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『おじいちゃん』
(ジョン・バーニンガム/さく,たにかわ しゅんたろう/やく
ほるぷ出版 1985年刊)
おじいちゃんと孫の絵本は、中央図書館にも、本当にたくさんあります。
でも、なぜかこの絵本にひかれてしまいます。
お話は、おじいちゃんと孫の何気ない会話で進みます。
特別な出来事があるわけではなく、祖父と孫のどこにでもある普通の会話です。
やさしい色の絵からは、うたっている時の楽しい感じ、ままごとをしているおじいちゃんの付き合ってあげている感、ケンカをしたときの気まずい感じ…
二人の間の距離感や、微妙な雰囲気が伝わってきます。
終盤、はっきりとした言葉があるわけではありません。
ただ、いつもおじいちゃんが座っていた椅子が描かれているだけです。
余韻が残ります。
あったかくて、じーんとする そんな本です。
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『おじいちゃん』
▼出版社/書影画像元
ほるぷ出版
※次回更新は2022年12月9日(金)の予定です