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#kclスタッフおすすめ本 『こちらあみ子』
2021年10月22日(金)|投稿者:kclスタッフ
【 衝撃を受けた本 】
『こちらあみ子』
(今村 夏子/著 筑摩書房 2011年刊)
この本を読み終わった後、何日かずっとモヤモヤした気持ちが残っていた。
登場人物達の声が、映像が、消えることなく胸を締めつけてくる作品だった。
あみ子の純粋な気持ちや言葉や行動は誰とも交わることがなく、時に無下にされ、その理由があみ子にはわからない。
あみ子と周囲とのズレが文章では淡々と描かれていき、その背面に潜む狂気が少しずつ、目立たぬように顔をのぞかせ、はっとさせられる。
誰しも自分の気づかぬ間に人を傷つけ、壊してしまう可能性がある。
無垢は時に凶器となり、常識は時に誰かの首を絞める。
相手を気遣う、敬う、思いやる─それが掛け違ってしまうと、こうも相手を打ちのめしてしまうのか。
救いようがなく、ただひたすらに苦しいのに、あみ子の言葉で紡ぎだされた日常は飄々としていて、ある意味すがすがしくも感じられる。
どんな形であれ、いつまでも心に残るということは名作なんだと思う。
読んだ人、一人一人にこの本の感想を聞いてみたい。
▼本の貸出状況は、こちらから確認いただけます
『こちらあみ子』
▼出版社
筑摩書房
▼書影画像元
版元ドットコム
※次回更新は2021年11月12日(金)の予定です
博物館×中央図書館 令和3年度ML連携企画(第4弾)「『本多忠勝と桑名』の楽しみ方」を開催します!
2021年10月9日(土)|投稿者:kclスタッフ
ML連携とは、博物館(Museum)と図書館(Library)が連携して、共通のテーマに沿って各館の資料を活用した企画を実施し、それぞれの館の特徴や役割を発信する企画です。
中央図書館では博物館展示テーマの関連書籍展示のほか、博物館職員等によるセミナーやワークショップを行います。昨年度に引き続き、年間を通して実施しています。ぜひご参加ください。
第4弾は博物館展示「本多忠勝と桑名」の開催に合わせて、関連書籍展示と桑名市ブランド推進課職員によるセミナー「『本多忠勝と桑名』の楽しみ方」を行います。
本多忠勝は桑名藩初代藩主であり、「慶長の町割り」と呼ばれる桑名城周辺の整備を行い、当時の桑名へ、大きな影響を与えました。博物館では本多家に関する資料のほか、刀剣や甲冑などを展示いたします。
博物館展示「本多忠勝と桑名」について、セミナーを聞いて、博物館展示への理解を深めてみませんか?
※同日午前から実施予定の「ほんぱく」のプログラム「“本多忠勝と桑名”の楽しみ方」と同じ内容です。重複してのお申込みはご遠慮ください。
※状況により変更・中止となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願いいたします。
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企画名:博物館×中央図書館 令和3年度ML連携企画 セミナー「『本多忠勝と桑名』の楽しみ方」
講師:桑名市ブランド推進課 石神 教親
日時:令和3年11月6日(土) 午後1時30分から午後3時
場所:くわなメディアライヴ 2階 保健栄養指導室
定員:20名(先着順、事前申込制)※定員になり次第締め切ります
申込み方法:直接窓口、または電話で中央図書館へ
申込み開始:10月21日(木)午前9時~ ※受付は午後5時まで
問い合わせ:桑名市立中央図書館 〒511-0068 桑名市中央町三丁目79
☎0594-22-0562
#kclスタッフおすすめ本 『フェアリー・レルム(全10巻)』
2021年10月8日(金)|投稿者:kclスタッフ
【 とにかく読んで欲しい本 】
『フェアリー・レルム 1』
(エミリー・ロッダ/著,岡田 好惠/訳,仁科 幸子/絵 童心社 2005年刊)
エミリー・ロッダさんの書かれた『フェアリー・レルム』という作品をご紹介したいと思います。
おばあちゃんの大切なブレスレットをさがしていたジェシーは、ひょんなことから妖精の王国「フェアリー・レルム」にまぎれこんでしまいました。
そこでふしぎな妖精たちに出会い、大好きなおばあちゃんのたいへんな秘密を知ることになります。
ジェシーは妖精たちと一緒に王国の危機に立ち向かっていきます。
王道のファンタジーであり、あたたかく、優しい世界が紡がれる物語です。
私にとってこの本は、小学生の頃に出会い、読書の楽しさやファンタジーの面白さを教えてくれた作品です。
話がテンポよく進み、展開も分かりやすく、夢中になって読んでいました。
また、魔法の呪文なども子ども心をくすぐり、口ずさんでいた覚えがあります。
子ども向けに書かれた作品ではありますが、大人の方も楽しめます。
読み進めていく度に出会うエルフやユニコーン、ノームにピクシーたち、たくさんのキャラクターたちがとても個性的で魅力的です。
全部で10巻ありますが、1巻ずつ完結しています。
試しに1巻を読んでみてはいかがでしょうか。
2巻、3巻と続けて読みたくなってくるかもしれません。
▼本の貸出状況は、こちらから確認いただけます
『フェアリー・レルム 1』
『フェアリー・レルム 2』
『フェアリー・レルム 3』
『フェアリー・レルム 4』
『フェアリー・レルム 5』
『フェアリー・レルム 6』
『フェアリー・レルム 7』
『フェアリー・レルム 8』
『フェアリー・レルム 9』
『フェアリー・レルム 10』
▼出版社
童心社
※次回更新は2021年10月22日(金)の予定です
イベント情報『クリエイターズ IN ライブラリー 第4弾「Happy Halloween~手形・足形アート&フォト撮影会~」』を開催します
2021年10月1日(金)|投稿者:kclスタッフ
※10/15 15:10 追記
好評につき、定員に達したため、申込受付を終了いたしました。
ご関心をお寄せいただき、ありがとうございました。
(キャンセル待ちはありません)
日時|2021年10月31日(日)
第1部:午前10時30分~12時
第2部:午後2時~3時30分
場所|くわなメディアライヴ2階 第1会議室
定員|先着30個(各回15個)
対象|0歳から
参加費|1,100円
申込方法|直接または電話で中央図書館へ
申込開始|10月5日(火)午前10時30分から
申込先|桑名市立中央図書館 (桑名市中央町三丁目79)☎ 0594-22-0562
内容|お子様の成長記録にピッタリな手形、足形アート。ハロウィンのモチーフで可愛く思い出に残しませんか?
クリエイターズ IN ライブラリー 第3弾 を開催しました
2021年10月1日(金)|投稿者:kclスタッフ
夏休みも中盤に差し掛かった頃、暑さと大雨に見舞われましたが、8月15日(日)に「クリエイターズINライブラリー」第3弾『ダンボール工作~子どもの発達に合わせたオーダーメイド工作~』を無事開催することができました!
今回は総勢23名のお子さんにダンボール紙を使ってブルドーザーを作っていただきました。参加者の平均年齢は約6歳。3歳のお子さんも参加されましたが、年齢や発達に合わせた道具を使っているため、未就学児から小学生まで楽しく工作をしていただけたようです。
常識にとらわれない色とりどりのブルドーザーに、お子さんはもちろん、保護者の方たちも満足されたようです。最後は出来上がった作品と一緒に写真撮影をされている姿も見受けられました。
※第4弾のイベントに向けても準備中ですが、今後の状況次第では急遽中止・延期となる可能性がございます。ホームページやSNSにて情報を発信していきますので、随時ご確認ください。