桑名の伝統工芸
2012年5月4日(金)|投稿者:kclスタッフ
ただいま、桑名市立中央図書館では
4F「歴史の蔵」前と
3F特集コーナーのガラスケースで
「桑名の伝統工芸」の特集展示を行っています。
桑名の伝統工芸といえば
「万古焼」「鋳物」「和太鼓」など
いろいろありますが・・・
今回、とりあげた工芸は
「木地師(きじし)」と「桑名盆」です。
「木地師」とは
とち、ぶな、けやき等の木を切り出して
ろくろを使い、お椀などの素地を作る職人さんです。
ここ桑名にも、木地師の方が住んでいました。
このたび「木地師」に関する
貴重な文書を、寄贈いただきましたので
その一部を公開させていただきます。
「桑名盆」は木地のお盆に漆を塗って仕上げます。
木地呂塗り、と呼ばれる
木目を生かした漆の塗り方が特徴的なお盆です。
江戸時代に桑名に住んでいた塗師(ぬし)が
盆に草花の絵を描きはじめたのが
はじまりといわれています。
桑名盆にかぶらの絵を描いたものを
とくに「かぶら盆」と呼んでいます。
江戸時代当時の桑名盆は、オランダ人も買い求める
名産品だったとか。
kcl桑名市映像アーカイブスでは
この「かぶら盆」の絵付けの映像を
ご覧いただくこともできます。
ご来館の際は、
奥深い桑名の職人の技を、ぜひご覧ください。
<はまこ>
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