2024年7月13日(土)、4階研修室2にて「百科事典を使って調べよう!」を開催いたしました。
今回のイベントでは『総合百科事典ポプラディア』を使って疑問を解決するワークを行い、調べる楽しさを実感していただきました。
まず、ポプラ社のホームページでも公開されているスライドを使って、百科事典の使い方を説明しました。
内容を熱心にメモにとられる方もいて、説明に力が入りました。
そのあとは、「はてなシート」というワークシートを使い、クイズ形式の問題を見て、実際に親子で協力して調べていただきました。積極的にコミュニケ―ションを取って取り組む姿がとても印象的でした。
実践の最後には、「マイ・ポプラディア」というワークシートを使い、自分で調べてみたい事柄をポプラディアで調べ、わかったことを自分の言葉で文章にしていただきました。
自分の言葉で伝えることが難しかった人もいたようですが、みなさん一生懸命に取り組み、最後には笑顔もみられました。
この講座を通して、百科事典や本を使って調べることに興味を持ち、今年の「図書館を使った調べる学習コンクール」に取り組んでみたいと思っていただけたら幸いです。
今年も「調べる学習コンクール」の相談窓口を開設しますので、ぜひお気軽にご相談ください!
相談窓口についてはこちら
今年も「図書館を使った調べる学習コンクール」の応募をお待ちしております!
全国の「図書館を使った調べる学習コンクール」についてはこちらをご覧ください。
桑名で開催する地域コンクールについてはこちらをご覧ください。
桑名市立中央図書館では、「調べる学習相談窓口」を開設いたします!
「調べる学習の『テーマ』が決まらない・・・」
「どうやって調べたら良いか、アドバイスが欲しい!」
「まとめ方が分からない」など、作品づくりに悩んだら、相談窓口までおこしください!
図書館スタッフが、みなさんの調べる学習をサポートいたします!
日 時|2024年7月20日(土)~2024年8月31日(土)
13:30 ~ 17:00(最終受付は16:30)
※混雑時の相談時間は30分を目安とさせていただきます。
場 所|桑名市立中央図書館 3階 児童コーナー
対 象|「第20回桑名市図書館を使った調べる学習コンクール」に応募される方
持ち物|筆記用具
申込方法|桑名市立中央図書館児童コーナーへ直接お越しください
※お電話での受付や、事前予約はおこなっておりませんのでご注意ください
駐車場|駐車場の数に限りがありますので来館の際には、公共交通機関のご利用をお勧めします。満車の場合は、柿安シティホール(市民会館)の立体駐車場、またはパブリックセンターの駐車場をご利用ください。
お問い合せ|桑名市立中央図書館 0594-22-0562
「桑名市図書館を使った調べる学習コンクール」についてはこちらをご覧ください。
日 時|2024年8月18日(日) 10:30~12:00
場 所|桑名市立中央図書館4階 研修室2
対 象|小学生(保護者1名同伴)
定 員|10組(先着順)
持ち物|持ち帰り用の袋
参加費|無料
申込方法|中央図書館児童窓口、または電話で受付
申込期間|2024年8月5日(金)11:00~定員になり次第終了
申込先|桑名市立中央図書館 0594-22-0562
桑名市立中央図書館開館20周年記念イベント第3弾として開催します。
家にある材料の新聞紙、牛乳パック、段ボールを使って災害時に役立つ食器やスリッパの工作と、防災に関する本の紹介を通してクイズを出題します。
こんにちは、なばなです。
暑い日が続いていますね。
去年の夏は全国の平均気温が統計開始以降の最高記録だったそうですが、今年も更新しそうな勢いを感じます。
こんな少しでも涼しくなりたい夏の定番の一つなのが ・・・怖い話ですよね。
というわけで、今回はひんやりと涼しくなるような怖い話の本を紹介します。
まず初めに紹介するのはこちら。
作家である主人公に舞い込んだ、あるホラー企画。
過去の忌まわしい記憶と向き合う為に、主人公は怪談を集めていきますが、やがて思いもよらない結末に繋がっていき・・・
この小説は短編ホラーでありながら、完成度の高いミステリーでもあります。
それぞれの怪談に残された謎。それが解かれた時に浮かび上がる、話の本当の怖さ。
そして、タイトルに隠された意味。それら全てに気づいた時、納得と恐怖で血の気が引きました。
ホラーとミステリー、二段重ねの恐怖を味わえる本です。
次に紹介するのはこちらです。
架空の町の漠市を中心に、そこに関わった人々の不条理を書いた短編小説です。
漠市に踏み入れてから始まる、白昼夢から悪夢に落とされるような不気味さと理不尽な展開。
怖さと気持ち悪さと悲しさを一気に詰め込まれるような読後感・・・
読んでいる時はお腹いっぱいだと感じていたのに、読み終えても続きを探している自分に、また恐怖を感じました。
最後に紹介するのはこちら。
今までゾッとするような怖さばかりだったので、少し毛色の違った本を紹介します。
大城 道則/著,芝田 幸一郎/著 角道 亮介/著『考古学者が発掘調査をしていたら、怖い目にあった話』(ポプラ社刊)
世界を股にかける考古学者たちが、現地であった怖い体験を書いたノンフィクションエッセイです。
発掘で人骨は当たり前。行く先々で出会うはゲテモノ料理と自然の脅威、果ては本当に怖いのは人間の話まで。
あらゆる面での怖い目に遭っても、遺跡のためにエンヤコラと突き進む考古学者たち。
その情熱とタフさは感動すらしてきます。
未知の怖さも冒険の楽しさも味わえる本です。
怪談と言えば、桑名にも有名な幽霊の話があります。
桑名市清水町に現在もある浄土寺に伝えられた、「幽霊飴」という話です。
こちらは『東海の民話』のP243、『読みがたり三重のむかし話』のP23、『伊勢・志摩の民話』のP17、『桑名の伝説・昔話』のP231と複数の資料に収録されています。
江戸時代の頃、浄土寺の門前に飴忠(あめちゅう)という飴屋がありました。
そこに一人の女が毎晩飴を買いに来るようになったのですが、それ以来なぜか売上金の中に木の葉が一枚混ざるようになりました。
あの女が原因だと考えた店主が、帰る後をつけていくと、その女は浄土寺の墓地でフッと消えてしまったのです。
恐ろしくなった店主は、翌日住職と一緒に墓地の女が消えた場所に行くと、墓の下から赤ん坊の声が聞こえます。
驚いて墓を掘ると、女に抱かれた赤ん坊が飴を舐めていました。
女は我が子を育てるために、幽霊になって飴を買いに来ていたのです。
事情を悟った店主と住職は、泣いている赤ん坊を引き取り、女を手厚く埋葬してあげました。
飴忠はこれ以来、地蔵盆の時期に飴を売るようになり、人々はこれを「幽霊飴」と呼んだそうです。
幽霊飴の話は各地にあるそうですが、桑名の浄土寺では8月23日、24日の夕方に実際に「幽霊飴」が販売されているそうです。
幽霊の出てくる話ではありますが、怖いというよりも人情を感じる話ですね。
幽霊の怖い話、妖怪の怖い話、人間の怖い話。
どんな話でも不思議と最後まで読みたくなるのが、怖い話の一番の怖さかもしれませんね。
<参考資料>
『東海の民話』(毎日新聞社学芸部/編 六法出版 1982 YL388ト)
『読みがたり三重のむかし話』(三重県小学校国語教育研究会/編 日本標準 2004.6 AL388ミ)
『伊勢・志摩の民話』(倉田 正邦/編 未来社 1961 AL388イ)
『桑名の伝説・昔話』(近藤 杢/編,平岡 潤/編 桑名市教育委員会 1965 YL388.1ク)