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「東南アジア青年の船」桑名市出身・小林真理さん活動報告展示を開催中!
2017年4月6日(木)|投稿者:kclスタッフ
「東南アジア青年の船」(Ship for South East Asian Youth Program, SSEAYP)とは、日本とASEAN加盟の10カ国の政府が共同で実施する国際事業です。
桑名市出身・在住の小林真理さんは、平成28年度の事業に参加された日本代表のひとりです。昨年10月からおよそ2カ月、東南アジアの10カ国320人の青年たちとともに異文化交流を行い、昨年末に帰国、平成29年2月に内閣府での事業報告を終えられました。
今月の中央図書館展示コーナーでは、小林真理さんにご協力いただき、「東南アジア青年の船」での各国青年との交流や船内のようすなどを記録した写真やオリジナルパネル、各国青年達との交流記念の品物などを展示する「活動報告展示」を行っています。
国際交流、異文化理解、また、英語でのコミュニケーションの楽しさを感じることができるこの活動から、世界に目を向けるきっかけが見つかるかもしれません。皆さま、ぜひご覧ください。
各国青年との交流や活動の記念となる品々、日本参加青年のオリジナルパネルを展示しています!
<ただいま申込受付中!!>JAXA(宇宙航空研究開発機構)山中浩二さん講演会「国際交渉」を開催します!
2017年3月13日(月)|投稿者:kclスタッフ
<ただいま申込受付中!!>
JAXA(宇宙航空研究開発機構)
宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)初代フライトディレクタ
山中浩二さんが語る!
講演会「国際交渉~宇宙船を飛ばす最前線の国際ネゴシエーション術~」
を開催します!!
桑名市立中央図書館では、≪こうのとり桑名≫と協力し、JAXA(宇宙航空研究開発機構)所属で、宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)初代フライトディレクタの山中浩二さんをお招きし、講演会「国際交渉 ~宇宙船を飛ばす最前線の国際ネゴシエーション術」を開催します。
国際宇宙ステーション(ISS)は、世界15カ国が協力して建設した宇宙の有人実験室で、地上から約400km上空にあり、90分で地球のまわりを一周します。1998年に組みたてが始まり、2011年に完成しました。日本の実験棟「きぼう」は、もっとも大きな実験室で、滞在する宇宙飛行士たちが、宇宙空間という特別な環境を利用して日々様々な実験を行っています。
ISSには、長期滞在する宇宙飛行士のための食料や衣類などの生活用品や実験道具、また定期的に交換の必要な機器などを運ぶ必要があり、各国の分担で開発されている無人の宇宙飛行船によって輸送されています。日本では、H-IIBロケットで打ち上げる宇宙ステーション補給機「こうのとり」が開発・運用されており、ISS計画を支えています。
この講演会では、宇宙開発の現場で繰り広げられる様々なプロジェクトを進める上での多国籍スタッフとの国際交渉の実態(「こうのとり」1号機の開発では10万通を超える電子メールや、何百回を超える会議が行われた)や、豊富な経験から、国際交渉を進めていく上で必要となる学力やコミュニケーションなどについてお話しいただき、未来に羽ばたく若い世代の皆さんに最先端の話題や国際感覚に触れていただく機会を提供します。
桑名の学生の皆さんをはじめ、若い世代にエールを送る皆さんのご参加をお待ちしています!
『こばと春のおはなし会2017』開催のお知らせ
2017年3月10日(金)|投稿者:kclスタッフ
『こばと 春のおはなし会2017』
日時|2017年3月26日(日) 10:30~11:30
場所|桑名市立中央図書館3階 おはなし室
読み聞かせ|「でんしゃにのって」ほか
工作|「とことこむしさん」をつくろう
対象|3歳から(小さなお子さんは、保護者の方と一緒にご参加ください)
★申込は不要、入場無料です
今回のテーマは・・・春のおでかけ♪
春らしい絵本の読み聞かせや、手遊び・工作をおこないます。
工作の「とことこむしさん」は、ひもを引くと「むしさん」が歩いているように動きます☆

とことこむしさん、動きます
こばととは、図書館の人によるおはなし会です。
「良いことばが、子どもたちの明るい未来につながるように」と
平和の象徴であるハトに思いをたくして、“こばと”と名づけました。
たくさんの方のご参加をお待ちしています☆
<くわにゃん>
ブックリサイクル開催いたします
2017年2月19日(日)|投稿者:kclスタッフ
諸戸家と桑名
2017年2月3日(金)|投稿者:kclスタッフ
「ブックとラック」をご覧のみなさま、こんにちは。
まだまだ厳しい寒さが続き、水道から出る水の冷たさに悩む< かぶら >です。
今は、水道の水も飲料水として使える程に綺麗になって久しい桑名の水ですが、古くは「白く濁った“桑名の蛤水”」といわれていたのをご存知でしょうか?
桑名は木曽・長良・揖斐川の河口に位置する低湿地です。
そのため、桑名の水は飲料水として適さず、大山田川や町屋川から汲んだ水を飲料水として売り歩く“水売り”が成り立っていました。
しかし、桑名藩第4代藩主・松平定行の命によって、寛永3年(1626)に建設された「御用水道」(のちの「町屋御用水」)により、桑名の水は改善されました。
「町屋御用水」は明治に入ってからも使用されていましたが、人口の増加や水道の汚染、伝染病の蔓延によって上水道の建設は切実な問題となっていました。
しかし、上水道の工事には、莫大な建設費がかかるため、桑名町はなかなか着手出来ずにいました。
そこで立ち上がったのが、初代諸戸清六(1846-1906)です。
諸戸家は、初代清六以来の実業家の家系です。
もとは伊勢長島の庄屋でしたが、幕末の頃に桑名へ移り住みました。
当時の当主・清九郎が莫大な借金を残したまま没し、その跡を継いだのが、民治郎でした。
後の初代諸戸清六です。
初代清六は、莫大な借金を数年の間で全て返済し、その後は米相場や山林の経営で活躍します。
“日本一の山林王”として、その名を知られるようになりました。
上水道建設に悩む桑名を憂いた初代清六は水道建設を決意し、明治32年(1899)に水源調査を行い、桑名の西方の丘陵地を水源池とします。
その場所は昔から水質の良いところとして知られ、桑名藩第5代藩主・松平定綱が御茶の水に用いたとされる「御前水」の採り口となっていました。
町民の使用に耐えうる水量を獲得し、貯水池を設け、鉄管を敷設し、ついに明治37年(1904)6月に諸戸水道が竣工されました。
桑名町・赤須賀村の全域、益生村・大山田村の一部が給水区域で、総工費が約17万円かかりました。
当時の町財政が1万3千円余であったことを見ても、この工事がいかに巨額であったかがわかります。
初代清六はこれらを個人で支出しただけでなく、水は無料で供給し、維持経費3千円余も負担しました。
町屋御用水の給水範囲と比べると、町屋御用水が敷設されていなかった赤須賀が、諸戸水道には加えられたことがわかります。
これに感謝し、赤須賀には初代清六の水道事業顕彰碑が建てられました。
その後、昭和4年(1929)に桑名町により諸戸水道は拡張され、町屋川の伏流水を水源としたことにより諸戸水道貯水池は役目を終えます。
しかし、後に戦災により上水道が破壊された際には、再び諸戸水道貯水池が使用されました。

諸戸水道貯水池遺構(スタッフ撮影)
現在は水道としての役目を終えた諸戸水道ですが、桑名の近代化を示す重要な遺構として、「諸戸水道貯水池遺構」が昭和40年(1965)に桑名市文化財に指定されました。
また、平成20年(2008)には諸戸水道の配管経路図および貯水池と上屋の設計図の3枚が、「諸戸水道貯水池遺構 附 図面」として三重県文化財に指定されました。
初代清六が明治39年(1906)に亡くなって以降も、毎年3千円余の維持費が諸戸家より支出されました。
諸戸精太、二代諸戸清六兄弟から諸戸水道は付属設備と共に桑名町に寄付されます。
その際、大正15年(1926)3月31日までの維持費として金3千円も合わせて寄付されました。
長男・三男は早世しており、次男・精太は初代の屋敷を継ぎ、諸戸宗家(西諸戸家)を称しました。
初代の事業と名を継いだ二代清六は、初代清六の四男で名を清吾といいます。
桑名の観光地として有名な六華苑こと旧諸戸家住宅は、二代清六の結婚を期に、新居として大正2年(1913)に建てられたものです。
六華苑(旧諸戸家住宅)の洋館部分は、明治の頃東京の鹿鳴館を設計したことで知られる、イギリス人建築家のジョサイア・コンドルが設計をしました。
桑名市は、諸戸家より建物の寄贈を受け、敷地は購入しました。
建造物は洋館・和館共に重要文化財「旧諸戸家住宅(三重県桑名市)」として国の重要文化財に指定され、「旧諸戸氏庭園」は国の名勝に指定されています。
初代清六が購入した山田彦左衛門屋敷跡の庭園は名勝「諸戸氏庭園」として、こちらも国指定文化財に指定されています。
また、従来からの山田家の「御成書院」と「推敲亭」「諸戸(宗)家住宅 煉瓦造 附 煉瓦塀 石造溝渠」などの建造物は三重県指定有形文化財となっています。
中央図書館には、諸戸水道の他、諸戸家に関する資料がございます。
ぜひ一度手にとってご覧ください。
▼参考資料
『諸戸水道調査報告書』(桑名市教育委員会/編,株式会社林廣伸建築事務所/編 桑名市教育委員会 2008)
『水道紛議 乙未の夢 完(コピー資料)』(桑名町 1895)
『桑名町上水道ノ概要(コピー資料)』 (桑名町水道事務所/編 桑名町水道事務所 1929)
『旧諸戸清六邸(六華苑)整備工事報告書』(桑名市・桑名市教育委員会 1995)
▼参考HP
桑名市観光ガイド
桑名市教育委員会文化財ホームページ
三重県 文化財データベース
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