2014年の四字熟語を新担当「平八郎」より!
2014年1月12日(日)|投稿者:kclスタッフ
桑名市立中央図書館のスタッフブログをご覧のみなさま、
はじめまして。
男性スタッフでは初めてのブログ担当となりました。
「平八郎」と申します。
平八郎の名前は桑名藩初代藩主の本多忠勝の通称から
お借りしました。
キレのあるブログを目指して
いきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
毎年恒例となっております、今年の四字熟語。
2014年は「韋編三絶」に決定いたしました。
韋編三絶(いへんさんぜつ)とは
熱心に読書することのたとえです。
「韋編」は中国の書物。
「三絶」は書物綴じている紐が何度も切れる意。
孔子が「易経」を繰り返し読み、
綴じ紐が何度も切れたという故事からです。
出典:『史記<孔子世家>』
類義語に読書百遍という四字熟語があります。
図書館の本は多くの人に何度も読まれています。
中には読まれていくうちにページが取れたり、
背が割れたり、綴じ紐がきれたり……
といった本も少なくありません。
少しでも長く読めるように、本が傷つく度に補修をして、
これぞまさしく韋編三絶といった状態の本が多くあります。
そんな見た目はちょっと悪い本も「ボロボロだなぁ……」
と思わずに「色んな人達に何度も読まれた本なんだ!」
などと見方を変えてみると、傷ついた本も
なんだか味があるように見えてきませんか?
<平八郎>
参考資料
『四字熟語の中国史』 岩波書店
『四字熟語辞典』 学研
『中国の古典』 学研
『四字熟語 四文字が語る悠久の知恵』 講談社
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