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KCLスタッフブログ ~ブックとラック~
2023年5月26日(金)AM12:00|投稿者:KCLスタッフ

#kclスタッフおすすめ本 『本屋さんで待ちあわせ』

2021年6月18日より始まりました、#kclスタッフおすすめ本。
2021年6月~2022年5月までに30冊。
2022年6月~2023年5月までに30冊。
この2年間で、計60冊の図書館スタッフ厳選の本を紹介していまいりました。
当ブログが、これまで中々出会わなかった本に興味を持つキッカケとなっていたら幸いです。

ご紹介した本は、下の画像からご覧いただけます。(PDFファイルで開きます)

2021年おすすめ本は、こちらのブログからご覧いただけます。

▼2022年5月20日公開
「#kclスタッフおすすめ本 『司書が書く図書館員のおすすめ本』」

 

 

 

さて、今回ご紹介する本は小説家・三浦しをん氏による書評集です。

 

【 読書が苦手な人へ 】

『本屋さんで待ちあわせ』
(三浦 しをん/著 大和書房 2012年刊)

 

『まほろ駅前多田便利軒』(直木賞・2006年)、『舟を編む』(本屋大賞・2012年)など多数の作品で知られる三浦氏。
今回の書評を読むまで三浦氏がどんな方か存じ上げなかった為、本を開いてすぐの「はじめに」を読んだ瞬間、肩の力が抜けました。
直木賞作家の書評、と身構える必要なし。
例えるなら、読書好きの友人が様々なジャンルの本を大いに私感を織り交ぜながら話してくれているような書評です。
三浦氏自身も、《ちゃんとした評論ではもちろんなく、「好きだー!」「おもしろいっ」という咆哮になっちゃってる》と書かれている通り、本当に気軽に読めます。

 

食事をしながら読書をする著者が紹介する本は、東海道四谷怪談から太宰治、はたまたBL作品までと多岐に渡ります。
全く異なるジャンルのように感じる本が、著者の手にかかれば「おもしろいっ」本として同じ棚に並ぶ。
ページをめくる度に、次はこれ?え、この本の次にこれ!?と驚きながらも、うわぁこれは確かに面白そうだ…と感心しつつ、せっせとメモをとる。
気になって仕方なくなったら、ページをめくる手を止めて気になるタイトルを図書館へ探しに行く、または「青空文庫」で公開されている作品であれば、勢いのまま読みに行く事もありました。

 

今回「読書が苦手な人へ」と本書を選んだ理由は、実はそこにあります。
途中で手を止めても良いと思える気軽さ。
そして、とても簡潔で小気味いい書評。
どれくらい完結かといえば、たった1ページで終わる事も多々あります。

どんな本を読もうか悩む人も。
あんまり読書好きじゃないけれど、読まなくちゃ…という人も。
著者の愛に溢れた書評集を読んでみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

▼本の貸出状況は、こちらから確認いただけます
『本屋さんで待ちあわせ』

 

▼出版社
大和書房

 

▼書影画像元
版元ドットコム

 

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