kcl桑名市映像アーカイブスに13点追加されました☆

2015年4月9日(木)|投稿者:kclスタッフ

「ブックとラック」をご覧のみなさん、こんにちは。hanami_kuma
 今年も満開の桜の下、お腹いっぱい美味しいものを
食べられて幸せな
<かぶら>です。

 

 

 

昨年10月のリニューアル以来、ご好評いただいておりますアーカイブスに、
新しい映像が13点追加されました!

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石取会館が完成した当時のニュースや、薩摩義士の法要の様子など
今回初めて追加されるジャンルの映像もあります。

 

私<かぶら>が特に心に残った映像は、
「山本美香賞 伊藤めぐみさんインタビュー」

 

2012年、シリアでの取材中に命を落としたジャーナリストの山本美香さん。

当時大きくニュースや新聞で取り上げられたので、
ご存知の方も多くいらっしゃるかと思います。

 

あの事件の後に設立された”一般財団法人 山本美香記念財団”が
「山本美香(享年四五)のジャーナリスト精神を引き継ぎ、 果敢かつ誠実な
国際報道につとめた個人に対して贈ろうとするもの」
財団HPより引用)
として作られたのが、”山本美香記念国際ジャーナリスト賞”です。

 

その記念すべき第一回の受賞者が、桑名市出身の伊藤めぐみさん!

 

高校生の時に起きたイラク戦争のニュースにショックを受け、
勉強会に参加するようになった伊藤さん。
その一年後に、イラク人質事件が起きました。

 

映像会社に就職した伊藤さんは、イラクで人質となった日本人3名は
今どうしているのかと思い、彼らに会いに行ったそうです。
「人質としてイラクに居たときよりも、日本に帰ってからのほうが辛かった」
そうカメラに答える彼が手にしているのは、見ず知らずの人々から送られてきた、
彼らの行動・人権を否定する多くの手紙でした。
彼らの今の声を聞き、伊藤さんが作成したのが
今回の賞を受賞するきっかけとなったドキュメンタリー映画『ファルージャ』です。

 

アーカイブス映像の中で、ほんのわずかな時間映されたその文面に、
私は大きくショックを受けました。
事件当時、私は高校生。
ニュースや新聞で告げられた人質解放の言葉に、素直に喜び、
安堵したのを覚えています。
しかし、その後の彼らに襲いかかったこの事実は知りませんでした。

 

私と歳の近い伊藤さんが考え、立ち上がり作成されたこの映画を、
このアーカイブス映像で知ることが出来たのは、
私に事実から眼をそらさない強さを教えてくれました。

 

映像の中で伊藤さんは、
「戦争はいけない、と教わったのに」
とおっしゃっていました。

 

教わるだけでなく、それに対して考え、行動すること。
わかっているものの、なかなか行動に移せない私には、
伊藤さんの姿がとても眩しく映りました。

 

 

普段流される多くのニュース映像。
その中に、見落としてはいけない大切なことがあったのかもしれません。

 

地元にまつわるニュース映像をまとめたアーカイブス。
ぜひ一度、ご覧ください。

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< かぶら >

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