4階特集『なつかしの桑名』で昔を知ろう!

2015年9月18日(金)|投稿者:kclスタッフ

「ブックとラック」をご覧のみなさん、こんにちは。
いろんなお店の”秋スイーツ”を食べ歩いて、食欲の秋を満喫している< かぶら >です。

中央図書館が毎年行っている「昭和の記憶」収集資料展が、来月ついに10回目の開催を迎えます。
今回は、 ”10年の活動をふり返って”というサブテーマを設けて、これまでに使用してきたパネルや資料などを使って、当日の展示を盛り上げるべく、スタッフが日々準備しております!
詳細は、近日中にここ「ブックとラック」でお知らせいたしますので、お楽しみに☆

そして「昭和の記憶」開催に先駆けて、4階歴史の蔵前では郷土特集『なつかしの桑名』を開催中です!

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歴史の蔵前の様子

 過去の特集でもおなじみの『写真アルバム 桑名・いなべの昭和』や、『目で見る桑名の100年』で当時の人々の暮らしや町の様子をご覧いただけるだけでなく、今回は桑名市にお住まいの方には身近なアノ資料を歴史の蔵から出しております!
それは・・・こちらです!!

色鮮やかな広報誌がずらり!

毎月家のポストに届く、市政や生活情報をお届けしてくれる『広報くわな』!!
中央図書館でも、よくイベントの開催のお知らせを載せていただいたり、とてもお世話になっております。

上の写真に写っているのは展示の中の一部ですが、今私たちの家に届いているものに比べると、随分と形が変わっているのがわかります。

中央図書館が所蔵しているのは、昭和42年度に発行されてから現在にいたるまでの、およそ48年分。
1冊の中に、その年度中に発行された広報が収録されています。
当時の市政はもちろん、予防接種のお知らせや、小学校の校舎が完成しました!など様々。

中でも、私< かぶら >が面白く思ったのは、『広報くわな 総集版 昭和47年度』です。
昭和47年というと、今から33年前。
この年、当時の桑名を代表する2つの新しい建物が出来ました。

ひとつは、桑名駅前に出来た”ショッピングシティ・ パル”!!

パルの完成を知らせる記事

パルの完成を知らせる記事

昭和47年(1972)10月10日にオープンしたパルは、鉄筋コンクリート造り、地下2階、地上6階建てと当時としてはかなり大きな建物でした。
地下2階を除いた全てのフロアに店舗が入り、桑名市の表玄関を華々しく飾り、市民に愛されました。
この年の広報くわな5月号では、「カッコイイ< 名前 >をつけて」という見出しで、新しく出来るビルの名前を募集する記事が載っています。
市民の声によって名付けられた”パル”とは、【PAL = 仲間・友達】という意味があるそうです。
幼い頃、よく母に「パルへ連れてって!」とお願いしていた私ですが、今回この広報くわなを読んで、はじめてその名前の意味を知りました。
平成9年(1997)に残念ながらなくなってしまったパルですが、今その跡地は”サンファーレ”として生まれ変わり、私たち桑名市民の新たな憩いの場として愛されています。

そしてもうひとつは、現在も活躍中の”桑名市役所 新市庁舎”!!
こちらは、昭和48年(1973)3月19日より新しいこの庁舎で仕事をはじめる記事が載っています。
中には新庁舎の各階の案内を断面図にしたものもあり、こういう構造になっているのか!と面白く見ることが出来ます。
また、当時庁舎として使われていた建物が図書館(旧市立図書館)に転用される、という記事もあり、私が幼い頃よく通っていた図書館は随分と古い建物だったんだなぁ、と驚きました。

 

今回ご紹介したのは一部ですが、読みすすめる内にいろんな事が思い返されて、とても読み応えがあります!
普段は歴史の蔵の中に入っている資料ですので、みなさんの目に触れる機会はあまり無いかもしれません。
今、何気なく見ている建物や風景が、なんだか愛おしく思える貴重な資料です。
”読書の秋”のお供に、ぜひお手にとってご覧ください♬

< かぶら >

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