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桑名市中央図書館 令和8年度 郷土学習連続講座「入門くわな ~やさしく解説 久波奈名所図会~」の受講者を募集します!
2026年3月10日(火)|投稿者:kclスタッフ
初めて桑名の歴史を学ぶ人、あらためて学び直したい人を対象に、歴史専門官が久波奈名所図会(くわなめいしょずえ)を読み解きながら桑名の歴史をやさしく解説するセミナーの受講者を募集します。
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企画名:桑名市中央図書館 令和8年度 郷土学習連続講座「入門くわな ~やさしく解説 久波奈名所図会~」
講師:桑名市博物館 歴史専門官 大塚 由良美 氏
日時:①5月9日、②6月13日、③7月11日、④9月12日、⑤10月10日、
⑥11月14日、⑦12月12日、⑧1月9日、⑨2月13日、⑩3月13日
※ 全10回 いずれも第2土曜日 午後1時30分~午後3時
場所:くわなメディアライヴ 2階
定員:30名(申込多数の場合は抽選します)
対象:16歳以上
料金:3,500円 (初回開講日に集金します。途中退会でも返金はいたしません)
申込み方法:往復はがき(1人1枚)往信面(表):「〒511-0068 桑名市中央町三丁目79 桑名市立中央図書館 宛」、 往信面(裏):「『入門くわな』受講希望」申込者の「郵便番号」「住所」「名前(ふりがな)」「電話番号」、返信面(表):申込者の「郵便番号」「住所」「氏名」を記入し、直接または郵送で中央図書館へ
※ 料金不足等で返信ができない場合は無効となりますのでご注意ください。
※ 消えるペンで記入しないでください。
申込期間:4月10日(金) 必着
テキスト: 毎講レジメを配布します
問い合わせ:桑名市立中央図書館 〒511-0068 桑名市中央町三丁目79 ☎0594-22-0562
春、節目の季節に寄り添う本
2026年3月3日(火)|投稿者:kclスタッフ
はじめまして。六華(ろっか)と申します。
このたび、新しくブログを担当させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いします。
私の名前“六華”は、桑名のシンボルでもある「六華苑」からいただきました。
二代目諸戸清六の邸宅であった六華苑。
建物は、洋館と和風建築が調和した国の重要文化財で、庭園は、四季折々の美しさで人々を魅了し、国の名勝にも指定されています。
洋館の設計は、鹿鳴館などでも有名なジョサイア・コンドルが手掛けています。歴史的価値も高い六華苑について知りたくなったら、ぜひ図書館にも足を運んでみてください。
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さて、三月は卒業の季節。
図書館でも、この時期になると進学や新生活に向けた本を探しに来られる方が増えます。
節目を迎え、新しい世界へ踏み出す準備をする時期ですね。
少しずつ大人になっていく子どもたちを、心配しながらもまぶしい気持ちで見守る日々。
「そもそも大人になるってどういうことなんだろう?」と、考えることがあります。
そんな私の目に留まったのが、こちら、ティーンズコーナーの一冊です。

『おとなになるってどんなこと?』 (吉本ばなな/著 筑摩書房 2015.7)
著者の吉本ばななさんは、ご自身が「初めて大人になった」と感じた瞬間を鮮明に覚えているそうです。それは中学生の頃(早い!)
「初めてほんとうの意味で他者を思いやれた」「自分の恵まれた環境を客観的に見られた」
そんな変化を自覚した時だったと書かれています。
このエピソードを読み、私も自分の子どもが一つの大きな試練を乗り越え、泣きながら感謝の言葉を伝えてくれた日のことを思い出しました。
あの瞬間、あの子も大人になったのだと感じました。
中学生向けのエッセイですが、「大人になるって難しい…」と感じている大人にこそ響く言葉が詰まった、おまもりのような本です。
「おとなになんかならなくっていい、ただ自分になっていってください」
優しい語り口で、節目の季節に、そっと寄り添ってくれます。
何かにつまずいた時に読み返すと、また一歩を踏み出す元気がもらえるのではないでしょうか。
次にご紹介するのは、こちらの本です。

『ぼくを探しに』
(シルヴァスタイン/作 倉橋由美子/訳 講談社 1979.4)
「何かが足りない それでぼくは楽しくない 足りないかけらを 探しに行く」
シンプルな絵と文なので、さらっと読むことができます。けれど、とても哲学的で、“大きい人向け”の絵本といえます。
読んだ後の受けとめ方はきっと人それぞれですが、人生の歩み方について深く考えさせられます。
人生は山あり谷あり。つらい時は立ち止まっても、後戻りしてもいい。
完璧じゃなくても、不完全なままでも、ありのままの自分を受け入れていけば人生は楽しい。
そんな前向きなメッセージを感じられる一冊です。
続いては、こちら。

『きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ』 (荒井 良二/著 NHK出版 2019.9)
荒井良二さんといえば、児童文学界のノーベル賞と呼ばれるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を、日本人として初めて受賞したことで知られる絵本作家です。
その独創的な色づかいと世界観は国内外で高く評価され、これまでに数多くの賞を受賞してきました。
絵本だけでなく、アート作品や舞台美術など幅広い表現活動にも取り組み、常に新しい表現を探し続ける姿勢が、多くのファンを魅了しています。
荒井良二さんの代表作のひとつ『きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ』は、読む人の心をふっと軽くしてくれる絵本です。
ページをめくるたびに広がる色彩豊かな世界。
どこまでも走っていけそうな力強く駆ける馬とぼくの姿を見ていると、こちらも自然に元気や希望が湧いてきます。
「今日の自分には、思っている以上の力がある」
主人公のまっすぐな気持ちが、子どもにも大人にもやさしく響きます。
特別なことをしなくても、毎日はよろこびと感謝の連続。
気持ちひとつで世界はどこまでも広がっていく──
そんな前向きな感覚が、独特の絵とことばで描かれています。
最後は、こちらの絵本です。

『たくさんのドア』 (アリスン・マギー/文 ユ テウン/絵 なかがわちひろ/訳 主婦の友社 2010.11)
作者は、ベストセラー『ちいさなあなたへ』を書いたアリスン・マギー。
未来へ踏み出す子どもたちにエールを送る絵本です。
子どもたちの目の前に並ぶ“たくさんのドア”。
長い人生の中で、それらを一つひとつ自分の力で開けていく。
どんな未来が待っていても、そのドアを開ける力は必ずあなたの中にある──
そして、いつでも見守り、応援しているよ──
静かで力強いメッセージが胸に残ります。
卒業や進級など、新しい一歩を踏み出す季節にぴったりです。
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人生の節目にそっと背中を押してくれる本や絵本を集めてみました。
皆さまの春が、あたたかく、素晴らしいものになりますように。
心から応援しています。
<紹介資料>
『おとなになるってどんなこと?』(吉本ばなな/著 筑摩書房 2015.7)
『ぼくを探しに』(シルヴァスタイン/作 倉橋由美子/訳 講談社 1979.4)
『きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ』(荒井 良二/著 NHK出版 2019.9)
『たくさんのドア』(アリスン・マギー/文 ユ テウン/絵 なかがわちひろ/訳 主婦の友社 2010.11)
『ちいさなあなたへ』(アリスン・マギー/ぶん,ピーター・レイノルズ/え,なかがわ ちひろ/やく 主婦の友社 2008.4)
<六華>
「こばと春休みスペシャル2026」を開催します!
2026年3月1日(日)|投稿者:kclスタッフ
博物館×中央図書館 令和7年度ML連携セミナー(第6弾)「刀剣眩耀展のたのしみ方」を開催します!
2026年2月10日(火)|投稿者:kclスタッフ
ML連携とは、博物館(Museum)と図書館(Library)が連携し、共通のテーマに沿って企画展示やセミナーを開催する協力活動です。
中央図書館では、博物館展示のテーマに合わせた関連書籍の展示や、博物館職員等によるセミナーを行います。
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第6弾は博物館春季企画展「刀剣眩耀-甦る桑名宗社の村正-」の開催に合わせて、関連書籍展示と桑名市博物館職員によるセミナー「刀剣眩耀展のたのしみ方」を行います。
<セミナー紹介>
桑名市博物館春季企画展「刀剣眩耀(げんよう)―甦る桑名宗社の村正―」では、漆が研がれた三重県指定文化財《太刀 銘 村正》(桑名宗社蔵)を展観するとともに、桑名宗社に伝わるご宝物を展示いたします。
セミナーでは、村正をはじめ、展示作品の見どころをご紹介いたします。
※状況により変更・中止となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願いいたします。
<日程>
博物館×中央図書館 令和7年度ML連携企画 セミナー「刀剣眩耀展のたのしみ方」
講師:桑名市博物館 小関 明里 氏
日時:3月15日(日) 午後1時30分から午後3時
場所:くわなメディアライヴ 2階
参加費:200円 ※おつりのないようご用意ください
定員:50名(先着順、事前申込制)※定員になり次第締め切ります
申込み方法:直接窓口、または電話で中央図書館へ
申込み開始:2月19日(木)午前11時~ ※受付は各日午後5時まで
問い合わせ:桑名市立中央図書館 〒511-0068 桑名市中央町三丁目79 0594-22-0562
2月に買いたいもの
2026年2月7日(土)|投稿者:kclスタッフ
こんちには、なばなです。
相変わらず寒い日が続いていますが、先日、寒さも吹き飛ぶような光景を目にしました。
百貨店の催事場を埋め尽くす人の波と、芸術品のようにきらびやかなチョコレート。
そう、バレンタイン催事場です。
メインであるチョコレートは、もちろん美味しそうでしたが…私の印象に残ったのは、催事場にいる人たちから感じる熱気でした。
「買えるだけ買いたい」とずらりと列をなす人々と、「全てを売りたい」とショーケースで構えるスタッフたち。
まるで合戦のような気迫を双方に感じました。平和な催事のはずなのですが…
「買いたい」「売りたい」という欲でここまで頑張り、その欲を満たして生き生きしている両者の姿に、「欲」も生きる力だと思い知らされました。
無欲は美徳だとよく言われますし、買い物しすぎるのはよくありません。
しかし、上手に自分の欲を満たす買い物ができたなら、日々の元気に繋がるかもしれません。
今回は、その参考になりそうな本を紹介したいと思います。
まず初めはこちらです。
自分の意志で欲しいものを選んだつもりでも、実は無意識に選ばされている。
そんな買い物を巡る行動と心理を、社会心理学を元にわかりやすく解説した本です。
安売りに潜む売れなくなるリスクや、ブランドの仕組みの分析なども載っていて、マーケティングの参考としても有用です。
どの話も最初は「そうなの!?」と驚いても、読み進めるうちに納得してしまいます。
面白いのは、買い物の心理学を学ぶことで、自分の買い物の傾向がわかってくること。
満足のいく買い物にするにはどうすればいいか、そのヒントが見えてきます。
買い物の雑学としても面白く、売る立場でも買う立場でも参考になる、さまざまな面からおすすめの本です。
続いてはこちらです。
直木賞作家である角田光代さんの買い物にまつわる思い出をまとめたエッセイ集です。
憧れた立ち食い蕎麦の値段、買い替えで悩むカバンの値段、行けなくなったメキシコ旅行の値段…
特別な買い物ではないのに、作者の独特の感性が絡んで、妙に面白く味わい深いエピソードになっています。
印象的なのは親子での温泉旅行の話。
先々で起きる失敗と、親子ならではの無神経さに笑いつつ、その時間の大切さが胸に沁みます。
最後の章の家計簿の話には、経験の価値を考えさせられました。
買って得られた体験が、自分の内面を作っていくなら、今の自分の中に何があるのか。
自分のための買い物を、改めて見つめ直したくなります。
鋭い視点で書かれた、ユーモアあふれる買い物エッセイです。
最後はこちらです。
トップバイヤー達の買い付けに同行したドキュメンタリーをまとめた本です。
世界中を飛び回るバイヤーたちは、モロッコ食器のために10時間もかけて山道を走り、また、オーガニックの知識を深めるため森に入ります。
中でもパワフルなのはチョコレートバイヤー。
日本未上陸のチョコレートを探して、オーストラリアから北欧まで世界中を飛び回って店巡り。
たどり着いた店では、一筋縄でいかないパティシエとの交渉が待っています。
まさに、心技体が求められるバイヤーの旅。
それでも、そこにしかない物に出会う度に、彼らは来てよかったと喜びます。
どの旅にも、かけた時間と努力、そしてバイヤーの信念が垣間見えます。
私たちが店先で何気なく見かける商品。
その中に彼らが見つけた「欲しいもの」があると思うと、景色が変わってくる気がします。
自分が夢中になれる、欲しいものを探しに行きたくなる本です。
満足できる買い物ができれば、それだけ楽しい時間が増えます。
図書館の本はそのヒントになるかもしれません。
図書館を通して、読書も買い物も楽しい時間にしませんか?
<参考資料>
『買い物の科学 消費者行動と広告をめぐる心理学 The Science of Shopping』(越智 啓太/著 実務教育出版 2024.8)
『しあわせのねだん』(角田 光代/著 晶文社 2005.5)
『世界はもっと!ほしいモノにあふれてる [1] バイヤーが教える極上の旅』 (NHK「世界はほしいモノにあふれてる」制作班/監修・協力 KADOKAWA 2020.4)
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