宝暦治水と薩摩義士

2011年6月14日(火)|投稿者:kclスタッフ

4F「歴史の蔵」の前で開催しております

郷土資料特集。

今月は

「宝暦治水と薩摩義士」

 

 

      

4F「歴史の蔵」の前に展示コーナーを設置しています      

 

 

”宝暦治水”とは

江戸時代に、薩摩藩によって行われた

木曽三川の治水工事です。

 

この工事は

御手伝普請(おてつだいぶしん)と呼ばれるもので

幕府に命じられた藩が、工費や人・材料を準備し

工事にあたる、というものでした。

 

御手伝普請には

工費や人を藩に出させ

藩の勢力を削ぐ目的があった、といわれています。

無題

 

工事はおよそ2年にわたって行われ

工費は15万両の予想を大きく上回り

40万両に及びました。

また、工事中は多くの人々が犠牲となり

治水工事の総奉行を務めた

薩摩藩の家老平田靫負(ひらたゆきえ)は

工事の検分が終わると

予算超過と、多くの犠牲者を出した責任をとり

自刃しました。

 

 

平田靫負や、薩摩藩士の墓所の一部が

桑名市の海蔵寺にあり

現在も毎年5月25日に

薩摩義士のための法要が営まれています。

 

特集では、宝暦治水工事にまつわる

様々な資料を集めて展示しています。

小説や、平田靫負の伝記など

工事中の様々なドラマを

感じることができますよ。

 無題

この宝暦治水工事と

明治にヨハネス・デ・レーケが行った河川改修によって

現在の木曽三川は

穏やかな流れを

保っています。

 

水郷の町・桑名の

木曽三川の歴史の一端を

ぜひご覧になってください。

 

展示期間は6月28日までです。

ご来館おまちしております。

<はまこ>

カテゴリー:桑名・三重, 特集・展示

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