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【開館20周年記念イベント】私の推し本~おすすめ本のPOPを書こう~ 第3回テーマ募集中
2024年8月10日(土)|投稿者:kclスタッフ
桑名市立中央図書館では、20周年記念イベント特設展示コーナーにて「私の推し本~おすすめPOPを書こう~」を開催しています。
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詳しくはイベント情報『【開館20周年】私の推し本~おすすめ本のPOPを書こう~』をご覧ください。
誰かにすすめられると、いままで読んだことのない本を読むきっかけになります。
現在、第2回のテーマ「人生を変える1冊」をPOPで紹介しています。
参加していただいた方はありがとうございました。
本も一緒に展示してありますので、興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。
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第3回のテーマ「笑える1冊」を募集しています。
どんな時でもこの本を読めば笑顔になれる✨そんな1冊を教えてください。
読むとおもわず「クスッ」と笑ってしまう本、
電車の中では決して読んではいけない、大声で笑ってしまう本、
落ち込んだ時でも、読むと笑顔になれる本 など
みなさんのとっておきの「笑える1冊」をご紹介ください。
参加をお待ちしております!
また、これから開催する20周年を記念したイベントの告知も特設展示コーナーで順次発表していきますので、今後もお見逃しなく✨
令和6年度桑名市立中央図書館アンケートを実施しています
2024年8月1日(木)|投稿者:kclスタッフ
よりよい図書館にしていくため、皆様のご意見をお伺い致したく、アンケートを実施しております。
実施期間は以下の通りです。
配布期間:令和6年8月1日(木)~8月31日(土)
回収期間:令和6年8月1日(木)~9月14日(土)
アンケート用紙は桑名市立中央図書館で配布いたします。
記入いただいたアンケート用紙は、館内に設置している回収ボックスへお入れください。
また、下記リンクより用紙を印刷して、図書館へお持ちいただくことで回答することも可能です。
▼令和6年度桑名市立中央図書館アンケート
https://kuwana-library.jp/wp/wp-content/uploads/2024/07/2024kclquestionnaire.pdf
ご協力をお願いいたします。
【開館20周年記念イベント】第2弾「てづくりランプシェード」を開催しました!
2024年8月1日(木)|投稿者:kclスタッフ
2024年7月21日(日)、「桑名市立中央図書館 開館20周年記念イベント第2弾」として、てづくりランプシェードのイベントを開催しました。
今回の記念イベントも募集時からたくさんのご応募があり、すぐに定員となりました!
たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。
張り子の要領で作ったランプシェードに、水性ペンで絵付けをされている様子です。
みなさん、集中して取り組まれていました。
色とりどりのすてきな作品が完成!
ご家族での参加が多く、とても和気あいあいとしたイベントとなりました。
今後も「桑名市立中央図書館開館20周年記念イベント」では、楽しいイベントを企画中です。
第3弾以降もお楽しみに!!
【開館20周年記念イベント】「館内謎解きクイズラリー」を開催します!
2024年8月1日(木)|投稿者:kclスタッフ
日時|〈初級・中級〉2024年8月29日(木)~11月26日(火)
〈上級〉 2024年10月31日(木)~11月26日(火)
受付時間|10:30~20:00
開催場所|桑名市立中央図書館
定員|なし
参加費|無料
対象年齢(推奨)│〈初級〉小学生以上 〈中級・上級〉中学生以上
クイズラリー配布場所|桑名市立中央図書館 3階・4階各カウンター
電話番号|0594-22-0562
難易度に関係なく、どなたでもご参加いただけます。
図書館オリジナル景品の配布期間は〈上級〉開始日(10月31日)よりスタートです。
まずは3種類すべての謎を解いて、クリア証を手に入れよう!
※景品は無くなり次第終了です
※お一人様につき1回までのご参加が可能です
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駐車場の数に限りがありますので来館の際には、公共交通機関のご利用をお勧めします。
満車の場合は、柿安シティホール(市民会館)の立体駐車場、またはパブリックセンターの駐車場をご利用ください。
寅子と三淵さんと澤田さん
2024年8月1日(木)|投稿者:kclスタッフ
こんにちは、志るべです。
連日の暑さにもうぐったりですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
水分補給に休養、くれぐれも体調にはお気をつけください。
さて、NHK連続テレビ小説、通称「朝ドラ」、ご覧になっていますか?
主人公は、日本で初めて女性弁護士となった「猪爪寅子(いのつめ ともこ)」
物語は、女性がまだ弁護士にはなれなかった時代からスタートしました。
今ではあたりまえのことがあたりまえではなかったそんな時代が、それほど遠い過去ではないことに驚きます。
ドラマは実話に基づくオリジナルストーリーで、モデルは三淵嘉子(みぶち よしこ)さん。
三淵さんは昭和13年(1938)、女性として初めて当時の「司法試験」に合格し、昭和15年(1940)に弁護士になりました。
三淵さんについて書かれた一冊がこちら
三淵さんはいやおうなく戦争に巻き込まれ、昭和19年(1944)から21年(1946)のわずか3年の間に、弟、夫、そして母と父、ご家族4人を亡くされています。
戦後は、昭和27年(1952)女性初の裁判官に、昭和47年(1972)女性初の裁判所長になりました。
三淵さんの年譜をたどると「女性初」の称号がついてまわり、その経歴には圧倒されますが、そのことだけを書き立てられるのは、たぶんご本人も不本意なのではないでしょうか。
著者の神野さんもその功績を、「女性であるという自覚より人間であるという自覚の下に生きて来た」という三淵さんの言葉を引用した上で、
「女性に対する教育に熱意を持ち、家庭裁判所と少年審判の発展に貢献し、法制審議会や日本婦人法律家協会で活躍するなど、一人の人間として嘉子の残した功績は大きなものがあるからです」(p11~12)
と、記しています。
ドラマにも描かれていますが、三淵さんは、家庭裁判所の設立、少年審判に尽力されました。
一人の人間として懸命に仕事に向き合って生きてきた、その結果が「女性初」という称号につながっているのですね。
巻末の<参考文献>には、当時の雑誌も紹介されています。
三淵さんが書かれた文章には、今のわたしたちが生きていく上で指針となる言葉がつづられています。
『婦人と年少者』(7-9 1959年)に掲載された「共かせぎの人生設計」という記事からは、三淵さんの仕事に対する考え方が伝わってきます。
こちらは、「国立国会図書館デジタルコレクション」の送信サービスで見ることができます。
「国立国会図書館デジタルコレクション」はご存じでしょうか?
「国立国会図書館デジタルコレクション」とは、国立国会図書館で収集しているデジタル資料を閲覧できるサービスです。
①ログインなしで閲覧可能
②送信サービスで閲覧可能(個人と図書館)
③国立国会図書館内でのみ閲覧可能
の三種類に分かれます。
①は、インターネットで自由に見ることができる資料です。
②は、登録すれば、ご自身のパソコンで見ることができる資料です(個人向けデジタル化資料送信サービス)
登録については、国立国会図書館の利用者登録(個人)をご覧ください。
また、当館にお越しいただければ、4階「歴史の蔵」のパソコンで閲覧することもできます。4階カウンターでご案内いたしますので、ぜひご利用ください。
➂は、国立国会図書館に来館しなければ見ることのできない資料になります。
『三淵嘉子 先駆者であり続けた女性法曹の物語』の<参考文献>で紹介している資料はほとんど、➁送信サービスで閲覧できるものです。
ドラマの中で、寅子は新しい「日本国憲法」に力を得て、法の世界に戻ることを決意します。そして司法省に乗り込んで、裁判官として採用するよう訴える場面がありました。
その時の寅子のセリフがこうでした。
「婦人の代議士も誕生しました。婦人の裁判官がいてもおかしくない。違いますか?」
民法改正に携わる寅子が、婦人代議士たちの意見を聞く場面もありました。
寅子が司法省の民法調査室で働き始めた頃には、衆議院選挙法改正を受けて総選挙が行われ、初の女性代議士が全国で39人誕生していました。
この39人の中の一人が桑名の女性でした。
桑名から、日本で初めての女性代議士が生まれていたのです。
その人は、社会党から立候補した澤田ひささん(明治30年(1897)生まれ)
49歳で日本社会党の新人議員となり、衆議院議員1期を務めました。
『三重の女性史』(三重の女性史編さん委員会/編さん 三重県文化振興事業団三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」 2009.3 )には、「桑名市で夫とともに時計商を営んでおり社会党から立候補した」(p98)と記されています。
またまた、「国立国会図書館デジタルコレクション」を開いてみましょう。
『衆議院議員党籍録 第1回帝国議会~第92回帝国議会』 帝国議会衆議院 1957
253コマ:第22回総選挙(昭和21年4月10日)第90回議会(臨時) 日本社会党 三重 澤田ひさ
256コマ:第91回議会(臨時) 日本社会党 三重 澤田ひさ
260コマ:第92回議会 日本社会党 三重 澤田ひさ
日本社会党議員のところに、澤田さんの名前がありました。
こちらは、①ログインなしで閲覧可能な資料です。
ちなみに、ドラマで寅子は、初代最高裁判所長官である星朋彦の著書の改稿を朋彦の息子、航一と手伝います。
その著書のモデル『日常生活と民法』(三淵忠彦/著)も国会デジタルコレクションで見ることができます。
改稿前の大正15年(1926)版は①ログインなしで閲覧可能、三淵さんが改稿にかかわった昭和25年(1950)版は②送信サービスで閲覧可能な資料です。
ドラマで紹介された、著者の想いを記した序文も読むことができます。
昭和25年(1950)版には「関根小郷、和田嘉子補修」(和田は三淵さんの旧姓)とあり、実際は三淵忠彦さんの息子、乾太郎さん(ドラマでは星航一)と改稿を行ったのではないようですが。
「国立国会図書館デジタルコレクション」大活躍です。
古い資料だけど見てみたいなと思った時、もしかすると「国立国会図書館デジタルコレクション」にあるかもしれません。
一度検索してみることをおすすめします。
ドラマの中で、納得できないことに「はて?」と首をかしげてきた寅子ですが、「はて?」を変えていくことの難しさは、今も変わらないのかもしれません。
わたしたちの今は、三淵さんや澤田さんが切り開いてきてくれた道筋の先にあります。
寅子の言葉「憲法にもあるように、よりよく生きていくことに「不断の努力」を惜しまない」ようありたいものです。
図書館には他にも、三淵さんに関する本や、ドラマの台本をもとに小説化した『虎に翼 上』もあります。
ぜひ、そちらもあわせてご利用ください。
<引用・参考資料>
『三淵嘉子 先駆者であり続けた女性法曹の物語』神野 潔/著 日本能率協会マネジメントセンター 2024.3 /289.1/ミ/
『三淵嘉子の生涯 人生を羽ばたいた“トラママ” 』 佐賀 千惠美 /著 内外出版社 2024.4 /289.1/ミ/
『三淵嘉子と家庭裁判所』 清永 聡/編著 日本評論社 2023.12 /289.1/ミ/
『三淵嘉子 日本初の女性弁護士』 長尾 剛/著 朝日新聞出版 2024.3 M/913.6/ナガ/
『日本初の女性裁判所長三淵嘉子』 平凡社 2024.4 /289.1/ミ/
『虎に翼 上』 吉田 恵里香/作,豊田 美加/ノベライズ NHK出版 2024.3 /913.6/トヨ/1
『三重の女性史』 三重の女性史編さん委員会/編さん 三重県文化振興事業団三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」 2009.3 L/367/ミ/
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/
<志るべ>