4月最初のイベント

2024年4月1日(月)|投稿者:kclスタッフ

こんにちは、なばなです。

春麗らかな日、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

 

4月1日は、エイプリールフールです。

エイプリルフールとは、どのような日なのでしょうか? なぜ嘘をついてもよいのでしょうか?近年は、企業や組織などが嘘のニュースやコンテンツを発信しており、どれもおもしろい嘘ばかりです。この機会に嘘に関する本を読んでみては、いかがでしょうか。

 

最初にご紹介するのは、こちらです。

 

『大きな嘘と騙されたい人々』

(マーク・カーランスキー/著,橋本 恵/訳  あすなろ書房 2023.8)

 

いつの時代も噓を活用する為政者がいました。なぜ人は「大きな噓」にだまされてしまうのか、世界的ベストセラー作家が歴史上の大きな噓を検証し、正しい判断をするためのヒントを示しています。

 

次にご紹介するのは、こちらです。

『世界を騙した女詐欺師たち』

(トリ・テルファー/著,富原 まさ江/訳 原書房 2023.2)

 

本書は、カリフォルニアで起きた「マリーアントワネットの首飾り事件」についてです。2018年のカリフォルニアで発生した、史上最大のボランティア詐欺です。登場する

女詐欺師の生き様は実に多様で、19世紀末から20世紀にかけてアメリカに生きたキャシー・チャドウィック。噓一つで、銀行家や実業家から数百万ドルの大金を巻き上げました。

前世紀初頭の欧米に、革命の犠牲となったロシア皇帝のニコライ二世の四女・アナスタシアを名乗る女性が出現し、己を裕福に見せ、富豪一族にふさわしい財産の持ち主だと信じさせました。そんな女性を描いた1冊です。

 

最後は、こちらの1冊です。

 

『嘘の樹』

(フランシス・ハーディング/著,児玉 敦子/訳 牧野千穂/装画 大野リサ/装幀 東京創元社 2017.10)

 

2015年に、コスタ賞(旧ウィットブレッド賞)の児童文学の全部門を受賞し、2017年に刊行された『影を呑んだ少女』の最終候補作に選ばれました。

19世紀英国を舞台に、嘘をつき続けながら、真実を問う不思議な木を描いています。

 

今回は嘘に関する本を3冊ご紹介しました。

「嘘」を「嘘」だと告げることができる、エイプリルフールこそ、正直な日なのかもしれませんね。

 

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