6月の楽しみ
2026年6月2日(火)|投稿者:kclスタッフ
こんにちは、なばなです。
6月、梅雨ですね。
この季節はハナショウブが見頃です。
ハナショウブは桑名市の花で、県内でも有数の生育地である九華公園で見ることができます。
雨に濡れたハナショウブの風情ある様子は、今しか見られない光景です。
今回はそんな花の季節に因み、「植物」に関する本を紹介したいと思います。
まず一冊目はこちらです。

『物語のある花図鑑』(杉原 梨江子/文,板垣 夏樹/絵 エクスナレッジ 2025.12)
古来より花には伝説や神話などの美しい物語がありました。
そんな花にまつわる逸話を、繊細な絵とともに紹介した図鑑です。
おとぎ話の画集のような挿絵と情緒的な花の物語は、絵を眺めるだけでも、じっくりと読んでも楽しめます。
その他にも、花の原産地や、開花時期、花言葉などが載っています。
美しい花の世界がぎゅっと詰まった素敵な一冊です。
続いてはこちらの本です。

『世界史を大きく動かした植物』(稲垣 栄洋/著 PHPエディターズ・グループ,PHP研究所(発売) 2018.7)
農業の始まりや産業革命などの、人類の歴史の転換期に関わってきた植物を紹介した本です。
ジャガイモや小麦といった今や生活に欠かせない植物が、歴史にどのような光と影をもたらしたのか。
綿の大規模栽培で環境が破壊されてしまったアラル海の話など、一つ一つの植物に驚くようなエピソードがあり、好奇心を刺激されます。
歴史的な話はもちろん、植物の生態や特徴も書かれていて、馴染みの植物の意外な側面を知ることができるのも興味深いです。
世界史と生物学のどちらの視点からも楽しめる貴重な一冊です。
最後はこちらの本です。

『雑草学研究室の踏まれたら立ち上がらない面々』(稲垣 栄洋/著 小学館 2023.9)
先の本と同じ著者で、こちらは大学の雑草研究室のゼミのお話です。
実は雑草と呼ばれる植物には、まだまだわからないことがたくさんあります。
雑草が小さな花を咲かせる仕組み、芽を出さないエノコログサの謎、「天空の里」に残るイタドリの奇妙な言い伝え。
この本を読めば、雑草の不思議で賢い生態が見えてきます。
雑草の謎を解き明かしていくのは、個性的な研究生たち。
教授に見守られながら、それぞれの個性を生かして地道に答えを探っていきます。
雑草の謎を解いていく過程はミステリー小説のような興奮があり、彼らの成長には胸が熱くなります。
雑草も人間も、よく知ればこんなにも面白い。
雑草学を学びたくなる一冊です。
じめじめして困ることの多い梅雨ですが、植物にとっては恵みの雨の大切な時期。
その恵みを感じつつ、楽しく過ごしたいですね。
外出して、あるいは家で本を通して、この時期ならではの植物の美しさを楽しんではいかがでしょうか。
<参考資料>
『物語のある花図鑑』(杉原 梨江子/文,板垣 夏樹/絵 エクスナレッジ 2025.12)
『世界史を大きく動かした植物』(稲垣 栄洋/著 PHPエディターズ・グループ,PHP研究所(発売) 2018.7)
『雑草学研究室の踏まれたら立ち上がらない面々』(稲垣 栄洋/著 小学館 2023.9)


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