#kclスタッフおすすめ本 『54字の物語』
2021年6月25日(金)|投稿者:kclスタッフ
【とにかく読んで欲しい本】
『54字の物語 意味がわかるとゾクゾクする超短編小説』
(氏田 雄介/作,佐藤 おどり/絵 PHP研究所 2018年刊)
54字─俳句よりは長いが、短編と呼ぶには短い文だった。初めはちょっとした小話を読む程度の気持ちで手に取った。しかし、読んでみると一つの話が1分とかからず読める上に、一つ一つの話がしっかりと完成していて、オチまである読みやすい文章だった。
タイトルに「意味がわかると」とあるように、こちらに理解を求める部分があることは確かだ。
しかし、本文とは別に回答編のような説明書きが付いているので、分かりづらいと思った人に対するサポートも用意してある。
また、「ゾクゾクする」とはあるが、別にホラー小説というわけではないのでホラー小説が苦手な人は安心してほしい。
(余談ではあるが、この一文がちょうど54字であるので文章の長さの参考にしてほしい。)
本当に一息で読めてしまう長さで、文章を読むのに集中する必要が全くなく、読書が苦手という人でも気軽に手に取れるものである。現時点でシリーズが全6巻あり、特定のテーマを基にした巻もある。気軽に手を伸ばすにちょうどいい本だった。
▼本の貸出状況は、こちらから確認いただけます
『54字の物語 意味がわかるとゾクゾクする超短編小説』
『54字の物語 怪 意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 ゾク編』
『54字の物語 参 みんなでつくる意味がわかるとゾクゾクする超短編小説』
『54字の物語 史 超短編小説で学ぶ日本の歴史』
『54字の物語 ZOO 超短編小説で読むいきもの図鑑』
『旅する54字の物語 超短編小説で読む47都道府県』
▼出版社
PHP研究所
▼書影画像元
版元ドットコム
※次回更新は2021年7月2日(金)の予定です
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