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第11回「昭和の記憶」収集資料展 「伊勢大橋が見つめた桑名」を開催します!

2016年9月8日(木)|投稿者:kclスタッフ

第11回「昭和の記憶」収集資料展

「伊勢大橋が見つめた桑名」

 

【日 時】 2016年9月30日(金)~10月2日(日)10:00~18:00
【場 所】 くわなメディアライヴ1階多目的ホール
※入場無料

【主催】
桑名市立中央図書館
株式会社図書館流通センター

【後援】
国土交通省中部地方整備局北勢国道事務所
一般社団法人中部地域づくり協会
株式会社大林組

昭和9年(1934年)5月25日に完成した伊勢大橋。長さ1105.7メートル、 幅7.5メートルの大橋は、架橋当時、東洋一の大橋と呼ばれました。
80余年もの間、国道一号線の交通・物流で大きな役割を果たし地域の発展を 支えてきた伊勢大橋が見つめてきた桑名を、古写真とともにふり返ります。


【講演会】

受付は終了しました。

聴講をご希望の方は、直接会場までおこしください。

9/30(金)午後2時午後3時
伊勢大橋が見つめた桑名
前桑名市文化財保護審議会会長 郷土史家 西羽晃氏
※多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。

◆10/1(土)午後2時▶午後3時
消えゆく風景・伊勢大橋 ~ぼくが撮った1枚の写真から~
第11回桑名市図書館を使った調べる学習コンクール最優秀賞・地域賞受賞
桑名市立光陵中学校1年 加藤颯真 さん

「伊勢大橋物語」上映と新伊勢大橋架橋工事解説
国土交通省中部地方整備局北勢国道事務所
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伊勢大橋パネル展
では、架設工事の様子など当時の貴重な写真を展示し
また、伊勢大橋架替工事の記録映像「伊勢大橋物語」を初上映します。

その他、濁水処理実験(10/1の講演会前後に開催)や随時開催のクイズラリー夢の橋をつくろう(ぬりえ・工作)などご参加いただけるイベントも開催いたします。
クイズラリーにご参加のお子さまへは、ペーパークラフトのプレゼントもあります。

ペーパークラフト(パトロールカー)

ペーパークラフト(完成版)         大人の人と作ってね!

 

くわな古写真展 では、市民の皆様にご提供いただいた桑名の懐かしい写真を公開します。 古写真をみながら、当時の貴重な記憶をぜひお聞かせください。

たくさんの方のご来場、お待ちしております。

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「夏休み親子でインテリアワークショップ わたしの部屋をコーディネート!」を開催しました!

2016年8月29日(月)|投稿者:kclスタッフ

8月23日(火)、中央図書館4階研修室Ⅱにて、 「夏休み親子でインテリアワークショップ わたしの部屋をコーディネート!」を開催しました!

チラシ|インテリア (改)

この企画は、公益社団法人インテリア産業協会さん、三重県立図書館さんと連携して実施したもので、インテリアコーディネーターという仕事を知っていただくとともに、インテリアに関する図書館の本を幅広く活用してもらうために開催しました。

当日は12組27名の親子に参加いただき、インテリアコーディネータークラブ三重のプロのインテリアコーディネーターの方々の指導のもと、部屋のコーディネートに挑戦しました!
本物のクロスやラグ、カーテン生地のサンプルを使って紙のボードの上で自分だけの部屋をデザインして「インテリアプレゼンシート」を完成させました!

①

 

②

★かわいい柄のクロスや刺繍がほどこされたカーテン生地、皮のソファーカバーなど、本物の素材がいっぱい!

③

★選んだ素材を、「インテリアプレゼンシート」の上に貼り付け、部屋をコーディネートします!

⑤

★プロのインテリアコーディネーターのみなさんがやさしくアドバイスをしてくださいました!

⑥

★素敵な部屋がもうすぐ完成!

完成後はみんなの前で発表!
「インテリアコーディネートの方に教えていただいた“レースインレース”を取り入れました」
「良い夢が見られるよう羊の壁紙を使いました」
「ちょっと疲れ気味なので・・・ゆっくりとくつろげる部屋を作りました!」
などのコメントを添えて、みなさん思い思いのコーディネートのポイントを披露してくださいました。
参加してくれたお子さんたちは、とても真剣な表情で材料を選び、生き生きとした笑顔で作業に取り組んでくれました。

⑦

⑧

ワークショップのあとは、会場で紹介した図書館にあるインテリアの本、片づけの本、配色の本など、企画のテーマに関する本をご紹介し、みなさんに見ていただきました。
「こんな本があるんだ」と興味をもってくれたお子さんもたくさんいました!

ご参加いただいた皆さま、そして講師を務めてくださったインテリアコーディネータークラブ三重の皆さまに心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

中央図書館では、今後も様々な機関と連携し、イベントを通じて本に親しんでもらうことのできる多様な企画を計画していきます。
皆さまのご参加、ご利用をお待ちしています。

⑨

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大東建託株式会社桑名支店様図書贈呈式記念おはなし会を開催します。

2016年8月23日(火)|投稿者:kclスタッフ

大東建託株式会社桑名支店様より142冊の児童書をご寄贈いただきました。
それを記念して、いただいたばかりのぴかぴかの本を使って、おはなし会を 開催します。
ご寄贈いただきました本は、おはなし会終了後お借りいただくこともできます。
また当日は大東建託株式会社公式イメージキャラクター「だいとくん」も やってきます。
みなさまのご参加をお待ちしています。

日 時| 平成28年9月6日(火)午前11時~
場 所| 中央図書館3階 おはなし室
※入場無料・事前申込不要

20160906大東建託01

ご寄贈いただいた本にはこのシールが貼ってあります。
20160906大東建託02

 

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渡部家の交換日記 ~『桑名日記』と『柏崎日記』

2016年8月5日(金)|投稿者:kclスタッフ

こんにちは、「志るべ」です。
桑名の夏といえば、鉦(かね)と太鼓の音で、熱く盛り上がる「石取祭」。
桑名人の「石取祭」に対する想いには、並々ならぬものがあります。
今から170年ほど前、江戸時代(天保の頃)の桑名にも、「石取祭」に夢中なひとりの男の子がおりました。

 

男の子の名前は、渡部鐐之助(わたなべりょうのすけ)
天保7年(1836)生まれで、桑名の矢田河原庚申堂北(やだかわらこうしんどうきた)に祖父母と暮らしておりました。
天保10年(1839)の夏、数えで4才の鐐之助は石取祭に連れて行ってもらい、家に帰ってからも、「じきじんじきじん、がんががつちきちん」と騒いでいます。
どうしてそんなことがわかるのかと言いますと『桑名日記』という日記に書き残されているからです。

 

書き記したのは、鐐之助の祖父、渡部平太夫政通(わたなべへいだゆうまさみち)
平太夫は桑名藩(久松松平家)に仕え、御蔵役人の仕事をしていました。
とても筆まめな人で、日記は天保10年(1839)2月24日~ 嘉永元年(1848)3月4日のおよそ10年間書き続けられました。
亡くなる3日前まで筆を手にしていたのです。

 

いったいどうして平太夫はこんなにも熱心に日記を書き続けたのでしょう?

平太夫は、桑名藩士片山家の次男として生まれ、跡継ぎのいなかった渡部家に養子に入りました。
その後、平太夫の跡を継ぐ男子がいなかったため、 実家の片山家から甥の勝之助を養子に迎えました。
この勝之助の長男が、「石取祭」の大好きな鐐之助です。

 

鐐之助は両親の元で育てられていました。
ところが、天保10年(1839)の御役替で 、勝之助は柏崎(現在の新潟県柏崎市)への異動を告げられます。
当時柏崎には桑名藩の飛び領地があり、転勤を命じられたのです。
冬は寒く、桑名から遠く離れた柏崎への転勤は勝之助夫妻にとって大変なことでした。
何よりつらいのは、渡部家の跡継ぎである鐐之助を桑名の平太夫夫妻に預けて行かねばならないことでした。

 

鐐之助の祖父平太夫は、幼いわが子と離れて暮らす息子夫婦のために、鐐之助の日常や 桑名のできごとを書き記しました。これが『桑名日記』です。
一方、勝之助も平太夫に命じられ、鐐之助の妹や弟の成長ぶりや越後の暮らしなどを綴りました。
これが、『柏崎日記』です。
書き溜められた互いの日記は、桑名と柏崎を行き来する藩の使いの人に託して、届けられました。
こうして渡部家の交換日記が始まったのです。

 

渡部家の人はもちろん、近所の人たちも、日記が届くのを楽しみに待ちました。
実際に『桑名日記』を読み始めますと、その登場人物の多さに驚きます。
おこん、おなか、しんやしきのおばば、おきんさ、留五郎・・・
人の出入りがとても多いのです。
地域の結びつきが、密接であった様子が感じられます。
平太夫は、鐐之助を「鐐こ」と呼び、とてもかわいがっていますが、 「鐐こ」は、家族だけでなく親戚、近所の人などたくさんの人たちに、愛されて育っていることがよくわかります。

 

『桑名日記』は鐐之助の育児日記といってもいいくらい、鐐之助の日常が記されています。
それだけでなく、 毎日の天気や桑名城下のできごと、町の噂話など、話題は豊富です。
桑名を知る郷土史料としてはもちろん、 幕末の社会情勢や藩政、当時の風俗・習慣、教育などを知ることができる、 貴重な史料といえます。

 

「自筆本桑名日記」4冊と「自筆本柏崎日記」3冊(桑名市博物館蔵)は、 三重県の有形民俗文化財に指定されています。

kuwananikki

Aが『桑名日記』Bが『柏崎日記』の自筆本です

写真:「桑名市 指定文化財(桑名市教育委員会文化財ホームページ)」より
URL:http://bunka.city.kuwana.mie.jp/html/bunkazai/118.html

 

図書館では影印本(自筆本の写真版)と、翻刻本(活字版)を所蔵しています。
この翻刻本のおかげで、現代の私たちもなんとか両日記の世界に触れることができます。
両日記の成立や渡部家の系譜について解説した 『桑名日記柏崎日記解題』や、 日記を題材に書かれた作品もあります。
児童書として出版された『いるるは走る』は、小学校中学年から読めるわかりやすい物語です。

 

この夏、みなさまも『桑名日記』『柏崎日記』を通して、
江戸時代の桑名にタイムスリップしてみてはいかがでしょうか。

 

<参考資料>
桑名日記[影印] 1~4巻(全17冊)』渡部 平太夫/著  L289ワ桑名日記
柏崎日記[影印] 上~下巻(全12冊)』渡部 勝之助/著 L289ワ桑名日記
桑名日記[翻刻]1~4(全4冊)』 渡部 平太夫政通/著, 澤下 春男/訳 AL221ワ
柏崎日記[翻刻]上~下(全3冊)』 渡部 平大夫勝之助/著,澤下 春男/訳 AL221ワ
桑柏日記民俗抄』 堀田 吉雄/編著 伊勢民俗学会 1969  AL382ホ
桑名日記柏崎日記解題』 澤下 春男,澤下 能親/解説 1984  AL221ク
解読 桑名日記』 桑名日記輪読会/編 中日出版社 1997 AL221カ
桑名の星影 「桑名日記」より』 渡辺 夸任子,高橋 昭彦/著 1992 AL221ワ
幕末父子伝』 本間 寛治/著 エフエー出版 1989 AL221ホ
幕末転勤伝』 本間 寛治/著 エフエー出版 1988 AL221ホ
いるるは走る』 大塚 篤子/作,石倉 欣二/絵 小峰書店 2005 AL938オ

 

<志るべ>

 

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「夏休み親子でインテリアワークショップ わたしの部屋をコーディネート!」を開催します!

2016年8月2日(火)|投稿者:kclスタッフ

公益社団法人インテリア産業協会さんと連携し、親子で楽しむインテリアワークショップを開催します。

http://kcl.kuwana-library.jp/files/20160823event.pdf

新しい学期、新しい季節を迎える前に、お部屋のコーディネートを考えてみませんか。

「インテリアコーディネータークラブ三重」のインテリアコーディネーターの皆さんと一緒に、私だけのとっておきの部屋をデザインします。

インテリアコーディネーターさんに、すてきなお部屋づくりのポイントを聞いてみましょう!

図書館にあるインテリア関係の本もたくさん紹介します。

みなさんの参加をお待ちしています。

 

↓本物のクロスやラグの素材を使ってお部屋をコーディネートします!

 

イラスト①

 

 

 

  • と  き|8月23日(火)午後1時30分から3時まで
  • と こ ろ|桑名市立中央図書館4階研修室Ⅱ
  • 対  象|小学校3~6年生のお子さんとその保護者の方
  • 定  員|10組(20名)※申込多数の場合は抽選します。
  • 持ちもの|筆記用具、はさみ、色えんぴつ
  • 申し込み|直接中央図書館または電話(☎0594-22-0562)
  • 申込期間|8月7日(日)から13日(土)
  • 主  催|桑名市立中央図書館、公益社団法人インテリア産業協会
  • 共  催|三重県立図書館、
  • 協  力|インテリアコーディネータークラブ三重
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