東北を記憶する
2012年4月15日(日)|投稿者:kclスタッフ
142冊。
これは、桑名市立中央図書館が所蔵している
「東日本大震災」に関する本の数です。
※本のデータの[件名]に「東日本大震災」を含む資料
(4月15日現在)
あの震災の発生から1年が過ぎましたが、
この数字を、みなさま、どうお感じになられたでしょうか。
震災関連の本は、1年が経った今でも
たくさんの方が手に取られています。
私 ぐりこ も、日々の貸出や返却、選書の業務の中で、
これらの本が目に触れない日はありません。
図書館での募金活動も続けています。
「東日本大震災」に関する本の出版点数自体は、
この何倍もあります。
【参考】 国立国会図書館 カレントアウェアネス・ポータル
この1年間で刊行された東日本大震災関係の本はどれくらいか(記事紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/20375
図書館に務める者の一人として、
記録を残すことの意義、そしてそれらを提供することの意味を
思案している ぐりこ です。
さて、現在、中央図書館3階の特集コーナーでは、
「東北を記憶する」と題しまして、東日本大震災で
大きく被災した東北地方の特集を展示しております。
今回の特集では、三重県立図書館との共催で、
三重県出身の写真家 松原 豊(まつばら ゆたか)氏の
写真展「大槌町/2011夏・2012冬」も開催しております。
松原氏が、震災後2度に渡って訪れた岩手県 大槌町にて
撮影してこられた貴重な写真とともに、
中央図書館で所蔵する震災関連の本や、
東北各県について知ることのできる本を
多数展示しております。
「東北を記憶する」の開催期間は
4月5日(木)~4月24日(火)の3週間です。
震災や東北について考える機会のひとつになれば、
と思います。
ぜひお運びくださいませ。
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松原氏の写真展は、三重県内の図書館で順次開催されています。
写真展の詳細は、以下をご覧ください。
三重県立図書館HP
松原豊写真展「大槌町/2011夏・2012冬」を開催します
http://www.library.pref.mie.lg.jp/app/details/index.asp?cd=2012020377
(ぐりこ)
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