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年末年始の休館と貸出期間延長のお知らせ

2016年12月19日(月)|投稿者:kclスタッフ

「ブックとラック」をご覧のみなさま、こんにちは。平八郎です。桑名市立中央図書館の年末年始休館と、貸出期間延長のご案内です。

桑名市立中央図書館の休館期間と貸出の延長は以下の通りです。

【休館期間】
12月28日(水)~1月4日(水)

【図書・雑誌の延長】
12月15日(木)~12月27日(火)の貸出……3週間の貸出

【CD・DVDの延長】
12月22日(木)~12月27日(火)の貸出……2週間の貸出

※桑名市外から取り寄せた図書は、貸出期間が異なります。

※休館の間も、1階の返却ポストはご利用いただけます・

ただし、CD、DVD、大型絵本・大型紙芝居、ゆめはま文庫、桑名市外から取り寄せた図書は開館日にカウンターへお持ちください。

通常よりも一週間長い貸出が可能です。長編小説を通して読んでみたり、時間がなくて後回しにしていた本を貸りてみてはいかがでしょうか。
どれを読もうか迷う……という時は、話題の本を集めたベストセラーコーナーや、各特集コーナーをご覧ください。

今年も図書館をご利用いただき、ありがとうございました。
2017年も桑名市立中央図書館をご利用・ご活用いただきますようよろしくお願い申し上げます。
よいお年をお迎えください。

 

< 平八郎 >

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第12回 桑名市図書館を使った調べる学習コンクール表彰式

2016年12月1日(木)|投稿者:kclスタッフ

11月14日(月)、 第12回 桑名市図書館を使った調べる学習コンクールの表彰式が
くわなメディアライヴ1階の多目的ホールにて行われました!

20161117-076

受賞されたみなさん、おめでとうございます!

今年の応募点数は315作品
そのうち、

 ☆最優秀賞 4作品
 ☆優秀賞  3作品
 ☆奨励賞  16作品
 ☆地域賞  7作品

 に輝いたみなさんが表彰されました。

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最優秀賞に輝いた4名のみなさんです

28年度の受賞作品の一覧はこちらからご覧いただけます。
→第12回 桑名市図書館を使った調べる学習コンクール 入賞作品発表(PDF)

2013年よりスタートした夏休み期間中の「調べる学習相談窓口」には、今年もたくさんの相談が寄せられました。自分の好きなことや興味のある分野について一生懸命調べる姿は大変素晴らしく、私たちスタッフも毎回全力でサポートしています!

力作揃いの応募作品の中から見事入賞に輝いたみなさんの作品は、3階の調べる学習紹介コーナーにて展示しています。

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3階一般特集コーナーの左側に展示しています

どれも、子どもだけでなく大人も読んで楽しめる作品ばかりです。
ご来館の際は、ぜひお手にとってご覧くださいね!

最優秀賞・優秀賞に選ばれた7作品全国コンクールへ出品されます。
桑名のスター☆の活躍を、お楽しみに!

 

桑名市ビブリオバトル(中高生大会)を開催しました!

2016年11月15日(火)|投稿者:kclスタッフ

11月5日(土)13時半より、くわなメディアライヴ 1階多目的ホールにおいて「桑名市ビブリオバトル(中高生)大会」を開催しました。
ビブリオバトルとは「本の紹介コミュニケーションゲーム」のことです。
発表者(バトラー)は4名、観覧者(オーディエンス)は26名でした。

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「お気に入りの一冊
」をテーマに、バトラー4名がそれぞれ本を紹介(各5分)し、
小学生を含む観覧者がしっかり耳を傾けてくれました。
その都度の質疑応答(各2分)では、参加者はバトラーの熱のこもった説明を聞くことができ、質問に答える姿、言葉のチョイスなどに親しみを感じたり、人柄にふれることができ、お気に入りの本の魅力が一層伝わりました。
まさに、「本をとおして人を知る、人をとおして本を知る」場となりました。

今大会で紹介された本とバトラーのみなさんをご紹介します。(発表順)

天と地の方程式3巻 富安陽子著 講談社
【光陵中学校 松嶌ひな菜さん】

no-1


あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない上・下巻 岡田麿里著 メディアファクトリー
【陽和中学校  加藤ひかるさん】

no-2


『ギャル男でもわかる政治の話』
おときた駿・4人のギャル男たち著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
【桑名工業高等学校 新垣小桃さん】

no-3


『コールドゲーム』
荻原浩著 講談社
【四日市高等学校 坪井佑介さん】

no-4

発表いただいた四冊から、参加者全員が一番読みたくなった本を選び投票した結果、今回のチャンプ本は『ギャル男でもわかる政治の話』となりました。

中央図書館3階ティーンズの特集コーナーでは、バトラーの皆さんの手書きのPOP(本の紹介カード)と、ビブリオバトル関連本を展示・紹介しています。
<期間:2016年11月13日(日)~12月27日(火)>

参加者の皆さんからは、「面白かった」「意外な本に出会えて楽しかった」という感想をいただいています。ぜひ、ご家庭やクラスなどでビブリオバトルをやってみませんか?

 

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「桑名の打毬戯(だきゅうぎ)」をご存じですか?

2016年10月24日(月)|投稿者:kclスタッフ

こんにちは、「志るべ」です。
すっかり秋も深まってまいりました。
おいしいものの誘惑が多い季節ですが、スポーツの秋でもありますよね。
秋の味覚をたっぷりいただいた後には、しっかり身体を動かしたいものです。

 

スポーツといえば、桑名に伝統的スポーツ(競技)が残されていることをご存じでしょうか。
「打毬戯(だきゅうぎ)」といわれる競技で、江戸時代に桑名の藩校「立教館」で行われていました。
寛政の改革で有名な松平定信が白河(福島県白河市)藩主であったころ、藩校立教館に打毬を取り入れています。
『嬉遊笑覧(きゆうしょうらん)』という江戸時代の書物(序文:文政13年)には、次のように記されています。

 

打毬の戯は昔江戸にて行れたりと云ふ今は奥州白川の諸士集て赤白の毬を打小門を設て打入先後相争て勝負を極む(後略)

 

文政6年の国替えにより、立教館とともに「打毬の戯」も白河から桑名へ移りました。
以前のブログ「渡部家の交換日記」でご紹介しました『桑名日記』には、孫の鐐之助が「だきうのまねする」(天保12年11月29日)という記述があります。
幼い鐐之助は石取祭だけでなく、打毬もまねして遊びに取り入れていたのですね。

 

明治以降は私塾を経て、立教小学校へと受け継がれていきました。戦争により中断を余儀なくされますが、昭和53年楽翁公150年記念大祭を機に復活しました。昭和55年からは立教地区大運動会(小学校と地区自治会により共同開催される運動会で、現在の立教大運動会)の中で行われています。
今年も10月2日、立教小学校において開催されました。

 

ではいったい「打毬戯」とはどんな競技なのでしょう?
『日本こどものあそび大図鑑』の「打毬」の項には次のように書かれています。

 

中国から伝わったポロのような球技。平安時代に宮中行事としておこなわれ、江戸時代に復興された。(中略)2組に分かれた騎馬(古代には馬に乗らない徒歩打毬もあった)の武士が、紅白の毬を毬杖(ぎっちょう)ですくい取り、毬門に投げ入れたほうが勝ち。後に子供がこれをまねして毬を打ち合う遊びができ、毬打(ぎっちょう)といった。

 

「桑名の打毬戯」はどうでしょうか?
復活にあたり、安全面に配慮しつつ伝統の競技を残す方法が考えられました。
現在は保存会のメンバーの指導のもと、立教小学校の5・6年生により行われています。
剣道着に襷(たすき)、はちまき、大将は陣羽織を身につけて、白い旗を掲げた「白虎隊」と赤い旗の「朱雀隊」に分かれて戦います。

白チーム「白虎隊」の旗。

白チーム「白虎隊」の旗。

赤チーム「朱雀隊」の旗。

赤チーム「朱雀隊」の旗。

競技は三種類に分かれています。
一つ目は、毬を打棒で相手ゴールに打ち込む「打毬」の競技。
大将がひとりひとりに采配を振って「打て」と命じ、それによって毬が打ち込まれます。
毬が入ると、それぞれ陣鉦(じんがね)、陣太鼓(じんだいこ)を鳴らします。「白虎隊」のゴール。陣鉦が吊るされています。

「白虎隊」のゴール。陣鉦が吊るされています。

「朱雀隊」のゴール。陣太鼓が吊るされています。

「朱雀隊」のゴール。陣太鼓が吊るされています。

二つ目は、毬を手で相手ゴールに投げ込む「玉入れ」のような競技。
線上に並べられた毬を手でつかんで相手ゴールに投げ入れます。

一列に並んだ毬を相手ゴールに投げ入れます。

一列に並んだ毬を相手ゴールに投げ入れます。

三つ目は、腕組をして枠内から相手を押し出す「押し合い」の競技。
以前は襷(たすき)の奪い合いなどがありましたが、安全面に配慮して、腕は身体の前で組んで手や足は出さないというルールに変更されています。

 

これら三種類の競技の得点を合計して勝敗が決まります。
今年は赤の朱雀隊の勝利となりました。
負けた隊は降参の意を示し、副将の「兵器はずせ」の号令で、旗を降ろし、襷(たすき)やはちまきをはずし、参謀と曹長はそれらを相手方に差し出します。

旗を地面に置きます。

旗を地面に置きます。

 

襷、はちまき、大将の陣羽織などをかごへ入れます。

襷、はちまき、大将の陣羽織などをかごへ入れます。

差し出す際には決まったセリフがかわされます。

 

負 「そまつな品だが受け取れ」
勝 「負けたのに言葉が悪い。もう一度出直して来い」
負 「大切な武器だが、負けてやったから渡しに来た」
勝 「まだ言葉が気に入らん。どうぞお受け取りくださいと言え」
負 「どうぞ受け取ってください」
勝 「よし。受け取ってやる」

 

この負け惜しみの言葉には、見学の人々から笑いがこぼれていました。
それぞれの役割には決まった言い回しがあり、口上やセリフを覚えるのはたいへんなのではないでしょうか。
勝った隊は副将の「ひーのふーの」という声に合わせ、全員で「うぉーい」と声をあげながら、ひざまづいている相手方の回りを一周して退場します。その後、負けた隊も立ち上がり無言で退場します。
古式ゆかしいルール(安全面を配慮した上で)によって繰り広げられた戦いは終了しました。

 

遠方から、桑名の打毬戯の調査に図書館へ来られる方もいらっしゃいます。
その際に、鹿児島には「ハマ」と呼ばれる円盤を棒で打ち合う「ハマ投げ」という打毬があることをお聞きました。
打毬にもいろいろな形があるのですね

 

 

桑名の打毬戯は地域参加の運動会で行われ、保存会を初め地域の人々の想いが受け継がれた競技といえます。
図書館では「桑名の打毬戯」を映したDVDを館内で視聴していただくことができます。
ぜひ一度、桑名独自の打毬戯をご覧ください。

 

<引用・参考資料>
嬉遊笑覧(序文:文政13年)』 喜多村 信節/著 緑圓書房 1958 031キ(書庫)
桑名日記 2』 渡部 平太夫政通/著, 澤下 春男/訳 ぎょうせい 1984 AL221ワ(桑名三重)
日本こどものあそび大図鑑』 笹間 良彦/著画 遊子館 2005 R384.5サ(調べる)
日本遊戯史』 酒井 欣/著 第一書房 1983 384.8サ(歴史の蔵)
三重県の祭り・行事』 三重県教育委員会 1997 AL386ミ(桑名三重)
打毬戯』 打毬戯保存会 1989 L783タ(歴史の蔵)
立教百年誌』 立教開校百年記念会 1973 L376ク(歴史の蔵)
打毬戯(DVD)』 桑名市教育委員会 (館内視聴)

<志るべ>

第11回「昭和の記憶」収集資料展~伊勢大橋が見つめた桑名~を開催しました

2016年10月14日(金)|投稿者:kclスタッフ

9月30日(金)~10月2日(日)に
第11回「昭和の記憶」収集資料展~伊勢大橋が見つめた桑名~を開催いたしました。
3日間で975名の方にご来場いただきました!

今年のテーマは「伊勢大橋が見つめた桑名」
昭和9年に完成して以来、80余年もの間、地域の物流・交通を支え、桑名の発展を見つめてきた伊勢大橋。
昭和時代の桑名の歴史と風景を古写真と解説パネルとともに振り返りました。

 

お借りした伊勢大橋解説パネル

伊勢大橋解説パネル(提供:国土交通省中部地方整備局北勢国道事務所)

連日行われた講演会にも、たくさんの方にご参加いただきました。

9月30日(金)は、前桑名市文化財保護審議会会長 郷土史家 西羽晃先生による
「伊勢大橋が見つめた桑名」

30日(金)の様子

9月30日(金)の様子

10月1日(土)は、第11回桑名市図書館を使った調べる学習コンクール最優秀賞・地域賞を受賞された、 桑名市立光陵中学校1年 加藤颯真 さんによる
「消えゆく風景・伊勢大橋 ~ぼくが撮った1枚の写真から~」

1日(土)の様子

10月1日(土)の様子

国土交通省中部地方整備局北勢国道事務所の方にもご協力をいただき、新しい伊勢大橋の工事の様子を記録した「伊勢大橋物語」の上映と、環境に配慮した伊勢大橋架橋工事の解説も行われました。

伊勢大橋架橋工事解説の様子

また1日は、大林組さんによる濁水処理実験も行われ、濁った水がキレイに変わる様子を、皆さま大変興味深くご覧になられていました。

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濁水処理実験の様子

ご協力いただいた皆さま、講師を務めてくださった皆さまに心より感謝申し上げます。

そして、昨年から始まりました「くわな古写真展とオーラルヒストリー収集」

たくさんの方にお話を伺いました。

たくさんの方にお話を伺いました。

ご来場の皆さまに古写真をご覧いただき、昭和の頃の記憶の聞き取りを行いました。
記憶や思い出の聞き取りは、
・直接、お聞かせいただく
・用意した紙にお書きいただく
の二つの方式で行いました。
お聞かせいただいた思い出・記憶は古写真とともに地域資料のひとつとして記録していきます。

今回の展示をご覧の皆さまから、
「薄れていく記憶を留める、素晴らしい展示だった」
「伊勢大橋建設に関わった当時の人達に感謝したい」
など、展示を通して感じたお声もいただきました。

失われつつある記憶と資料を収集し、次の世代へと繋げていく「昭和の記憶」資料収集事業。
資料をご提供いただきました皆さま、ご来場いただきました皆さま、
本当にありがとうございました!!

今後とも事業へのご支援、ご協力をお願い申し上げます。

これまでの「昭和の記憶」収集資料展の様子はコチラでご覧いただけます。

カテゴリー:イベント, 昭和の記憶 | コメント (0) | 

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