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2023年1月のアーカイブ

2023年1月9日(月)AM12:00|投稿者:KCLスタッフ

蔵書点検による休館と貸出期間延長のお知らせ

桑名市立中央図書館は、蔵書点検のため以下の期間休館いたします。
休館に際し、皆さまには大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

【休館期間】
 1月27日(金)~2月1日(水)

※ふるさと多度文学館・長島輪中図書館は通常通り開館しています

※休館期間中の返却は、くわなメディアライヴ1階南側の返却ポストをご利用ください。
ただし、CD、DVD、大型絵本・大型紙芝居、ゆめはま文庫、桑名市外から取り寄せた図書は破損のおそれがありますので、開館日にカウンターへお持ちください。

 

◎期間中の講習室利用について
2階講習室は、特別整理期間中(1月27日~2月1日)は、ご利用いただけません。

 

 

また、休館に伴い貸出期間の延長を行います。

【図書・雑誌の貸出期間延長】
1月13日(金)~1月26日(木)の貸出 ・・・ 3週間

※桑名市外から取り寄せた図書は、貸出期間が異なります

 

【CD・DVDの貸出期間延長】
1月20日(金)~1月26日(木)の貸出 ・・・ 2週間

 

 

蔵書点検期間中は、図書館にある資料1冊1冊を専用の機械で読み取り、決められた場所にあるか、なくなってしまった資料はないかを確認する作業を行っています。

 

また、点検作業と並行して、図書館をより使いやすくするための作業も行います。
過去のブログでも「蔵書点検」について取り上げたブログが複数あります。
ブログページ内に表示されている「ブログ記事検索」「蔵書点検」と入力いただくと、過去の蔵書点検の様子をご覧いただけます。
今の図書館とは少し違う姿が記録された部分もありますので、ぜひ検索してみてください。

 

しばらくの間、休館いたしますが、リフレッシュした図書館を楽しみにお待ちください。

 

 

カテゴリー:お知らせ, スタッフブログ | コメント (0) | 
2023年1月7日(土)AM12:00|投稿者:KCLスタッフ

バリアフリー映画上映会『天国からのエール』を開催します!

【バリアフリー映画】とは
眼が見えにくい方、耳が聴こえにくい方など、どなたでも楽しめるよう日本語字幕や音声ガイドを付与した映画です。

 

PDFファイルで開きます

上映作品|『天国からのエール』

(2011年公開 上映時間114分)

 

沖縄で小さな弁当屋を営むかたわら、夢を持つ高校生を応援するため無料の音楽スタジオ「あじさい音楽村」を作り、ガンと闘いながら若者たちの夢を後押しした仲宗根陽の実話を映画化。
監督:熊澤誓人 出演:阿部寛、ミムラほか

 

 

日時|2023年3月5日()13:30~16:00
場所|くわなメディアライヴ 2階 第1会議室
定員|30名(先着順)

 

申込開始|2月10日(金)10:30~
申込方法|窓口・電話・FAX・メールのいずれかで中央図書館へ
※当日、車いすでのご来館や会場までのご案内などサポートが必要な方は、2月26日(日)までにお申し込みください

 

申込先 |桑名市立中央図書館
電話番号|0594-22-0562
FAX番号 |0594-22-0795
E-Mail  |kcl@cello.ocn.ne.jp
※FAXでお申し込みの場合、数日中に返信いたします。
7日以内に返信がない場合、お手数ですが電話またはメールにてご連絡ください。

 

バリアフリー上映会の様子(2022年)

 

 

*****おねがい*****

 

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、マスクの着用や、アルコール消毒の利用、他の利用者との間隔を空けるなどのご協力をお願いします。
当日体調がすぐれない方や発熱などの症状がある方は、参加をご遠慮ください。
どなたでもご参加いただけます。
※新型コロナウイルスの感染状況により、中止になる場合もございます。ご了承ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。

 

協力:住友商事株式会社 株式会社図書館流通センター

カテゴリー:イベント | コメント (0) | 
2023年1月6日(金)PM5:32|投稿者:KCLスタッフ

博物館×中央図書館 令和4年度ML連携企画(第7弾)「『こうなる徳川将軍家』の楽しみ方」を開催します!

ML連携とは、博物館(Museum)と図書館(Library)が連携し、共通のテーマに沿って企画展示やセミナーを開催する協力活動です。

 

中央図書館では、博物館展示のテーマに合わせた関連書籍の展示や、博物館職員等によるセミナーを行います。

 

※状況により変更・中止となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願いいたします。

 

クリックすると拡大します(PDFファイルで開きます)

 

 

第7弾は桑名市博物館新春企画展「こうなる徳川将軍家」の開催に合わせて、関連書籍展示と桑名市博物館職員によるセミナー「『こうなる徳川将軍家』の楽しみ方」を行います。

 

2023年の大河ドラマ「どうする家康」放映開始に伴い現在徳川家康に注目が集まっています。

ここ桑名の地は家康の信頼厚い本多忠勝が配されるなど、大変重要視された土地でした。また、東海道の宿場が置かれ、城下町・宿場町として近世桑名発展の礎に家康は大きく関わっています。

さらに、忠勝の孫・忠刻に家康の孫・千姫が嫁ぎ新婚時期をここ桑名で過ごしています。

本多家のあと桑名を治めた松平家は家康の母・於大の方の血を引くこれまた家康と関わりの深い大名家でした。

本セミナーでは、出品作品の紹介を通しまして「こうなる徳川将軍家 家康と千姫」のみどころを紹介いたします。大河ドラマを機会に地元の歴史を学んでみたい方、お待ちしています。

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

博物館×中央図書館 令和4年度ML連携企画 第7弾 セミナー「『こうなる徳川将軍家」』の楽しみ方

講 師:桑名市博物館 館長 杉本 竜

日 時:1月21日(土) 午後1時30分から午後3時

場 所:くわなメディアライヴ 2階 第一会議室

定 員:50名(先着順)※定員になり次第締め切ります

申 込:1月10日(火)午前10時30分~ 中央図書館へ電話(☎0594-22-0562)または直接窓口へ

※受付は各日午後5時まで

※2023/1/13更新
好評につき定員に達したため、申込受付を終了いたしました。
ご関心をお寄せいただき、ありがとうございました。
(キャンセル待ちはありません)

問合せ:桑名市立中央図書館 〒511-0068 桑名市中央町三丁目79 ☎0594-22-0562

カテゴリー:イベント | コメント (0) | 
2023年1月6日(金)AM12:00|投稿者:KCLスタッフ

#kclスタッフおすすめ本 『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』

【 将来に悩む人へ 】

『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』
(山本 貴光/著,吉川 浩満/著 筑摩書房 2020年刊)

 

 

できることなら心穏やかに暮らしたい、と思うものの現実はそうとばかりはいきません。
中には、これまでまったく悩みなし!という幸せな方もいらっしゃるかもしれませんが、大なり小なり悩んだことがある人の方が多いのではないでしょうか。
ましてや、もともと心配性の人はなんだか損な気もするけれど、どうすればいいのでしょう?
教えて、エピクテトスさん。

 

ところで、「エピクテトス」って誰でしたっけ?

 

「いまからざっと1900年ほど昔、帝政ローマの時代に奴隷の子として生まれ、哲学者となり、後に自由の身になる」という波乱万丈の人生を送った人物です。
孔子やソクラテスと同様に、自分では著作を残していません。
弟子がエピクテトスの言葉を書き留めたおかげで、その考え方が後世に伝わり、今わたしたちに生きる力を与えてくれることになったのです。

 

エピクテトスの考え方を一言でいうなら、自分の「権内にあるもの」と「権外にあるもの」を区別せよ、ということ。

 

自分の権利や権力、権限の範囲内にあるかどうか。
自分でどうにかできることと、どうにもできないことの区別、その見極めが大切であると。
自らコントロールできることをしっかりコントロールして、コントロールできないことにいちいち煩わされない。
だから、元プロ野球選手の松井秀喜が言ったように「打てないボールは打たなくていい」のだそうです。

 

なるほど。自分のできることを精一杯やれ! それ以外は悩む必要なし、とおっしゃるのですね。
性格は変えられなくても考え方は変えられるかも。

 

でも、そうは言ってもなあ…という方、話のつづきをじっくりエピクテトスさんから聞いてみませんか?

 

 

 

▼本の貸出状況は、こちらから確認いただけます
『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』

 

▼出版社
筑摩書房

 

▼書影画像元
版元ドットコム

 

 

※次回更新は2023年1月13日(金)の予定です

2023年1月5日(木)AM12:00|投稿者:KCLスタッフ

あけましておめでとうございます 2023

あけましておめでとうございます
今年も桑名市立中央図書館とスタッフブログ「ブックとラック」を
よろしくお願いいたします

 

 

今年は1月4日が水曜日(休館日)のため、1月5日より開館しております。
みなさま、お正月はいかがお過ごしでしたか?「志るべ」です。

 

さて、令和も早5年を迎えました。今年は「卯」、ウサギ年です。
ウサギは、人気者で絵本にはたびたび登場しますが、昔話の世界でも大活躍しています。

 

「うさぎ」と「かめ」が、かけっこをするお話はよくご存じのことと思います。
途中で一休みしたため、かけっこに負けてしまったうさぎですが、あのうさぎ、その後どうなったのでしょう?
実はお話にはつづきがありました。

 

 

「それからのうさぎ」(『読んであげたいおはなし 松谷みよ子の民話 上』松谷 みよ子/著 筑摩書房 2002.2 所収)

 

 

かけっこに負けたうさぎは、うさぎ村に帰ってきたのですが、みんなから「うさぎ村の恥だ。出ていけ!」と追い出されてしまいます。
ところがしばらくして、うさぎ村にたいへんなことが起こります。
山にすむ、恐ろしいおおかみから使いがきて「子うさぎ、三びき、献上せい」というのです。
さあ、たいへん! どの子もかわいい子うさぎです。うさぎ村は大さわぎになります。
この話を聞きつけたあのうさぎ、子うさぎを献上しなくてもすむようにしよう、と提案します。
さて、いったいうさぎはどんな方法を考えたのでしょう?
そしてその結果、どうなったのでしょうか?

 

ウサギを描いたお話は世界各地にあります。
アルゼンチンにはこんなお話が・・・
アルゼンチン北部、ボリビアとパラグアイの国境近くに暮らす「ウィチー」の人々に伝わるお話です。

 

 

火をぬすんだウサギ アルゼンチンウィチーのおはなし』(宇野 和美/再話,パブロ・ピシック/絵 玉川大学出版部 2022.2)

 

 

「むかしむかし、どうぶつたちは なかよく へいわに くらしていました」
ある時大きな火事が起こり、野山が焼き尽くされてしまいます。
やがて野山は元通りになるのですが、困ったことに火がどこにもなくなってしまいました。
でも実は、ジャガーのところにだけ火はあったのです。
動物たちはジャガーに火を分けてくれるよう頼みますが、ジャガーは分けてくれません。
オオアリクイが、アルマジロが、ツコツコ(モグラに似た動物で、鳴き声がツコッ、ツコッと聞こえるためにこの名前がついたとのこと)が作戦を練りますが、うまくいきません。
そこに名乗り出たのが、ウサギでした。
さて、ウサギはどんな方法を考えたのでしょう?
そして、火を手に入れることはできたのでしょうか?

 

ケニアにはこんなお話が伝わっています。
東アフリカに暮らす「マサイ」の人たちのお話です。

 

 

ノウサギの家にいるのはだれだ? ケニアマサイにつたわるおはなし』(さくま ゆみこ/再話,斎藤 隆夫/絵 玉川大学出版部 2022.3)

 

 

ある時、「ノウサギ」の家が何者かに乗っ取られてしまいます。
乗っ取ったのは、ゾウを踏みつぶすことだってできるという「つよくて ゆうかんな 戦士」
怖くなったノウサギはなかまの動物たちに頼んで、家を取り戻してもらおうとします。
ジャッカルが、ヒョウが、サイが、ゾウが、次々とやってきては逃げ出していきます。
そんな時、そばを通りかかった動物は・・・
さて、ノウサギの家はぶじ奪還できたのでしょうか?
そして、「つよくて ゆうかんな 戦士」の正体は何だったのでしょう?

 

同じようなお話が、遠く離れたロシアにもありました。

 

 

きつねとうさぎ ロシアの昔話』(F.ヤールブソワ/絵,Y.ノルシュテイン/構成,こじま ひろこ/訳 福音館書店 2003.11)

 

 

家を乗っ取られたのは「うさぎ」、乗っ取ったのは「きつね」です。
そして、助けにやってきた動物は、おおかみ、くま、うし。
場所が変わると、登場する動物も変わります。
そこに暮らす動物たちが描かれているのですね。
けれどやっぱり、みんな逃げ出してしまいます。
うさぎがひとりで泣いているところに現れたのは・・・おんどりでした。
さて、おんどりは、どんな作戦できつねに立ち向かったのでしょう?
そしてその後、うさぎとおんどりはどうなったのでしょうか?

 

ところで、ウサギのチャームポイントはなんといってもあの耳。
どうしてあんなに長いのでしょう?
こちらは、メキシコがまだ「ナオワの国」といったアステカ文明の時代の物語です。

 

 

うさぎのみみはなぜながい メキシコ民話』(北川 民次/ぶんとえ 福音館書店 1989)

 

 

体が小さくて、仲間のけものたちにいつもいじめられていた「うさぎ」
神様に「もっとおおきくしてください」とお願いをします。
神様は、「とらと、わにと、さるを自分で仕留めてその皮を持ってくれば願いを叶えよう」と言いました。
森で「いちばん つよい とら」と「いちばん むごい わに」と「いちばん ちえのある さる」を相手にどう戦えばいいのでしょう。うさぎは途方に暮れるばかりでした。
それでも、すばしっこくて利口なうさぎは、ついに3枚の皮を持って神様のところへ戻ります。
さて、戻ったうさぎを見つめて神様は何と言ったでしょう?
そして、神様のとった行動は?

 

最後に、おなじみ「シートン動物記」から「ワタオウサギ」の物語をご紹介します。

 

 

ラギーラグ ワタオウサギの子どもの物語』(アーネスト・T.シートン/作・絵,今泉 吉晴/訳 福音館書店 2003.6)

 

 

「ワタオウサギ」という名前は、綿の玉のようなしっぽの形からきています。
シートンは、カナダのトロント近くで出会ったワタオウサギの母子の物語を書きました。
表情豊かな挿絵も、画家であったシートン自身が描いています。

 

図書館の本は作品の内容によって分類され、番号をつけて並べられています。
ふつう、「物語」は「文学」に分類されますが、この作品は「動物学」に分類されています。
シートンは、ワタオウサギの母子をいろいろな観察方法で、彼らの暮らしをじゃましないように研究し、記録し、そしてその記録をもとに『ラギーラグ』を書きました。
『ラギーラグ』は「物語」ですが、そこには動物「ワタオウサギ」の姿が描かれています。

 

シートンは作品のはじめに、次のように書いています。

 

わたしは、この物語のなかで、「ウサギの言葉」を人間の言葉に訳して、読者のみなさんにお伝えします。訳すときに、わたしはウサギがいっていないことは、ひと言もつけくわえていないことを、読者のみなさんに誓います。

 

母ウサギのモリーが、イヌの激しい追撃をかわす場面があります。
イヌが思い直してもどってきても、足あとをつけられないように、「すこし後もどりし、さらに横跳びをし、そして急角度にジグザグ走りを繰り返し、こみいった足あとを残して」帰るところは、モリーの周到さに驚くと同時に、その動きを想像すると思わず笑ってしまいます。
そしてそこには、観察するシートンの目の確かさとあたたかさが感じられます。

 

ウサギを描いた作品は、他にもまだまだたくさんあります。
ぜひ、あなたの一冊を探しに図書館にいらしてください。

 

一日も早く新型コロナウイルスが終息し、今年一年、自由に図書館をご利用いただける日々がつづきますように。

 

 

<紹介資料>
「それからのうさぎ」(『読んであげたいおはなし 松谷みよ子の民話 上』 筑摩書房 2002.2所収  KM/913/マ/1)
火をぬすんだウサギ アルゼンチンウィチーのおはなし』 宇野 和美/再話,パブロ・ピシック/絵 玉川大学出版部 2022.2    KM/E/ピ/
ノウサギの家にいるのはだれだ? ケニアマサイにつたわるおはなし』 さくま ゆみこ/再話,斎藤 隆夫/絵 玉川大学出版部 2022.3      KM/E/サ/
きつねとうさぎ ロシアの昔話』 F.ヤールブソワ/絵,Y.ノルシュテイン/構成,こじま ひろこ/訳 福音館書店 2003.11    /E/ヤ/
うさぎのみみはなぜながい メキシコ民話』 北川 民次/ぶんとえ 福音館書店 1989    KM/E/キ/
ラギーラグ ワタオウサギの子どもの物語』 アーネスト・T.シートン/作・絵,今泉 吉晴/訳 福音館書店 2003.6     /480/シ/

 

<志るべ>

 

 

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