雨をたのしむ
2010年6月14日(月)|投稿者:kclスタッフ
例年よりも数日遅れて、今年も梅雨がやってきました。
みなさんは雨、お好きですか?
雨の日というと、外出のときは足もとが悪いし
室内にいても じめじめ じとじと…
それが続く梅雨の季節はちょっと苦手、という方も
いらっしゃるかもしれません。
でも、雨って迷惑なだけではありません。
今回は雨の魅力が満載の
ぐりこ おすすめ「雨の本」 をご紹介します!
◇「雨の事典」 レインドロップス/編著
北斗出版 (分類番号:451.6/ア)
こちらは、雨にまつわるあらゆる話題を取り上げた
雨づくしの贅沢な一冊。
風土・気象の知識のみならず、
雨の漢字やことわざ、言い伝えのほか、
文学作品、絵本、映画、歌謡曲を取り上げたり、
傘のお洒落や、雨天時のスーパーでの商品の売れ行き、
さらにはラクダのコブの話や、雨水活用の技術まで、
非常に幅広い話題で、私たちと雨との関わりについて
軽妙に語られています。
本当に興味深い濃い内容で、私 ぐりこ の大好きな本です。
◇「雨のくに」 佐藤 秀明/著
ピエ・ブックス (分類番号:748/サ)
こちらは四季を通して、日本の雨の風景を撮った写真集。
ある時は雨の桜の木の下を。
ある時は民家の間の濡れた石畳を。
日本各地のさまざまな雨の情景が
静かに写真に収められていて、
どこか懐かしい気持ちになれます。
いちにち雨が止まない日に、雨の音に包まれながら
おうちの中でしっとりと眺めたい一冊です。
◇「滴」 津田 洋甫/著
光村推古書院 (分類番号:748/ツ)
最後に紹介するのは、
自然の中の“滴”ばかりを集めた、少し珍しい写真集。
花や木の葉についた小さな水は、きらきらと光を集めて
ほんとうに美しい…。
雨上がりの、
明るくすがすがしい空気が待ち遠しくなる一冊です。
いずれも図書館にございます。
いやーな雨の見方も変わる、
心が潤うような素敵な本たちですよ。
よろしければご一読くださいませ。
ぐりこ
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