いよいよ開幕!第10回「昭和の記憶」収集資料展

2015年10月6日(火)|投稿者:kclスタッフ

「ブックとラック」をご覧のみなさん、こんにちは。
幼い頃は父に竹馬を作ってもらって遊んでいた、昭和生まれの< ぐりこ >です。

桑名市立中央図書館が開館当初から取り組んでいる「昭和の記憶」事業その年に1回の収集資料展が、10月10日(土)より、いよいよ開幕です!

第10回チラシ

※ クリックするとPDFで開きます ※

前回までにもお伝えしていますとおり、今年のテーマは
「10年の活動をふり返って」

毎年、試行錯誤を重ねながら作り上げてきた「昭和の記憶」の10年を回顧すると同時に、継承してきた記憶を新しい世代へと伝えるための、節目の回です。

当日の展示内容と会場案内図はこちら☆

会場レイアウト

※ クリックすると拡大します ※

パネルや現物資料の展示
桑名市映像アーカイブス上映ブースのほか、
来場者の方から昭和の記憶を聞き取り記録する試み(オーラルヒストリーの収集)
けん玉、お手玉、あやとりといった懐かしの遊び体験
クイズラリーなどなど、老若男女にお楽しみいただける資料展になっています!

桑名の郷土史の専門家である講師を迎えての講演会には、すでに多数のお申込をいただいています。当日受付も可能ですので、貴重な講演をどうぞお聞き逃しなく!

《講演会日程》
 10月11
日(日)14:00~ 「古写真でめぐる桑名の昭和史」
 講師:西羽晃氏(郷土史研究家・桑名市文化財保護審議会会長)

 10月12日(月・祝)14:00~ 「資料ありてこそ~後世に伝える郷土資料~」
 講師:大塚由良美氏(桑名市博物館歴史専門官)

 

ちなみに、昭和生まれの私< ぐりこ >ですが、上の画像のチラシに使われている写真には思わず「へぇ~!」となりましたのでご紹介します。

こちらのチラシの写真は、市民の方から提供していただいた貴重な写真資料の中から使わせていただきました。
2枚ある写真のうち、上の写真は祭車が目印の石取祭のものですが、今回注目していただきたいのは、下の写真……そう、街角で紙芝居が上演されているようす!
現在では、保育・初頭教育や福祉の場で使われ、公共図書館でも資料として所蔵することが定着している紙芝居ですが、それが街頭で上演されている風景は、まさに昭和の記憶なのです。

紙芝居の歴史を調べてみると、現在の平絵式の紙芝居の市井への普及は、昭和5年以降のことのようです。
『「昭和」を知る本 3』(日外アソシエーツ/2006年)によりますと、「5年の昭和恐慌以降、街頭の飴売りが子供を集める手段として演じ、全国に普及した。とくに「黄金バット」シリーズは人気を呼んだ。戦後も30年代まで子供たちの間で人気を呼んだが、テレビが娯楽の中心になり、次第に姿を消した」とあります。

そういえば、私< ぐりこ >の両親の幼い頃などには、飴売りのおじさんがやってくると、町内会中の子どもが小銭を握り締めて集まり、紙芝居を楽しんだ、という話を聞いたことがあります。
現在では、観光地などでしか見る機会のない街頭の紙芝居……。
さぞかし賑やかで楽しい時間だったのだろうと想像します。

 

第10回「昭和の記憶」収集資料展、開催は10月10日(土)~12日(月・祝)です。
毎年楽しみにしてくださっている方には懐かしく、今年初めて知ったという方には新たな発見のある資料展となっていると思います!

ご家族、ご友人でお誘いあわせのうえ、ぜひご来場くださいね。
スタッフ一同、心よりお待ちしております!

 

☆桑名市立中央図書館「昭和の記憶」事業、『ぽろんくらぶ 2015年10月号』巻頭特集にてご紹介いただきました☆

詳しくは『ぽろんくらぶ』公式サイトをご覧ください。
桑名・東員・朝日・川越 地域みっちゃく情報誌 ぽろんくらぶ http://poron.nomaki.jp/

 

 < ぐりこ >

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