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KCLスタッフブログ ~ブックとラック~
2022年5月5日(木)AM8:46|投稿者:KCLスタッフ

「走る」って・・・

こんにちは、「志るべ」です。
風薫る五月、さわやかな季節となりました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
桑名の五月といえば、多度大社の「上げ馬神事」
残念ながら、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため今年も中止となりましたが・・・
「上げ馬神事」の魅力は、なんといっても人と馬が一体となって斜面を駆け上がるところ。懸命に駆ける姿には人の心を熱くするものがあるようです。
ゴールに向かってただひたすら走る姿、なぜか心を打たれます。

 

そこで今回は、「走る」を描いた作品をご紹介します。
最初の一冊は、タイトルも
『ラン』

 

 

 

 

十年前、十三歳で家族を亡くし、その後育ててくれた叔母も亡くなり、ひとりになった環(たまき) 現実の世界になじむことができない環は、ある日、もらった自転車を漕ぐうちに亡くなった家族が暮らす世界に導かれる。そして「あの世とこの世をつなぐレーン」を越えて家族と会うためには、自らの足で40キロを6時間以内で走り抜かなければならなくなる。「あの世へ行くため」という理由で始めたランニングだけれど、「走る」ことを通して、そしてまわりの人とかかわることで環は少しずつ変わっていく

 

「走る」は力を与えてくれるようです。
次の一冊も、シンプルに
『ランナー runner』

 

 

 

家族の問題を抱える高校生の碧李(あおい)は、陸上部に退部届を出す。レースに敗れ、走ることが怖くなった碧李が再び「走る」ことに向き合っていく。小さな妹を守りたいと思いながら、「誰かを守りたいと強く思うことは、その誰かに守られていることでもある」と気づく。

『スパイクス (ランナー2)』 『レーン (ランナー3)』 『ラストラン (ランナー4)』へつづきます。

 

「走る」とは、風になること?
『一瞬の風になれ 1 イチニツイテ』

 

 

 

 

ずっと兄の背中を追ってサッカーをつづけてきた新二(しんじ) 高校入学を機にサッカーをやめて陸上を始める。次第に「走る」ことに夢中になり、「仲間たちとインターハイに行く」という目標に向かって「走る」

『一瞬の風になれ 2 ヨーイ』 『一瞬の風になれ 3 ドン』の三部作。
まさに青春!

 

「走る」のはひとり。
でも仲間とチームで戦うのが「駅伝」
そこには別の魅力があります。
『あと少し、もう少し』

 

 

 

 

寄せ集めのメンバーと、頼りない顧問の美術教師。
県大会出場を目指して、中学最後の駅伝に挑む。ゴールまであと少し、もう少し・・・

 

「駅伝」になくてはならないもの、それは仲間の汗が染み込んだ「襷」
『襷を君に。

 

 

 

 

圧倒的な才能を持ちながら「走る」ことに前向きになれない瑞希(みずき) 瑞希の強くて美しい走りにあこがれて陸上を始めた歩(あゆむ) 二人は高校の陸上部で出会う。女子高生がそれぞれの想いを胸に仲間へと「襷」をつなぐ。

女子の大学駅伝を描いた『襷を我が手に』(蓮見 恭子/著 光文社 2017.11)もあります。

 

日本でいちはん有名な駅伝といえば、お正月の「箱根駅伝」ではないでしょうか?
解説は、あの瀬古利彦さん。
瀬古さんは、言うまでもなく数々の国内外のマラソン大会で優勝された方で、箱根駅伝では「花の二区」といわれるエース区間を走りました。
そして桑名市出身。2016年には初めての「桑名市スポーツ親善大使」に任命されています。その瀬古さんが実名で登場する作品がこちら、
『冬の喝采』

 

 

 

 

箱根駅伝選手だった著者が描いた自伝的小説。
駅伝をテーマにした小説は数々あるけれど、実際に箱根を走った選手が書いた作品は他にないのでは・・・

 

「走る」のキーワードはやはり「風」でしょうか?
『風が強く吹いている』

 

 

 

 

 

十人目のメンバー走(カケル)をオンボロアパート「竹靑荘」(寛政大学陸上部練成所)に引き入れて、箱根駅伝出場を宣言する灰二(ハイジ) 渋々トレーニングを始める個性豊かなメンバーが、いつしか箱根に向けて突き進んでいく。
「箱根駅伝」を走るために必要なものとは?

 

 

共に苦しい練習を重ね、母校の襷を繋ぐのが「チーム」
一方、出場を逃したチームの中から好タイムを出して選ばれた選手が集まった「学連選抜」という名の「チーム」があります。
『チーム Pick‐up Team [1]』

 

 

ユニフォームもモチベーションも何もかもがバラバラ。そして「チーム」でできる練習の時間はわずか。誰のために、何のために「走る」のか?
「寄せ集めの選抜チームが四年間同じ釜の飯を食って、苦労を共にした単独チームに勝てるわけがない」のか?
優勝を公言して「チーム」で「走る」!

 

『チーム 2』 『チーム3』につづきます。

 

 

そして、『タスキメシ-箱根-』

 

 

 

コーチアシスタント兼栄養管理担当としてチームを支え、箱根駅伝出場を目指す早馬(そうま) 選手の心と身体(胃袋)を支える。
蜂蜜味噌カステラ、隠し野菜ハンバーグ、水切りヨーグルトのフルーツ和え、チーズと鰹節のおにぎり、塊肉のローストビーフ・・・登場するメニューがおいしそう。

『タスキメシ-箱根-』の前に『タスキメシ』(額賀 澪/著 小学館 2015.11)があります。

 

みなさまは「箱根駅伝」、ご覧になっていますか?
わたくし「志るべ」、近年はテレビの前で選手と一緒にスタートを待ちますが、以前はラジオで聞いていました。
ゴンタザカ、ユギョウジ、カンレイドウモン・・どんなところだろう? 箱根の山登りって狭くて険しい山道? と想像しておりました。テレビで見ると、選手が走っているのは(あたりまえですが)舗装された道路でした。そうですよね、先導するバイクや関係車両も走るのですから。

 

沿道の景色や歴史に興味を持たれた方はこちらをどうぞ。
『箱根駅伝を歩く』

 

 

 

東京~箱根間のコース周辺の地理を案内しています。

 

ところで現在、日本学生三大駅伝といわれているのは、「箱根駅伝」「伊勢駅伝」「出雲駅伝」ですが、1970年代までは「出雲駅伝」ではなく「能登駅伝」であったことをご存じでしょうか?
「能登駅伝」は能登半島一周、合計26区(341.6キロ)を3日かけて走るという、駅伝の規模では最も大きな大会でした。
その「能登駅伝」がどのように始まり、なぜ終焉を迎えたのか、『箱根駅伝を超えようとした幻の「能登駅伝」』(大久保 英哲/編著  能登印刷出版部2019.1)の中で語られます。

 

大学駅伝のエピソードがつまった『大学駅伝よもやま話』(出口 庸介/著 ベースボール・マガジン社 2019.2)、選手自身が箱根駅伝の経験や想いを綴った『箱根のメンタル 箱根駅伝から僕たちが学んだこと』(設楽 悠太,神野 大地,渡辺 康幸,藤田 敦史ほか/著 宝島社 2019.12)

 

と、駅伝を語る本は尽きません。

 

「駅伝」にはチームの数だけ、そして選手の数だけ「ドラマ」があります。
ひとりひとりがさまざまな想いを抱えて走り、襷をつなぐ。
「走る」姿に「生きる」姿が重なるから心惹かれるのでしょうか。

 

最後に、「走る」を応援する雑誌をご紹介します。
「ランナーズ」(月刊 アールビーズ)

 

大会情報や体験記、話題のランナーなど「走る」人のための情報が掲載されています。
ちなみに2022年1月号には「一本歯下駄」で100キロを完走したランナーが紹介されています。
なんでも「一本歯下駄」(ランニング用に販売されているらしい)は着地した時に不安定な状態になるから、身体の重心の真下で着地しなければバランスが崩れる。つまり「一本歯下駄」で走ることは、良いフォーム(身体の重心の真下で着地する)を意識することとイコールなのだそうです。

 

「走る」人はもちろん、走らないあなたも、五月の「風」を感じながら「走る」本を開いてみませんか? お待ちしております。

 

 

(紹介資料)
『ラン』 森 絵都/作 講談社 2014.4  Y/913.6/モリ/
『ランナー runner』 あさの あつこ/著 幻冬舎 2007.6  Y/913.6/アサ/
スパイクス (ランナー2) あさの あつこ/著 幻冬舎 2011.4  /913.6/アサ/
レーン (ランナー3)あさの あつこ/著 幻冬舎 2013.5 /913.6/アサ/
『ラストラン (ランナー4)』あさの あつこ/著 幻冬舎 2018.10  /913.6/アサ/
『一瞬の風になれ 1 イチニツイテ』佐藤 多佳子/著 講談社 2006.8 /913.6/サト/1
『一瞬の風になれ 2 ヨーイ』佐藤 多佳子/著 講談社 2006.9  /913.6/サト/2
『一瞬の風になれ 3 ドン』佐藤 多佳子/著 講談社 2006.10  /913.6/サト/3
『あと少し、もう少し』瀬尾 まいこ/著 新潮社 2012.10  /913.6/セオ/
『襷を君に。』蓮見 恭子/著 光文社 2016.2  Y/913.6/ハス/
『襷を我が手に』蓮見 恭子/著 光文社 2017.11  Y/913.6/ハス/
『冬の喝采』黒木 亮/著 講談社 2008.10  /913.6/クロ/
『風が強く吹いている』三浦 しをん/著 新潮社 2006.9  /913.6/ミウ/
『チーム [1]』堂場 瞬一/著 実業之日本社 2008.10  /913.6/ドウ/
『チーム 2』堂場 瞬一/著 実業之日本社 2015.10  M/913.6/ドウ/2
『チーム 3]』堂場 瞬一/著 実業之日本社 2020.3  Y/913.6/ドウ/3
『タスキメシ-箱根-』額賀 澪/著 小学館 2019.11  /913.6/ヌカ/
『タスキメシ』額賀 澪/著 小学館 2015.11  /913.6/ヌカ/
『箱根駅伝を歩く』泉 麻人/著 平凡社 2012.11  /782.3/イ/
『箱根駅伝を超えようとした幻の「能登駅伝」』大久保 英哲/編著 能登印刷出版部 2019.1  /782.3/オ/
『大学駅伝よもやま話』出口 庸介/著 ベースボール・マガジン社 2019.2  /782.3/デ/
『箱根のメンタル 箱根駅伝から僕たちが学んだこと』設楽 悠太,神野 大地,渡辺 康幸,藤田 敦史ほか/著 宝島社 2019.12  /782.3/ハ/
「ランナーズ 2022-1 RUNNERS」 アールビーズ (雑誌コーナー)

 

<志るべ>

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