけてもなかなか捨てられないもの。
この本には、「簡単お直しとリメイク」のアイデアが詰まっています。
たとえば、袖口はどうしても汚れがち。それなら汚れた部分は切りとって、長袖のシャツは七分袖にするといった方法が提案されています。
着られないけど捨てられない、そんな服をよみがえらせてくれる一冊です。
とはいえ、いかにも「繕いました」というのはちょっと残念。
どうせならかわいく素敵に仕上げたいものです。
そこで“ダーニング”
“ダーニング”とは、ヨーロッパに古くから伝わる衣服の修繕方法です。穴があいたり、擦り切れた箇所を針と糸でなおします。単に穴を隠すのではなく、糸の色を工夫して新しいデザインとして衣服をよみがえらせるのです。
まず、靴下から始めましょう。

『hikaru noguchiはじめての靴下ダーニング』(野口 光/著 日本ヴォーグ社 2024.8)
つま先、かかと、足底、履き口の繕い方の解説と、薄手の靴下からモコモコの部屋履きまで、それぞれの厚さに合わせた糸の選び方やステッチ、デザインが紹介されています。
かかとが薄くなって透けて見えるけれど、ゴムはまだしっかりしている。このかかとさえカバーできればまだ十分履ける。それに履きやすくて、何より気に入っている。そんな靴下をお持ちの方、やってみませんか?
このダーニングに欠かせないのが、“ダーニングマッシュル-ム”というキノコ型の木製の道具。この道具を穴に固定して作業を進めます。もちろん“ダーニングマッシュル-ム”があればいいのですが、なくても大丈夫です。「おたまの底でも代用できます」と書いてあります。
かくいうわたくし志るべの手元にもダーニングするのにぴったりな靴下はあるものの、“ダーニングマッシュル-ム”がありません。とりあえず“おたま”で やってみましょう。
少々失敗しても平気。すでに穴があいている靴下ですしね。
著者の野口さんも「そもそも靴下のダーニングに上手とか下手とか、正しいとか間違っているなんてない」と書いています。
ポイントは、裏にあて布をして一緒に刺していくところにあるようです。
やってみると、穴がしっかりカバーされて、糸の色がデザインになって、意外と素敵。
靴下、復活しました!
針仕事が苦手な方でも大丈夫です(たぶん)
お手頃価格の靴下がやたらと丈夫で履き心地がよかったり、その逆の場合もあります。お値段とお気に入りは必ずしも一致しません。結局、着やすいものを選んで、いつも同じものを身に着けているような気がします。
最後の一冊は絵本。
とても大切にされたコートのおはなしです。

『おじいちゃんのコート』(ジム・エイルズワース/文,バーバラ・マクリントック/絵,福本 友美子/訳 ほるぷ出版 2015.10)
洋服の仕立て屋のおじいちゃんは若い頃、結婚式のためにコートを仕立てました。
どこへ行くにも、なにをするにも着ていたお気に入りのコート。少しずつすりきれてぼろぼろになりました。そこでおじいちゃんは、コートの破れていない部分を使って、上着を仕立てました。その上着もしだいにぼろぼろになり、次はベストに。おじいちゃんのコートはどんどん形を変えていきます。
そして、最後に残ったものは……
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穴だってシミだって自由な発想でデザインに変えることができます。
その変化を楽しみながら、長く使っていけるといいですね。
たとえささやかでも、ものを大切にする行動は温暖化ストップの一助になるかもしれません。
やっぱり四季のある暮らしをつづけていきたいなって思います。
衣替えを機会に、“ダーニング”してみませんか?
<紹介資料>
『自分でできる!洋服のお直しとリメイクの本』(香田 あおい/著 PHP研究所 2012.2)
『hikaru noguchiはじめての靴下ダーニング』(野口 光/著 日本ヴォーグ社 2024.8)
『おじいちゃんのコート』(ジム・エイルズワース/文,バーバラ・マクリントック/絵,福本 友美子/訳 ほるぷ出版 2015.10)
<志るべ>


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