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2020年10月25日(日)、中央図書館4階研修室2にてkclビブリオバトル2020を開催いたしました。
当日は天候にも恵まれ、暖かな日差しの中たくさんの方にお集まりいただきました。
感染拡大防止のためマスク着用やアルコール消毒にご協力いただくなど、これまでのビブリオバトルとは大幅に形を変えてのイベント開催となりました。
今回、発表者として次の5名の方にご参加いただきました。
1. MuGicafe 読書部部員 さん
『競売ナンバー49の叫び』
(トマス・ピンチョン/著,志村 正雄/訳 筑摩書房 1992年 933ピ)
観覧者の声
・著者のことが知りたくなった
・難解そうなのでエネルギーがある時に一気に読みたい
2.ノンちゃん さん
『ゆっくり急いで沙羅双樹』
(伊藤範子 著/著,2019年)
観覧者の声
・経験と重なるとわかりやすいと思った
・「書いてみるとわかることがあると思う」という言葉がすごく響いた
3.ちくわ さん
『情熱の階段』
(濃野 平/著 講談社 2012年 788.4ノ)
観覧者の声
・引き付ける挑戦が面白かった
・著者のいろいろなエピソードを読んでみたくなった
4.マシュウ さん
『失われたドーナツの穴を求めて』
(芝垣 亮介/編,奥田 太郎/編,大澤 広晃/[ほか著] さいはて社 2017年)
観覧者の声
・身近な疑問から迫っていってよかった
・ドーナツ好きだから、ちょっと気になる。眠くならないかなぁ…
5.かつーん さん
『トラペジウム』
(高山 一実/著 KADOKAWA 2018年)
観覧者の声
・あらすじを聞いてアイドルが知りたくなった
・アイドルの野心に同姓としてイラッとこないか、五分五分だなぁと思った
幅広い作品が集まった今大会。
栄えあるチャンプ本に選ばれたのは…
4番 マシュウさん発表の『失われたドーナツの穴を求めて』でした!
マシュウさんがこの本を手に取った理由は、「自分自身がロマンを感じるものが3つあり、その内のひとつが“ドーナツの穴”だった。この本を見つけた時、自分と同じことを考えている人がいる!と思った」とのこと。
フランクな口調で進められる紹介に観覧者の皆さんの笑い声も上がり、本の装丁の紹介には思わず前のめりになる方も。
“ドーナツの穴”から広がる様々な世界に魅了された5分間でした。
例年開催しておりますkclビブリオバトルですが、昨今の時勢によりイベント開催中止も危ぶまれました。
しかし、発表・観覧共に多くの方のお声を頂きましたおかげで無事開催することが出来、スタッフ一同心より御礼申し上げます。
中央図書館ではこれからも感染拡大防止対策を行った上で、イベントの開催情報・館内での特集コーナー設置など、様々な形での「人と本との出会いの場」を皆さまにお届けいたします。
それらの情報は館内掲示、当ホームページ、またはTwitterでも情報発信を行っております。
今後とも、中央図書館にご関心をお寄せいただけましたら幸いです。
最後になりましたが、素敵な時間を作っていただいた発表者の皆さま、本当にありがとうございました!
これまでのビブリオバトルの様子はコチラ
歴代発表作品一覧はコチラ (PDFファイルで開きます)
桑名市立中央図書館 公式Twitter @KCL_lib
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日時|2020年10月25日(日) 14:00 ~ 15:30
場所|桑名市立中央図書館 4階 研修室2
定員|発表者:5名 観覧者:20名
対象|発表者:高校生(15歳)以上の方 観覧者:どなたでも可
持ち物(発表者のみ)|紹介する本
参加費|入場無料
申込方法|桑名市立中央図書館窓口、または電話で受付
申込期間|2020年9月3日(木)10:00~ ※定員になり次第締め切ります
申込先|桑名市立中央図書館 0594-22-0562
※新型コロナウイルス感染拡大状況により、あるいは定員に満たない場合は中止とさせていただくことがあります。最新情報は当ブログでお知らせいたします。
※感染防止対策を行った上で実施いたします。マスクの着用と事前の検温にご協力ください。
ビブリオバトルとは、おすすめの本を持ち寄り、本の紹介をして、最も読みたくなった本を決めるという本の紹介コミュニケーションゲームです。
「人を通して本を知る。本を通して人を知る」というキャッチコピーのもと、図書館やカフェなど様々な場所で、幅広い世代の方が楽しまれています。
当館でも毎年好評いただいているイベントです。(過去に開催したビブリオバトルの様子はこちら)
ビブリオバトルの公式ルールは次のように定められています。(ビブリオバトル公式ウェブサイト)
【公式ルール】
➀ 発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
② 順番に一人5分間で本を紹介する。
③ それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う。
④ 全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とする。
公平さを保つために、すべての発表を聞いた方のみ投票ができます。
また、ディスカッションでは、発表の揚げ足をとったり批判をするようなことはせず、発表内容でわからなかった点や、「どの本が一番読みたくなったか?」の判断をするための材料となることを聞き、その場が楽しい場となるようにご協力をお願いしています。
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日時|2019年11月10日(日) 14:00~15:30
場所|桑名市立中央図書館 4階 研修室2
定員|発表者5名、観覧者30名(先着順)
対象|発表者は高校生(15歳)以上の方、観覧者はどなたでも参加可
参加費|無料
申込方法|直接または電話で中央図書館へ
申込開始|10月10日(木)午前10時から
申込先|桑名市立中央図書館 電話:0594-22-0562
ビブリオバトルとは、おすすめの本を持ち寄り、本の紹介をして、最も読みたくなった本を決めるという本の紹介コミュニケーションゲームです。
「ビブリオ」は「本の~」、「バトル」は「戦い」という意味で、『知的書評合戦』とも言われています。
「人を通して本を知る。本を通して人を知る」というキャッチコピーのもと、図書館やカフェなど様々な場所で、幅広い世代の方が楽しまれています。
当館でも毎年好評いただいているイベントです!
過去に開催したビブリオバトルの様子はこちらから
ビブリオバトルの公式ルールは次のように定められています。(ビブリオバトル公式ウェブサイト)
【公式ルール】
➀ 発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
② 順番に一人5分間で本を紹介する。
③ それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う。
④ 全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とする。
公平さを保つために、すべての発表を聞いた方のみ投票ができます。
また、ディスカッションでは、発表の揚げ足をとったり批判をするようなことはせず、発表内容でわからなかった点や、「どの本が一番読みたくなったか?」の判断をするための材料となることを聞き、その場が楽しい場となるようにご協力をお願いしています。
ビブリオバトルの面白さは、本の魅力を直接語り、また聞くことができることだと思います。
前回参加した方からは「また参加したい!」との声をたくさんいただきました。
読書の秋に、新たな本との出会いの場に参加してみませんか?
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11月18日(日)、「kcl ビブリオバトル2018」が開催されました。
中央図書館のビブリオバトルは2014年に初めて開催してから、今年で6回目を迎えました。
ビブリオバトルとは、おすすめの本を持ち寄り、5分間本の紹介をし、2~3分のディスカッション(質疑応答)を行った後、 最も読みたくなった本(チャンプ本)を投票で決める!という書評ゲームです。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
今回は、高校生(15歳)以上の方を対象に発表者を募集しましたところ、4名の発表者と19名の観覧者の方にご参加いただきました。
最初に、司会者がルールを説明します。
次に、発表者の方に簡単な自己紹介をしていただきました。
写真右から発表順に、「21」さん、「麦カフェ読書部部長」さん、「パンプキン」さん、「ひなな」さんです。
いよいよ発表です!
モニターに映し出された時計が、残り時間を刻み始めます。
トップバッターは「21」さん
『封神演義』 藤崎 竜/著 集英社 2017年
『封神演義』は、中国・殷の時代を描いた古典『封神演義』を原作とした漫画作品です。
「21」さんからは、「歴史SF小説」と紹介がありました。
壮大なストーリーが展開されていきます。
本当にこの作品が好きで、読み込んでいることが感じられる語りです。
2番目は「麦カフェ読書部部長」さん
『アウトサイダー』 コリン・ウィルソン/著 福田 恒存/訳,中村 保男/訳 紀伊国屋書店 1976年
コリン・ウィルソンはイギリスの作家・評論家で、 『アウトサイダー』という作品は、アウトサイダー(社会の枠にとらわれず、独自の思想を持って行動する人)とされるさまざまな文学者、芸術家たちについて論じられた評論です。
とても落ち着いて、熱をこめて語られ、この作品が「麦カフェ読書部部長」さんにとって、芸術や文学、そして本との出会いをもたらしてくれた、とても大切な作品であることが伝わってきます。
1976年の出版というだけあって、手元にお持ちのものも年代を感じさせる一冊でした。
3番目は「パンプキン」さん
『たとえる技術』 せきしろ/著 文響社 2016年
日常のできごとも、「たとえる」ことでよりわかりやすく楽しくなるという本。
「たとえ」は、見えるように表現するとのことでした。イメージが大切なのですね。
ご自身作の「たとえ」も披露していただきました。
背中が丸まっている「パンプキン」さんのお子さんへの一言。
「跳ねる前のエビみたい!」
おみごと!!
お子さんの背筋を伸ばす効果もあったとか(?)
最後は、最年少の「ひなな」さん
『妖怪アパートの幽雅な日常』 香月 日輪/[著] 講談社 2003-2013年
『妖怪アパートの幽雅な日常』の主人公は稲葉夕士(いなばゆうし)という15歳の男の子。
夕士は幼くして両親を亡くし、高校入学と同時に下宿生活を始めるのですが、そこはちょっと変わったアパートで・・・
個性的な住人(妖怪)が登場します。
「ひなな」さんにとって、アパートでの食事の場面、料理の描写が印象的だったそうです。
作品に登場する料理のレシピ本(『妖怪アパートの幽雅な食卓 るり子さんのお料理日記』)も紹介していただきました。
発表後のディスカッションで、「いちばん食べたくなった料理は?」という質問には、「おにぎり」と答えられていました。
そして、投票の結果を待ちます。
栄えあるチャンプ本に選ばれたのは、
「ひなな」さんが紹介された 『妖怪アパートの幽雅な日常』でした。
実は「ひなな」さん、第4回ビブリオバトルにも参加していただいています。
発表者の中では最年少ですが、ビブリオバトルにおいては、先輩です。5分という時間をフルに使って語り終えた姿には、貫禄すら感じられました。
終始笑顔で、楽しそうに妖怪アパートの話をする「ひなな」さん。
もうこれは読むしかない、と思わせるものがありました。
参加者の方からは、
「どれも、あまり自分が読まない類の本だったので新鮮で、発表者の熱が伝わってとてもよかったです」
「まさに老若男女みなさんで楽しめるイベントだと感じました」
「既存の広告ではなく、生の声で書籍の感想・長所などが聴けてとても参考になりました」
「みなさんの発表を、もっと聴きたい!と感じた時間でした」
などの感想をいただきました。
ビブリオバトルのルールにもあるとおり、参加者のみまさまに「楽しい場になるように配慮」していただいたおかげで、楽しい時間を共有することができたように思います。
ディスカッションが、一方向の発表を補って、場の空気をほぐす効果があることも実感でき、 ビブリオバトル発案者の谷口忠大さんが言われる、「ビブリオバトルはコミュニケーション・ゲームである」という意味が少しわかったような気がします。
次回開催も、みなさまのご参加をお待ちいたしております。
発表には少しプレッシャーがあるかもしれませんが、発表者ならではのおもしろさも体験していただけることと思います。
ぜひ、あなたのおすすめ本を教えてください!
参加いただいたみなさま、楽しい時間をありがとうございました。
<発表作品>
『封神演義』 藤崎 竜/著 集英社 2017
(参考) 原作:『封神演義 上 中 下』 安能 務/訳 講談社 1988-1989 M923.5ホ(文庫)
『アウトサイダー』 コリン・ウィルソン/著 福田 恒存/訳,中村 保男/訳 紀伊国屋書店 1976 934ウ(書庫)
『たとえる技術』 せきしろ/著 文響社 2016 801.6セ(一般)
『妖怪アパートの幽雅な日常』 香月 日輪/[著] 講談社 2003-2013 Y913コ(ティーン)
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今年も「ビブリオバトル」を開催します。
【 日 時 】 2018年11月18日(日) 14:00~15:30
【 場 所 】 桑名市立中央図書館4階 研修室2
【 定 員 】 《発表者》 5名 《観覧者》 30名
【 対 象 】 《発表者》 高校生(15歳)以上の方 《観覧者》 どなたでも可
【入 場 料】 無料
【申込方法】 窓口または電話
【申込期間】 10月18日(木)10:00~ ※定員になり次第締め切ります
【申 込 先】 桑名市立中央図書館 ☎0594-22-0562
ビブリオバトルとは、発表者が読んでおもしろいと思った本を紹介し、参加者全員が最も読みたくなった本に投票し、最多票の本を「チャンプ本」とするという、本の紹介コミュニケーションゲームです。
「人を通して本を知る。本を通して人を知る」をキャッチコピーに、日本全国に広がっています。
昨年中央図書館では、「小・中学生大会」と「高校生大会」が開催されました。
過去に開催したビブリオバトルの様子はこちらから!
ビブリオバトルの公式ルール(ビブリオバトル公式ウェブサイト)は次のように定められています。
➀ 発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
② 順番に一人5分間で本を紹介する。
③ それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う。
④ 全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とする。
ルールはこれだけです。
ただし公平さを保つために、投票権はすべての発表を聞いた人にのみ与えられます。
ディスカッションでは、発表の揚げ足をとるようなことはせず、発表内容でわからなかった点の追加説明や、「どの本が一番読みたくなったか?」の判断をするための材料となることを聞き、その場が楽しい場になるようにご協力をお願いしています。
また発表者は、レジュメは準備せずに生の語りで紹介をします。
本の紹介はこれまでにもいろいろな形で行われてきましたが、ビブリオバトルのおもしろさは、この「レジュメは準備せず生の声で語る」というところにあるのではないでしょうか。
ビブリオバトルの発案者である谷口忠大(たにぐち ただひろ)さんは、著書『ビブリオバトル』(谷口 忠大/著 文藝春秋 2013)の中で「必勝法」についてこう書いておられます。
時々、「ビブリオバトルの必勝法があったら教えてください」と聞かれることがあるが、 「そんなものはない」 と即答している。
(中略)
もし、それでも「必勝法」を教えてほしいとせがまれたら、こう言うしかないだろう。 「そこに集まってくる人の興味に思いを馳せながら、それでも自分が心から好きで、本当に読んでほしいと思える本を持っていって、誠実に紹介することです」 (『ビブリオバトル』より引用 )
どんな人が集まってくるのかわからない状態で、その人たちの興味に思いを馳せるのはむずかしいですが、「それでも自分が心から好きで、本当に読んでほしいと思える本を持っていって、誠実に紹介すれば」 大丈夫ということでしょうか。
あなたのおすすめ本を、ぜひ私たちに教えてください。
そして秋の一日、「楽しいバトル」(?)のひとときをご一緒できればと思います。
発表者、観覧者のご応募・ご参加をお待ちしております。