#kclスタッフおすすめ本 『ソラリス』
2021年8月20日(金)|投稿者:kclスタッフ
【 繰り返し読む本 】
『ソラリス』(スタニスワフ・レムコレクション )
(スタニスワフ・レム/著,沼野 充義/訳 国書刊行会 2004年刊)
繰り返し読む本は、スタニスワフ・レムの『ソラリス』です。
惑星ソラリスの謎を解明するために、地球から派遣された主人公は、到着してすぐにソラリス・ステーションの「ある種の……混乱」を目の当たりにして、自身も謎の現象に巻き込まれていきます。
惑星全体を覆うゼリー状の「ソラリスの海」のことを思いながら、何度読んでもこの小説の世界に魅了されます。
著者のスタニスワフ・レムはポーランドの作家で、ポーランド南部の都市クラクフにあるヤギェウォ大学で学びました。
このヤギェウォ大学は1364年にポーランドで最初に設立された大学で、天文学者コペルニクスなども学んだそうです。
クラクフはポーランド文化の中心地で、旧市街には歴史的な建造物が残っており、世界遺産に登録されています。
「スタニスワフ・レム・コレクション」(国書刊行会)全6巻のうち、桑名市立中央図書館は『ソラリス』と『高い城・文学エッセイ』の2冊を所蔵しています。
レムの他の作品も面白いので、SF小説が好きな方はぜひ読んでみてください。
参考資料:『地球の歩き方 A26 チェコ ポーランド スロヴァキア』(地球の歩き方編集室/編集 ダイヤモンド・ビッグ社,ダイヤモンド社(発売) 2020年刊)
▼本の貸出状況は、こちらから確認いただけます
『ソラリス』
『高い城・文学エッセイ』
『地球の歩き方 A26 チェコ ポーランド スロヴァキア』
▼出版社
国書刊行会
▼書影画像元
版元ドットコム
※次回更新は2021年8月27日(金)の予定です
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