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★POP第8回「10年後に残したい1冊」好評展示中★

2015年8月8日(土)|投稿者:kclスタッフ

kozaki「ブックとラック」をご覧のみなさまこんにちは。
水郷花火大会や石取祭など、賑やかな夏の行事が
終わりを迎え、少し切ない < くわにゃん >です。

8月の行事といえば、お盆がありますよね!

お盆は、ご存知の通り先祖の霊を迎えてまつる、仏教の行事です。

お正月とともに、大切な年中行事で、さまざまなしきたりや風習が
各地で今も受け継がれています。
8月13日の朝、先祖の霊を迎えてもてなすための用意をします。
正式には、盆棚を座敷につくりますが、最近では仏壇の中や、
仏壇の前に置いた小机に、お供え物や盆花などを並べるのが一般的です。

私は初めて盆棚を見ましたので、一例ですがご紹介させていただきます。

(引用:ポプラディア情報館 年中行事P.115より)

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今年は、盆棚を用意して例年とは一味違ったお盆を迎えられてはいかがでしょうか。
日本のしきたりに関する本は、図書館に数多くありますので、興味のある方はぜひ参考にしてくださいね!
(参考文献:ポプラディア情報館 年中行事 ポプラ社 2009年)

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皆様に長らくご好評いただいておりました、
「教えて!あなたのおすすめ本」のPOP展示が、いよいよ最終回となりました。

「お気に入りの特集です!」というお声や、
「新しい本に出会うことができました」などというお声を聞くたびに、
みなさまと、本との出会いのお手伝いができている実感が湧き、
とても嬉しく思っています。

今回は最終回ということもあり、テーマはズバリ!!

10年後に残したい1冊」!!

今回も、たくさんの想いのつまったPOPが勢ぞろいです!
数ある力作の中から、一部をご紹介いたします!

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展示期間は、2015年9月29日(火)までを予定しておりますので、
図書館に来られた際は、ぜひ10年ありがとうイベント特集コーナー(新刊コーナー横)
をご覧ください!!

★★たくさんの方にご参加いただき、心より御礼申し上げます。
これからも、新たな本との出会い、読書のつながりが広がりますように…★★

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最後に、私< くわにゃん >の10年後に残したい1冊をご紹介いたします。

「盆まねき」富安 陽子/作,高橋 和枝/絵(請求記号:913/ト)

富安陽子さんの、ユーモアたっぷりの「ホラ」がつまっていて、
タイトルにもあるとおり、お盆の時期にぴったりの読みものです。
子ども達はもちろん、大人のみなさんも楽しんでお話の世界に入ることができますよ!
この本の一番最後に収録されている、
”もうひとつの物語”ーさいごにほんとうのお話をひとつー
には、戦争についてが書かれており、思わず涙が流れます。
今年で終戦70年を迎えます。
富安陽子さんは、このお話のしめくくりとして
「今年も、来年も、めぐりくる夏が、いつまでも平和でありますように。」
と願われています。
私も、そう願わずにはいられません。
(参考文献:盆まねき 富安陽子作 偕成社 2011年)

< くわにゃん >

 

 

4階特集『絵図で見る石取祭』展示中★

2015年7月23日(木)|投稿者:kclスタッフ

ブックとラックをご覧のみなさん、こんにちは。
大好物のスイカが美味しい季節になり、毎日幸せに過ごしている
< かぶら >です。ee4d354f-s

 

本格的な夏の暑さに、ぐったりとしてしまうこの時期ですが、
桑名っ子には待ち遠しいイベントも近づいてきましたね♪

夕方になると、どこからか聞こえてくる太鼓や鉦の音・・・
そう!天下の奇祭・石取祭です!!

今年は8月1日(土)・2日(日)に行われる石取祭。
年に一度のお祭に胸を躍らせて、日々を過ごしている方が多いのではないでしょうか?

桑名の石取祭が初めて歴史資料に登場するのは、江戸時代に船馬町で酒屋を営んでいた太田忠右衛門吉清が、慶長4年の秋から慶長20年の正月までの事柄を記した私記『慶長自記』の慶長18年の頃です。

「七月十七日石取アリ」と記され、河口で船で石を採っているとあるだけで詳細はわかりませんが、おそらく当時は採石が主で、今のように春日神社への奉納などはなかったのでしょう。
今のような”祭礼”というよりは、”民間習俗”に近かったのかもしれません。

また、江戸時代の桑名の風景を収めた『久波奈名所図会(全3巻)』には、
石取祭で賑わう桑名の町の様子が描かれています!

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クリックすると拡大します!

 

現在、私たちがよく目にする祭車と同じく、各町によって祭車の飾りが異なるのは同じようですが・・・

ん?

ん?

おや・・・?

ネズミ?

!!?

!!?

な、何だこの飾り物たちは!!

一緒に描かれている人達の大きさと較べると、随分大きな飾りだったのではないかと思います。
しかし、一体この祭車飾りにはどんな思い・願いが込められていたのでしょうか・・・。

この謎を解き明かしたい!
もっとじっくり石取祭の歴史について知りたい!
という方はぜひ、現在4階郷土特集コーナーで開催中の
「絵図で見る石取祭」をご覧ください☆

上記の祭車の絵が載っている『久波奈名所図会(全3巻)』や、
桑名石取祭について調べ上げた『桑名石取祭総合調査報告書』など、
読み始めたら止められない、面白い資料をたくさん展示しております!

 

< かぶら >のオススメは、今年6月に出版されました『写真アルバム 桑名・いなべの昭和』!
この中には、昭和の頃の石取祭祭車の写真があり、江戸時代とも現代とも違う石取祭の姿を見ることが出来ます。
図書館にお越しの際は、ぜひ一度お手にとってご覧ください♪

 

▼参考資料

『久波奈名所図会 中』魯縞庵義道/著,久波奈古典籍刊行会/編 AL292ギ
『桑名石取祭総合調査報告書』桑名市教育委員会/編 AL386ク
『写真アルバム 桑名・いなべの昭和』樹林舎 AL221シ
『絵本名物桑名時雨蛤』松本包高/著,久徳高文/編 AL292マ

 

< かぶら >

“図書館を使った調べる学習”を応援します!

2015年7月16日(木)|投稿者:kclスタッフ

「ブックとラック」をご覧のみなさん、こんにちは。
小学生の頃の自由研究では、
地元の提灯について取材や調査を重ねた< ぐりこ >です。

夏休みも目前に迫り、今年も”調べる学習”の季節がやってきました。
小学生、中高生のみなさん、今年の自由研究のテーマはもう決まりましたか?

夏休みは、日頃から疑問に思っていることや自分の好きなもののことを
時間をかけて調べるチャンス!

桑名市立中央図書館では、今年も調べる学習相談窓口を開設し、
みなさんの調べる学習を全力でサポートします!

調べる相談窓口2015ポスター

【調べる学習相談窓口】

開催日時 7月18日(土)~8月31日(月) 13:30~17:00
場所 桑名市立中央図書館 児童コーナー
※混雑時の相談時間は30分を目安とさせていたきます。

調べる学習相談窓口では、参考になる資料の案内や、
調べかた・まとめかたについて
総合的にサポートいたします。
それぞれの進捗に合わせて丁寧に対応させていただきますので、
期間中であれば何回来ていただいてもかまいません!

調べたいテーマが決まったら、気軽に相談に来てくださいね。

完成した力作は、ぜひ図書館を使った調べる学習コンクールに応募してみませんか?

調べる学習コンクールチラシ

※クリックするとPDFでご案内をご覧いただけます※

【第11回桑名市図書館を使った調べる学習コンクール】

<募集する作品>
★桑名市在住・在学の小学生以上の方の図書館を使った「調べる学習」の作品
★調べるテーマは自由!(応募者本人が作成し、未発表のもの)
★作品のまとめの目安
サイズ:小学生はB4サイズまで 中学生以上はA4サイズまで
ページ数:50ページ以内(目次、参考文献一覧を除く)
※集めた情報をまとめた資料集を「別冊」として添付することもできます。

★応募締切 平成27年9月8日(火)必着 ※学校への提出締切は各学校で確認してください。
★作品の提出先
市内の小中学校に在学の方⇒ ご自分の通う学校
市内在住で市外の小中学校に在学の方⇒ 中央図書館・ふるさと多度文学館・長島輪中図書館
高校生・大人⇒ 中央図書館・ふるさと多度文学館・長島輪中図書館

⇒「図書館を使った調べる学習コンクール」(全国版)についてはこちら
(公益財団法人・図書館振興財団HP)

 

【調べる学習コンクールの説明会開催】
開催日時 7月24日(金)午後2時、7月26日(日)午前10時30分
開催場所 中央図書館 4階 研修室2
内容 「図書館を使った調べる学習コンクール」の作品づくりのポイントについての説明
対象 小学生以上(小学3年生までの方は保護者・同伴者が必要です)
定員 各日30人(先着順)
参加費 無料
申込方法 中央図書館の窓口・電話にて受付いたします。

 

自由研究特集コーナーこのほか、児童特集コーナーでは
自由研究に役立つ本も展示中です。

どんなことを調べようか、
テーマや方法を決めかねている人は、
いろいろな本をめくってみると
ヒントがあるかも☆

また、調べる学習コンクールの
過去の入賞作品の複製も展示
しています!

コンクールについては
こちらの過去のブログ記事もご参照くださいね。

 

調べる学習コンクールでは、子どもだけでなく、大人の方の作品も募集しています。
調べる楽しみ、学ぶよろこびを、大人ならではの視点で表現してみませんか?

今年も多くのみなさんのご参加をお待ちしております!

 

< ぐりこ >

「何度も読み返す1冊」、「10年後に残したい1冊」

2015年6月16日(火)|投稿者:kclスタッフ

ブックとラック をご覧のみなさま、こんにちは。平八郎です。
この地方も梅雨入り宣言がなされ、雨の日が続きますが、雨天時は読書が捗るので私は好きです。

 

今回のブックとラックですが、10年ありがとうイベント特設展示コーナーにおいて
「教えて!あなたのおすすめ本」
POP展示が更新されました。
新たにオススメされた本は、
こちらの記事でも募集をいたしました

「何度も読み返す1冊」

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画像をクリックで拡大します

 

葦編三絶という四字熟語があるように、良い本は何度も繰り返し読みたくなります。
展示コーナーには、図書館を利用されるみなさまの、“葦編三絶”な図書が並びました。

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画像をクリックで拡大します

掲示されているPOPを、一部分だけですが、紹介させていただきます。

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画像をクリックで拡大します

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ご参加いただいたみなさん、たくさんのご応募ありがとうございました。
どれも素敵な本ばかりですので、手にとって中身を確かめてみてください。

 

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そして、新たなPOPの募集も始まっています。

第8回目のテーマは……
「10年後に残したい1冊」

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画像をクリックするとPDFが表示されます。


10年後にまた読みたい、誰かに読んでほしい…

いつまでも残しておきたい、そんな1冊を教えてください

募集期間:5月28日(木)~7月14日(火)
展示期間は7月30日(木)~9月29日(火)(予定)

詳細は上の画像か、下記のアドレスからPDFをご覧ください。
http://kcl.kuwana-library.jp/files/10thpop_vol8.pdf

POP用紙はこちらからダウンロードもしていただけます。
(データは2枚組です。A4サイズに出力して半分に切ってご使用ください)
http://kcl.kuwana-library.jp/files/10thpop_vol8_form.pdf


POPを提出していただくと「10年ありがとうイベントスタンプ」を3個押印いたします。
提出時、スタンプカードと利用券をお持ちください。
まだスタンプカードをお持ちでない方は、POP提出時にお渡しいたしますので、
利用券をお持ちください。

10年ありがとうイベントの一つとして始まった「教えて!あなたのおすすめ本」
残念ながら第8回が最終回となります。
この企画へ参加するラストチャンスですので、今まで参加されていなかった方も
是非ご参加ください。

 

ちなみに私、平八郎が10年後に残したい1冊はこちら
空の境界 The garden of sinners 上
(クリックすると図書館の詳細へリンクします)
伝奇小説の新しい扉を開いた作品だと思っています。下巻も併せてどうぞ!
通常の講談社ノベルス版を買って、文庫版も買って、劇場映画のBlu-rayも買うほど
好きな本です。出版から既に10年経っていますが、さらにもう10年残すべき1冊です。

 

< 平八郎 >

4階特集「お木曳 ~伊勢国一の鳥居建て替え~」

2015年5月28日(木)|投稿者:kclスタッフ

ブックとラック」をご覧のみなさん、こんにちは。
暑い日が続き、帰宅時にコンビニの前を通る度、アイスの誘惑と戦う<かぶら>です。

 

 

先週から行われておりました蔵書点検も終わり、
中央図書館は本日28日から通常通り開館しています。

 

 

さて、今週の31日の日曜日、七里の渡し場で20年に一度のお木曳が行われます!

近頃、市内のあちこちでも白いのぼりが見られ、
私自身も、のぼりを見る度にワクワクしています♪

 

それに合わせまして、4階郷土特集コーナーでは
「お木曳~伊勢国一の鳥居建て替え~」と銘打って、中央図書館が所蔵する
書籍や新聞記事などをご紹介しております!

 

歴史の蔵前にて展示中です!

 

 

けれど、そもそも何故、伊勢神宮の鳥居が桑名に・・・?
と思われたことはないでしょうか。

 

ここ桑名は、かつて伊勢国の東の玄関口でした。
東からお伊勢さんを目指す人は、船に乗って七里の渡し場に降り立ち、伊勢国に入りました。
その時にくぐる鳥居が伊勢国一の鳥居とされ、お伊勢参りに向かう人々を
伊勢国に迎える役目を果たしていました。
時代は流れ、交通手段が変わった今でも、七里の渡し場に建つ鳥居は、
桑名の歴史を語るに欠かせない、大切な存在であり続けています。

 

 

現在の一の鳥居は、伊勢神宮の宇治橋の外側の大鳥居を貰い受けて建てられています。

 

20年間、おつかれさまでした。(撮影:かぶら)

20年間、おつかれさまでした。(撮影:かぶら)

 

毎年日本中の多くの人が崇敬の念を持ってくぐった鳥居が、ここ桑名に・・・
と思って見上げると、自然と背筋が伸びる気持ちになります。

 

 

郷土特集コーナーに展示した資料の中には、伊勢遷宮の歴史や、
材木がどう切り出され、運ばれるのかが書かれた資料もあります。
お木曳をより楽しむ為に、図書館でぜひ一度その歴史に触れてみてください!

 

展示は6月中も引き続き行われていますので、
お木曳を見終わった後もお気軽にご覧いただけます。
図書館へお越しの際は、ぜひ4階郷土特集コーナーへお立ち寄りください☆

 

〈 かぶら 〉