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「13代目‟桑名のあうるさん“」のご紹介☆

2023年5月23日(火)|投稿者:kclスタッフ

4月初め桜が咲き誇る頃、桑名市立中央図書館にて13代目‟桑名のあうるさん“の委嘱式と、ポスター撮影を行いました。

13代目‟桑名のあうるさん“は、第26回 「図書館を使った調べる学習コンクール」全国大会に入賞された6名の方々です。

今年度、中央図書館のPR活動に協力していただきます☆

 

■優秀賞 毎日新聞社賞(1作品)

・子どもと大人の部

「わたしの家は西べっしょじょう?」

西田 絢美さん・西田 純さん(父)

 

■優良賞(1作品)

・小学生の部(高学年)

「犬の訓練についての研究 ~訓練をすれば、人も犬も幸せになる!~」

岡本 佳穂さん

 

■奨励賞(1作品)

・小学生の部(高学年)

「サンショウウオを守りたい 環境問題への道」

小木曽 奨真さん

 

■佳作(1作品)

・小学生の部(高学年)

「なんで?どうして?兄妹で比べる遺伝の研究」

平井 愛花理さん・平井 理菜さん

 

 

今年度のポスターはこちらです!

(写真前列左から)

西田 絢美さん、小木曽 奨真さん、

(写真後列左から)

平井 愛花理さん、平井 理菜さん、岡本 佳穂さん

 

 

ポスターは、館内に掲示します。

また、‟桑名のあうるさん“へインタビューしたものをまとめた「桑名のあうるさんの声を聞く」「調べる学習☆インタビュー」を児童フロアに掲示中です。

ご来館の際は、是非ご覧ください☆

 

「たべる」

2022年10月1日(土)|投稿者:kclスタッフ

こんにちは。ばんこです。そろそろ食欲の秋。
今回は「たべる」をテーマに、いろいろな本をご紹介します。

記憶に残っている中で、一番最初に「おいしそうだなぁ」「たべたいなぁ」と思った絵本です。

 

しろくまちゃんのほっとけーき
わかやま けん/[絵],森 比左志/[文],わだ よしおみ/[文]
こぐま社 1980

 

知らない人はいないのではないか?と思われるほど、長く読み続けられている本です。

現在でも、書架に並べばすぐに貸し出しされる人気ぶり。
桑名市のゆめはま文庫(2歳Cセット)にも入っています。
実は、ほっとけーきを作って、お片付けをするまでに、しろくまちゃんのエプロンは、色が何回も変わります。
何回変わるのか?何色に変わるのか?知っている人は、スゴイ!!

 

好きなものを「たべる」ことは、とても楽しいことですが、嫌いなものを「たべる」のは、大人になってもつらい…
誰かかわりに食べてくれないかなぁと、みなさん一度は思った事があるのではないでしょうか?

たべてあげる
ふくべ あきひろ/ぶん,おおの こうへい/え 教育画劇 2011.11

 

りょうたくんには、好き嫌いがたくさん。
誰かかわりに食べてくれないかなぁと思っていると、小さいりょうたくんが登場し、りょうたくんの嫌いなものを全部食べてくれるようになります。
何でも食べてくれる小さいりょうたくんは、どんどん大きくなっていき・・・
さて、最後に一体何を食べるのでしょうか?
衝撃的なラストです。

 

同じりょうたくんですが、この本にでてくるりょうたくんは、食べないわけではないのです。
でも、早く遊びに行きたくて、お茶碗に、ほんのすこ~し、お昼ごはんのシラス丼を残してしまっただけ・・・

しらすどん
最勝寺 朋子/作・絵 岩崎書店 2021.7

 

気が付くと、りょうたくんは、自分のお茶碗に残された小さなシラスになっています。
この後、りょうたくんは残されたシラスがどうなっていくのかを、身をもって体験します。
きれいに食べる、のこさず食べる。
大事な事です。

 

好き嫌いがあったり、残したり・・・この本は、そんなことありません。
好き嫌いなし!なんでも「たべる」男の子のお話。

いただきます。ごちそうさま。
あさの あつこ/作,加藤 休ミ/絵,東 雅夫/編 岩崎書店 2021.1

 

作者は、あさのあつこさん 岩崎書店の怪談えほんシリーズの一冊です。
このシリーズは、大人向けかな?と思う本もあるのですが、これは、ストレートにこわい。
なんでも「たべる」ことが、こんな風に怖い絵本になるとは・・・
なんでも「たべる」ことを、ちょっと考えてしまうようになるかも?

 

しんでくれた
谷川 俊太郎/詩,塚本 やすし/絵 佼成出版社 2014.4

自分たちの食べている物、お肉もお魚も、スーパーのパックしか知らない、という子もいるかもしれません。
毎日食べている物が、どのようにして自分の口に入ることになったのか、当たり前ですが、食べ物も命です。
谷川さんの詩は、本当に大切な事をわかりやすく教えてくれます。

 

「好き嫌いはダメ」「ご飯はキレイに食べなさい」言われたことも言ったことも、嫌になるくらいたくさんありますが、気持ちも所作も、ちゃんと「たべる」を子どもに伝えること、難しいなぁと思います。
自分の身を振り返れば、あまりきつく言うこともためらわれ、きれいごとばかりもちょっとなぁ・・・という時の絵本です。

読み終わった後、すこし考える余白のあるような絵本は、子供が読んでも、大人が読んでもいいなぁ、と思います。
一緒に読んで、お互いちょっと考えることができたら、良い時間になるのではないでしょうか?

ぜひ、食欲の秋に、家族で「たべる」ことを考えるきっかけにしていただければと思います。

 

紹介資料

しろくまちゃんのほっとけーき
わかやま けん/[絵],森 比左志/[文],わだ よしおみ/[文]こぐま社 1980

たべてあげる
ふくべ あきひろ/ぶん,おおの こうへい/え 教育画劇 2011.11

しらすどん』最勝寺 朋子/作・絵 岩崎書店 2021.7

いただきます。ごちそうさま。
あさの あつこ/作,加藤 休ミ/絵,東 雅夫/編 岩崎書店 2021.1

しんでくれた
谷川 俊太郎/詩,塚本 やすし/絵 佼成出版社 2014.4

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『日本語は難しい・・・』

2022年2月3日(木)|投稿者:kclスタッフ

こんにちは。ばんこです。

今回は、「日本語」をテーマに本をご紹介したいと思います。

小学生の子供の宿題で、

「昼食」は「和語」ですか?「漢語」ですか?という問題がありました。

一瞬、あれ?と思い「昼食」は日本語ではなかったか?と

頭の中に?(はてな)がいっぱいになりました。

教科書を見てみると、「和語・漢語・外来語」という単元があります。

音読み、訓読みくらいはなんとなくわかりますが、一緒に宿題をしてみると

これがなかなか難しいのです。

そこでこの本を読んでみました。

学校では教えてくれないゆかいな日本語

今野 真二/著,丸山 誠司/イラスト 河出書房新社 2016

 

和語・漢語・外来語 についてはもちろん、へぇ~そうだったのか!

と思う日本語に関するいろいろな事が、詳しく書いてあります。

第3章では、助数詞についてもふれています。

数を表す言葉の後ろにつけて使う助数詞ですが、意外と知らないことが多いという事に、

気が付きました。

 

なかなか面白いこの助数詞。他の本も見てみたくなり、探してみました。

数え方図鑑 身近なモノをなんでも数えてみたくなる!

やまぐち かおり/絵    日本図書センター 2019

普段何気なく、使っているモノの数え方も、

学校では、詳しく教えてくれないかもしれません。

例えば、「人」を数える時、「一人」と「一名」を使いますが、その違いは?

また、昔話にもよく登場する、架空の生き物 鬼は「一匹」 人魚は「一人」

一体何が違うの?どこで区別するの?

かわいいイラストがいっぱいで、楽しく数え方について学ぶことが出来ます。

知らなくてもいい事ですが、ちょっとした雑学はふとした時に役立つものです。

 

本もいろいろな数え方があります。

本は「冊」 その中の紙の片面は「ページ」 一冊の中に入っている作品は「点」

シリーズは「巻」 発行された数は「部」

数え方の奥は深いです。

 

最近、スタッフから面白い「言い間違い」を教えてもらいました。

「楕円形で、おいしい粉がついていて、昔からある甘じょっぱいおせんべい」

を食べたかったお母さんが伝えた商品名は…「ピーターパーン」

こんな「ちょっとした楽しい言い間違い」は日常生活を楽しくしてくれますが、

本を探すとなると、また、別です。

この「ちょっとした」が曲者です。

「ちょっとした」間違いで、本を探す事がなんと難しくなることでしょうか!

加えて、「読み間違い」「覚え間違い」「勘違い」「言い間違い」などなどの

タイトル、著者「違い」。

そんな図書館での、楽しい「間違い」ばかり集めた本が、

昨年、10月に福井県立図書館から出版されました。

100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集

福井県立図書館/編著   講談社 2021

もともと、福井県立図書館のホームページにこのサイトがあり、

福井県立図書館 覚え間違いタイトル集

たまに楽しく拝見させていただいていたのですが、ついに書籍化されました。

こうくるか~という言い間違い。

本好きの人に、是非読んで、楽しんでいただきたいです。

 

 

図書館のカウンターでは、タイトルも不明、著者も不明、表紙が白かったような~ 等

非常にふんわりとした記憶にある本を探して欲しい というご依頼もあります。

ふんわりとした記憶の本の聞き取りは、大人相手でも難しいものですが、

これが、子ども相手になると難しさが、一気にアップします。

頑張って教えてくれているのですが、マスクでなかなか聞き取りにくかったり

途中で、何の本のことなのか本人もわからなくなってしまったり・・・

実際に図書館であった例ですが、

「児童書で、キツネが主役の物語。小学生によく読まれている本ありますか?」

キツネが主役の読み物はとてもたくさんあって、う~んと悩みました。

答えは、『かいけつ ゾロリ』シリーズでした。

かいけつゾロリきょうふのダンジョン

 原 ゆたか/さく・え ポプラ社 2021

こちらは最新刊ですが、ゾロリはゾロリとしてしか認識しておらず、改めて、

ゾロリはキツネだったのか! と気が付きました…

 

そんな言い間違い?勘違い?うろ覚え?ばかりする家族がお買い物に行くお話があります。

うろおぼえ一家のおかいもの

出口 かずみ/作 理論社 2021

お母さんに、お買い物を頼まれたうろおぼえ一家のみなさん。

「お」がつく事を頼まれたような気が・・・

頼まれた「おかいもの」さえ、うろ覚え。

買うモノも「しかくい」「しろい」モノだったような気が・・・

これまた、うろ覚え。

こんな事で、ちゃんとお買い物ができるのでしょうか?

でも、終わり良ければすべて良し。

最後のお母さんには、びっくりです。

 

楽しくもあり、勉強すると、難しい「日本語」。

漢字・ひらがな・カタカナ 表記で3種類もある言語は

なかなかないのではないでしょうか?(数字、ローマ字を含めば5種類?)

産まれた時から日本語で本当によかった~と思います。

しかし、最近では、本のタイトルにも、新しい言葉がたくさん使われるようになりました。

変化していく「日本語」に置いて行かれないようにしていかなくてはと思います。

 

参考図書

学校では教えてくれないゆかいな日本語』今野 真二/著,丸山 誠司/イラスト  河出書房新社 2016

数え方図鑑 身近なモノをなんでも数えてみたくなる!』やまぐち かおり/絵   日本図書センター 2019

100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』福井県立図書館/編著 講談社 2021

かいけつゾロリきょうふのダンジョン』 原 ゆたか/さく・え ポプラ社 2021

うろおぼえ一家のおかいもの』出口 かずみ/作   理論社 2021

 

 

 

 

第25回「図書館を使った調べる学習コンクール」の受賞作品

2022年1月14日(金)|投稿者:kclスタッフ

第25回「図書館を使った調べる学習コンクール」(公益財団法人 図書館振興財団)の 受賞作品が発表されました。
全国から10万6千点を超える作品が応募され、桑名市からは「第17回 桑名市図書館を使った調べる学習コンクール」で最優秀賞・優秀賞に選ばれた4作品が出品されました。
そして、気になる結果はこちら!

 

■優良賞(2作品

・小学生の部(中学年)

「アイラブかつお節 ~かつお節が教えてくれた和の心~」

 宮城 嗣久さん(桑名市立益世小学校 4年)

 

・子どもと大人の部

「ハムスターファミリー」

 西田 絢美さん(桑名市立在良小学校 1年)・西田 純さん(父)

 

 

■奨励賞(1作品)

・小学生の部(高学年)

「謎のチョウ アサギマダラ 旅するヒミツを追え!!」

 小塚 凜空さん(桑名市立益世小学校 6年)

 

 

■佳作(1作品)

・小学生の部(高学年)

「よくなれ!視力!」

 近藤 亜紀さん(桑名市立大成小学校 6年)

 

受賞されたみなさん、おめでとうございます!
回を重ねるごとに盛り上がる調べる学習コンクール。
これからも、図書館は皆さんの調べる学習を応援・サポートいたします。
これまでに参加いただいたみなさんも、まだ参加されたことのないみなさんも、ぜひ調べる学習コンクールの作品づくりに挑戦してみてください。

 

<かぶら>

「第17回桑名市図書館を使った調べる学習コンクール」表彰式

2021年12月3日(金)|投稿者:kclスタッフ

2021年11月26日(金)に、第17回 桑名市図書館を使った調べる学習コンクールの表彰式が行われました。
今年は166作品ご応募いただきました。

そのうち、
☆最優秀賞 1作品
☆優秀賞  3作品(うち、子どもと大人の部1作品)
☆奨励賞  22作品
が入賞し、27名の方々が表彰されました。

 

今年度の受賞作品の一覧はこちらからご覧いただけます。
➡ 第17回 桑名市図書館を使った調べる学習コンクール入賞作品発表(PDF)

 

みなさんの疑問・興味を持ったことを一生懸命調べる姿がとても素敵でした。
これからも調査のお手伝いが出来るよう、図書館スタッフ一同サポートしてまいります。
最優秀賞・優秀賞に選ばれた作品は全国コンクールへ出品されます。
入賞作品の閲覧をご希望の方は、児童コーナー窓口へおたずねください。

 

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