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『こばとお正月スペシャル2024』を開催しました

2024年1月11日(木)|投稿者:kclスタッフ

2024年1月8日(月)、桑名市立中央図書館おはなし室にて『こばとお正月スペシャル2024』を開催いたしました。

 

今回のおはなし会では、お正月や冬、今年の干支の「辰」が登場する絵本を読み聞かせしました。

 

お正月遊びの紙芝居や、

 

冬の遊びの定番、『おしくらまんじゅう』の大型絵本も好評で、終始楽しそうに聞いていただけました。

 

最後に、ペットボトルのふたと牛乳パックで「たつのカスタネット」を作りました。
作り方説明を真剣に聞いていただき、親子で協力してカスタネットを作る姿が印象的でした。

 

出来上がった作品は、それぞれに違いがあってみんなすてきな作品になりました。

 

参加していただいた方だけでなく、私達スタッフもとても楽しい時間を過ごすことができました。
本当にありがとうございました。

 

今後も皆様に楽しんでいただけるイベントを行っていきたいと思います。
これからのイベント情報もお楽しみに♪

 

 

Twitterでもイベント情報を発信していますので、ぜひチェックしてくださいね。

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あけましておめでとうございます。2024

2024年1月4日(木)|投稿者:kclスタッフ

あけましておめでとうございます。

今年も中央図書館とスタッフブログ「ブックとラック」を

よろしくお願いします。

 

 

 

 

桑名市中央図書館は、1月4日から開館しております。

皆さま、お正月はいかがお過ごしでしょうか?

年末年始に移動を希望する人数は、コロナ前にかなり戻ったとニュースを見ました。

せっかくのお正月、帰省でも旅行でも、行きたい場所で過ごしたいところ。

その行きたい場所に図書館が入っていれば幸いです。

 

 

令和6年、今年の干支は「辰」です。

龍は十二支で唯一の空想上の動物ですが、古くから縁起の良い生き物とされてきました。

この一年も良い年にしてくれることを期待したいです。

 

 

ところで「辰」という漢字ですが、十二支以外で「龍」の意味で使用するのを見たことありますか?

恐らく、思いつかないのではないでしょうか。

 

なぜなら、一説によると十二支の動物は、十二支の思想を広める際に一般の人にも分かりやすいように当てはめたものだからです。

つまり、本来「辰」の漢字には龍という意味はなかったそうです。

 

 

『岩波新漢語辞典』(山口 明穂/編,竹田 晃/編  2014.1)で「辰」と引くと、以下のように書かれています。

【辰】たつ・シン(漢)・とき(名)

①十二支の第五。たつ。方角では東南東、時刻では午前八時(の前後各一時間)に当てる。「戊辰」

②とき。日(がら)。「佳辰・誕辰」

③天体。星。「星辰・北辰・辰宿」

 

確かに②や③を見ると、龍との繋がりは薄い漢字に見えます。

十二支の龍の意味は後から追加されたからなのでしょうね。

ちなみに、「誕辰」と書いて「誕生日」や、「北辰」と書いて「北極星」という意味になるそうです。

漢字の意味が分かると、読みやすくなって面白いですね。

誕生日カードに書いてみても良いかもしれません。

 

 

ただ、龍のような生き物の意味がない漢字なのかというと、そうでもありません。

 

一説になりますが、この「辰」という漢字は象形文字、いわゆる物の形を模倣して作られた漢字だとされています。

それによると「辰」の形は、二枚貝の殻から、弾力のある足をぴらぴら出している様子を表しているそうです。

 

 

二枚貝から足・・・絵面としても、なかなかシュールですね。

そんな漢字が十二支の龍に選ばれるとは、滝登りの鯉も二度見しそうな変貌です。

 

十二支を広める目的では採用されなかったでしょうが、もしこちらの意味で広まっていたら、十二支に交じる二枚貝がいたのかもしれません。

 

うさぎと蛇の間にしれっと混ざる二枚貝、神様の元へえっさほいさと走る二枚貝、年賀状で自慢の足を披露する二枚貝たち・・・

ちょっと見てみたかった気もしますね。

 

 

 

更につけ加えると、「辰」は「蜃」の字源(起源となった漢字)でもあります。

「蜃」とは、蜃気楼を作り出すとされた伝説の生き物で、この「蜃」の口から海上に吹いた気が、楼閣・城市の形をしたことから、「蜃気楼」と呼ばれたそうです。

そして、その正体といわれている姿の一つが竜、もう一つが大蛤です。

 

 

ところで、蛤といえば、桑名の名産ですよね。

 

実は、この桑名を舞台に大蛤の姿の「蜃」が描かれている絵が存在します。

その一つがこちら、二代目歌川国貞の「春季蜃気楼」(桑名市博物館所蔵)です。

 

「春季蜃気楼」二代目歌川国貞[作] (『北斎・広重・国芳 浮世絵に見る東海道五十三次・桑名,特別企画展』より)

 

 

現れた蜃気楼に仰天する人々と、我関せずと悠々と氣を吐く大蛤。

浮世絵らしい鮮やかな色彩が見応えがある一方、少しユーモラスな場面に、くすっと笑ってしまいます。

 

こちらは、桑名市立図書館の『北斎・広重・国芳 浮世絵に見る東海道五十三次・桑名,特別企画展』(桑名市博物館/編 2013.10 p80, 解説p113)に掲載されています。

この絵以外にも、著名な浮世絵画家による「蜃」の絵や、桑名に関わる浮世絵が数多く載っています。

貸出も可能なので、気になる方は是非借りてみてください。

 

 

また、「辰」の意味にはもう一つ、形声文字(音を表す文字と意味をあらわす文字を組み合わせた漢字)と考える説もあります。

乙+匕+二+厂で「辰」となり、この組み合わせは、草木が盛んに成長し整っていく様子を表すのだそうです。

これも活力あふれた良い年になりそうな素敵な意味ですね。

 

 

今年はどんな年になるでしょうか。

桑名市立中央図書館が、良いお年を過ごせる一助になればと思います。

この一年も、皆さまのご来館お待ちしております。

 

 

▼引用・参考資料

『干支の漢字学』 水上 静夫/著 1998.12

『部首ときあかし辞典』 円満字 二郎/著 2013.5

『岩波新漢語辞典』 山口 明穂/編,竹田 晃/編  2014.1

『新潮日本語漢字辞典』 新潮社/編 2007.9

『新選漢和辞典 第8版』 小林 信明/編 2022.2

『角川新字源』 小川 環樹、他/編 2017.10

『北斎・広重・国芳 浮世絵に見る東海道五十三次・桑名,特別企画展』 桑名市博物館/編 2013.10

第18回「昭和の記憶」収集資料展を開催しました

2023年12月17日(日)|投稿者:kclスタッフ

2023年10月26日(木)から11月28日(火)まで、第18回「昭和の記憶」収集資料展を開催しました。

今回は「昭和の写真でめぐる桑名」と題して、これまで収集した資料をもとに、昭和と現在の写真を見比べながら、桑名の名所・旧跡を紹介する写真展示を行いました。

 

 

伊勢大橋の今昔写真展示の様子

七里の渡・九華公園の今昔写真展示の様子

桑名駅周辺・益生駅の今昔写真展示の様子

また、この期間にはクイズラリーを行いました。クイズに全問正解した方には「名所カード風しおり」をお渡ししました。

 

「名所カード風しおり」全6種類

 

 

10月23日(日)には講演会「旅人の見た昭和初期の桑名―堺利彦・高橋俊人・中原中也―」を行いました。

講師は、郷土史家の西羽晃(にしは あきら)先生です。

写真をスクリーンに投影しながら、昭和初期の桑名にゆかりのある文学者についてお話をしていただきました。

 

 

講演会の様子

 

 

今年度も多くの方に「昭和の記憶」収集資料展へお越しいただくことが出来ました。

今後も、昭和時代の桑名の歴史を知っていただけるような資料展を開催してまいります。

 

 

最後になりましたが、「昭和の記憶」収集資料展の開催にご協力いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。

引き続き、「昭和の記憶」事業にご支援、ご協力いただきますよう、お願いいたします。

 

これまでの「昭和の記憶」収集資料展の様子はコチラでご覧いただけます。

 

 

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クリスマス工作を開催しました

2023年12月14日(木)|投稿者:kclスタッフ

2023年12月10日(日)桑名市立中央図書館 4階 研修室2でクリスマス工作を開催いたしました。
たくさんの方にご参加いただきありがとうございました。

 

雪の結晶のストラップ作りと木の土台に接着してある松ぼっくりツリーに自由に飾り付けしてもらいました。

 

みなさん夢中になって飾り付けを楽しんでいました。

大人にはない自由な発想と想像力ですばらしい作品が完成しました。

 

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「こばとお正月スペシャル2024」を開催します!

2023年12月14日(木)|投稿者:kclスタッフ

画像を選択すると拡大します(PDF)

日時|2024年1月8日(月・祝) 10:30~11:30
場所|桑名市立中央図書館 おはなし室

 

読み聞かせ|『おしくらまんじゅう』ほか
工作|「たつのカスタネット」を作ろう

対象|3歳以上(未就学児は保護者同伴)
申込|
不要(入場無料)

 

お正月や冬のおはなしの読み聞かせをします。
工作は、たつの形のカスタネットを作ります。

 

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