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2022年1月7日のアーカイブ

2022年1月7日(金)AM9:00|投稿者:KCLスタッフ

蔵書点検による休館と貸出期間延長のお知らせ

桑名市立中央図書館は、蔵書点検のため以下の期間休館いたします。
休館に際し、皆さまには大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

 

【休館】2022年1月28日(金)~2月2日(水)

※ふるさと多度文学館は通常通り開館しています
※長島輪中図書館は館内設備工事のため、1月31日(月)~2月2日(水)の期間休館しています

 

休館期間中の返却は、くわなメディアライヴ1階南側の返却ポストをご利用ください。
ただし、CD、DVD、大型絵本・大型紙芝居、ゆめはま文庫、桑名市外から取り寄せた図書は破損のおそれがありますので、開館日にカウンターへお持ちください。

 

◎期間中の講習室利用について
2階講習室は、特別整理期間中(1月28日~2月2日)は、ご利用いただけません。

 

また、休館に伴い貸出期間の延長を行います。

 

【図書・雑誌】
2022年1月14日(金)~1月27日(木)の貸出 ・・・ 3週間
【CD/DVD】
2022年1月21日(金)~1月27日(木)の貸出 ・・・ 2週間

※桑名市外から取り寄せた図書は、貸出期間が異なりますのでご注意ください

 

蔵書点検期間中は、図書館にある資料1冊1冊を専用の機械で読み取り、決められた場所にあるか、なくなってしまった資料はないかを確認する作業を行っています。

 

また、点検作業と並行して、図書館をより使いやすくするための作業も行います。
過去のブログでも「蔵書点検」について取り上げたブログが複数あります。
ブログページ内に表示されている「ブログ記事検索」「蔵書点検」と入力いただくと、過去の蔵書点検の様子をご覧いただけます。
今の図書館とは少し違う姿が記録された部分もありますので、ぜひ検索してみてください。

 

しばらくの間、休館いたしますが、リフレッシュした図書館を楽しみにお待ちください。

 

<かぶら>

カテゴリー:お知らせ, スタッフブログ | コメント (2) | 
2022年1月7日(金)AM9:00|投稿者:KCLスタッフ

#kclスタッフおすすめ本 『ミライの授業』

【 とにかく読んで欲しい本 】

『ミライの授業』
(瀧本 哲史/著 講談社 2016年刊)

 

テレビで著者のニュースをやっていました。社会を変革する若者を育てたいと、エンジェル投資家として活躍し、京都大学でも学生を指導する彼の人柄に惹かれた私。
早速図書館で著者の本を調べ、この本を見つけました。

 

私は、めまぐるしく変わる世の中のスピードについていけず、SNSやアプリの活用、そして携帯の操作自体にも、日々の進化に戸惑うばかり。
そんな私が子どもたちに「勉強しなさい」と言っても説得力はなく、彼らは華麗にスルー。
そりゃそうだ、子どもたちの方がパソコンもアプリもSNSもサクサク使いこなしています。
こんな調子だから、未来を生きる子どもたちに何を伝えていったらいいのか、わからなくなってしまいました。そんな時に出会ったこの本。藁をも掴む思いで読み始めます。

 

この本は、2015年に著者の瀧本哲史さんが、未来を生きる14歳の生徒に向けて行った講義を、ぎゅっと凝縮したものです。
「何をどう考えるのが大事なのか」が、分かり易くしかも鋭く指摘されていて、世の中を変えて未来をつくる若者を育てたいという、著者の熱い思いがビシバシ伝わってきます。

 

この本の中で、瀧本さんは、大人たちをこう記しています。
「大人たちは過去の住人だ」
「古い世代の人たちに世界を変える力はない。世界を変えるのは、いつも「新人だ」(トーマス・クーンという科学者の言葉を引用)」
「いま、みなさんには『大人にはみえないもの』が見えています」
等など。
私にはグサグサ突き刺さるものばかり。でも納得です。だからどうしたらいいかわからず、困っていたのだもの。

 

その上で、若者に学ぶ意味を解説し、未来をつくる5つの法則を伝授していきます。
彼は、本気で未来をつくろうと思うなら、過去を知る必要があると断言し、過去の偉人たちが、どんなふうに育ち、何を考え、何に疑問を抱き、どんな壁を乗り越えて世の中を変えたのかを紹介。

 

そこからみえてくる法則を解説します。
世界を変えたニュートンは万有引力そのものを発見したわけではない?
「戦場の天使」と言われるナイチンゲールが、暴いた戦争の真実とは?

戦後、22歳の女性が日本社会を変えた?等。
全部で19人の偉人たちを引き合いに導き出される法則は、まさに圧巻。「なるほど。そう考えればいいのか!」と私の心にストンと落ちてくるのでした。

 

読み終わった後に思ったことは、「ああっ、私が14歳の時にこの本に出会いたかった!」ということ。
しかし彼は最後に、この本を14歳の人だけでなく、すべての「かつて14歳だった大人たち」におくりたいと書いてくれています。たとえ何歳であろうと未来をあきらめることは許されないし、彼自身が未来を信じているからだそうです。少し救われました。未来をつくる法則を実行できるよう、がんばってみようと思えたのです。

 

そして私はいつにもまして真剣に、「この本には、世の中を変え、未来をつくる方法が書かれているの。きっと勉強をする意味もわかるはず」と子どもたちに手渡しました。
子どもたちは、今度はスルーせず、読んで「面白かった!こんな授業があれば良いのに」と言ってくれました。

 

皆さんも、是非!

 

 

▼本の貸出状況は、こちらから確認いただけます
『ミライの授業』

 

▼出版社
講談社

 

▼書影画像元
版元ドットコム

 

※次回更新は2022年1月14日(金)の予定です