ブログの記事一覧

クリエイターズINライブラリー 第4弾 を開催しました

2020年11月26日(木)|投稿者:kclスタッフ

外部講師による「クリエイターズINライブラリー」の第4弾『デザイン書道で年賀状を書こう』が、11月22日(日)に行われました。

年賀状を手書きで送る習慣が減りつつある今だからこそ、この機会に書いてみたい!という思いの方にたくさん集まっていただきました。

筆で描く線は十人十色。オリジナルの作品は大変ご好評で、毎年やってほしいという嬉しいお言葉もいただきました。

 

この第4弾をもちまして、今年度は最後のイベントとなりますが、「クリエイターズINライブラリー」は引き続き、地域の皆さまに新たな楽しみの発見をご提供していきたいと思います。

来年もご参加お待ちしております!

 

カテゴリー:イベント | コメント (0) | 

第15回「昭和の記憶」収集資料展を開催しました

2020年11月22日(日)|投稿者:kclスタッフ

2020年10月1日(木)から10月27日(火)に第15回「昭和の記憶」収集資料展『「昭和の記憶」収集資料展第1回~第14回を振り返って』を開催いたしました。

今年で第15回という節目の回になることから、第1回~第14回までの過去14回の資料展の様子をパネルで振り返りました。

 

 

また、今年は 桑名駅が約50年ぶりのリニューアル と 戦後75年に合わせて、桑名駅周辺の様子や過去の資料展で展示した戦争関係のパネルも展示しました。

 

 

今年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、図書館サービスを制限している中、展示パネルを多くの方にご覧いただきました。

今後も、多くの皆さまに桑名の歴史を知っていただけるような資料展を開催してまいります。

 

最後になりましたが、「昭和の記憶」収集資料展の開催にご協力いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
引き続き、「昭和の記憶」事業にご支援、ご協力いただきますよう、お願いいたします。

これまでの「昭和の記憶」収集資料展の様子はコチラでご覧いただけます。

カテゴリー:イベント, 昭和の記憶 | コメント (0) | 

kclビブリオバトル2020を開催しました!

2020年11月2日(月)|投稿者:kclスタッフ

2020年10月25日(日)、中央図書館4階研修室2にてkclビブリオバトル2020を開催いたしました。

当日は天候にも恵まれ、暖かな日差しの中たくさんの方にお集まりいただきました。
感染拡大防止のためマスク着用やアルコール消毒にご協力いただくなど、これまでのビブリオバトルとは大幅に形を変えてのイベント開催となりました。

 

今回、発表者として次の5名の方にご参加いただきました。

 

1. MuGicafe 読書部部員 さん
『競売ナンバー49の叫び』
 (トマス・ピンチョン/著,志村 正雄/訳 筑摩書房 1992年 933ピ)

観覧者の声
・著者のことが知りたくなった
・難解そうなのでエネルギーがある時に一気に読みたい

 

 

2.ノンちゃん さん
『ゆっくり急いで沙羅双樹』
 (伊藤範子 著/著,2019年)

観覧者の声
・経験と重なるとわかりやすいと思った
・「書いてみるとわかることがあると思う」という言葉がすごく響いた

 

 

3.ちくわ さん
『情熱の階段』
 (濃野 平/著 講談社 2012年 788.4ノ)

観覧者の声
・引き付ける挑戦が面白かった
・著者のいろいろなエピソードを読んでみたくなった

 

 

4.マシュウ さん
『失われたドーナツの穴を求めて』
 (芝垣 亮介/編,奥田 太郎/編,大澤 広晃/[ほか著] さいはて社 2017年)

観覧者の声
・身近な疑問から迫っていってよかった
・ドーナツ好きだから、ちょっと気になる。眠くならないかなぁ…

 

 

5.かつーん さん
『トラペジウム』
 (高山 一実/著 KADOKAWA 2018年)

観覧者の声
・あらすじを聞いてアイドルが知りたくなった
・アイドルの野心に同姓としてイラッとこないか、五分五分だなぁと思った

 

 

 

幅広い作品が集まった今大会。
栄えあるチャンプ本に選ばれたのは…

4番 マシュウさん発表の『失われたドーナツの穴を求めて』でした!

マシュウさんがこの本を手に取った理由は、「自分自身がロマンを感じるものが3つあり、その内のひとつが“ドーナツの穴”だった。この本を見つけた時、自分と同じことを考えている人がいる!と思った」とのこと。
フランクな口調で進められる紹介に観覧者の皆さんの笑い声も上がり、本の装丁の紹介には思わず前のめりになる方も。
“ドーナツの穴”から広がる様々な世界に魅了された5分間でした。

 

 

例年開催しておりますkclビブリオバトルですが、昨今の時勢によりイベント開催中止も危ぶまれました。
しかし、発表・観覧共に多くの方のお声を頂きましたおかげで無事開催することが出来、スタッフ一同心より御礼申し上げます。

 

中央図書館ではこれからも感染拡大防止対策を行った上で、イベントの開催情報・館内での特集コーナー設置など、様々な形での「人と本との出会いの場」を皆さまにお届けいたします。
それらの情報は館内掲示、当ホームページ、またはTwitterでも情報発信を行っております。
今後とも、中央図書館にご関心をお寄せいただけましたら幸いです。

 

最後になりましたが、素敵な時間を作っていただいた発表者の皆さま、本当にありがとうございました!

これまでのビブリオバトルの様子はコチラ
歴代発表作品一覧はコチラ (PDFファイルで開きます)
桑名市立中央図書館 公式Twitter @KCL_lib

カテゴリー:イベント | コメント (0) | 

桑名駅が生まれ変わりました!

2020年10月24日(土)|投稿者:kclスタッフ

こんにちは、「志るべ」です。
朝夕、めっきりすずしくなりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今年の夏は、熱中症対策とコロナ対策、本当にたいへんでした。
と、息つく暇もなく、次はインフルエンザ対策とコロナ対策、油断はできません。
そんな緊張のつづく日々ではありますが、桑名にニュースが・・・

 

桑名駅が新しくなりました!

 

2017年にスタートした「桑名駅自由通路」の工事が終了し、踏切まで迂回しなくても東西を自由に通行できるようになりました。
以前のブログでご紹介した場所がこの通り。

「サンファーレ」から見た桑名駅(スタッフ撮影)

 

こちらは、新旧の桑名駅入口です。

右手に見える階段は役目を終えました(スタッフ撮影)

 

電車を降りて、いつものホームを上がると、改札の向こうには見たことのない景色が広がっています。
オシャレな長い通路、なんだか知らないところに来たみたい。
旅先の駅に降り立ったような新鮮な気持ちになりました。

左手の窓からは桑名の町が見渡せます(スタッフ撮影)

 

列車に揺られて、遠くへ行く旅はもちろんすてきですが、いつもの町も少し角度を変えれば、違う景色が見えてくるようです。
この時期だからこそ、住み慣れた桑名の町を旅の気分で歩いてみませんか?

 

今回、町歩きのおともにご紹介したいのが、桑名のガイドブック『久波奈名所図会』です。
なにやら古めかしいタイトルですが、それもそのはず、書かれたのは江戸時代。序文の日付は享和2年(1802)7月、奥付には文化元年(1804)6月とあります。
ガイドブックは最新版を見るのが基本ですが、ここまで古いとまた別の景色が見えてくるのではないでしょうか。
享和2年から文化元年といえば、初めて実測による日本地図を完成させた、あの伊能忠敬(いのう ただたか)が測量のために日本中を歩いていたころです。伊能忠敬の緻密さと粘り強さ、そしてその健脚ぶりには圧倒されますが、『久波奈名所図会』の作者にも驚かされます。

 

書いたのは、長円寺(伝馬町)の住職、魯縞庵義道(ろこうあん ぎどう)
この名前、どこかで聞いたことあるという方、おられるのではないでしょうか。桑名の方ならご存じ、あの連鶴「桑名の千羽鶴」の折り方を考案した人物です。
「桑名の千羽鶴」は一枚の紙から複数羽(97羽のものまであります)の連続した鶴を折る独特の連鶴で、桑名市の無形文化財(芸能)に指定されています。

 

二羽が羽を合わせて並ぶ「妹背山」を折ってみました。(「志るべ」作)

もともと地理や歴史に興味があった義道は、桑名の地理、歴史を研究して地誌『桑府名勝志』を書きあげました。
ところが『桑府名勝志』は少しむずかしくて読みづらいため、誰もが読めるように、挿絵を入れてやさしくまとめ直しました。こうして『久波奈名所図会』が生まれました。
『久波奈名所図会』(長円寺所蔵)も桑名市の有形文化財(典籍)に指定されています。

 

当時、名所旧跡を挿絵入で紹介した「名所図会」がはやっていました。京の都を描いた『都名所図会』や桑名の時雨蛤も登場する『東海道名所図会』を参考に、『久波奈名所図会』も編集されました。
「名所図会」の魅力はなんといっても挿絵。挿絵の善し悪しで売れ行きが左右されると言われるほどでした。義道はその挿絵を、鍋屋町の工藤麟溪(くどう りんけい)に依頼しました。
麟溪は俳人で、義道も俳句を嗜んでいたことからつながりがあったのではないかと考えられています。

 

出版をめざして編纂された『久波奈名所図会』ですが、刊行されることはありませんでした。どういう事情があったのでしょうか?
本として出版されなかったのは少し残念ですが、義道が『久波奈名所図会』を書き残してくれたおかげで、わたしたちは今、当時の桑名を知ることができるのですね。
連鶴の折り方を編み出し、桑名の歴史や地理を研究し、『久波奈名所図会』をはじめ数々の著作を残した義道は、まさに「スーパー」住職です。

 

では少し、『久波奈名所図会』を開いてみましょう。
こちらは、当時の豪商山田彦左衛門の庭園です。

『久波奈名所図会 上巻』より「山田氏林泉図」

 

今は、「諸戸氏庭園」となり、紅葉の季節には一般公開されています。

秋の諸戸氏庭園(スタッフ撮影)

 

国の重要無形文化財にも指定されている「伊勢大神楽」の様子が「大々神楽獅子舞図」に描かれています。右ページでは「獅子舞」が、左ページでは「放下芸」(曲芸)が行われています。

 

『久波奈名所図会 中巻』より「大々神楽獅子舞図」

 

今も、大福田寺の桑名聖天火渡り祭で「伊勢大神楽」が行われています。

大福田寺で行われた「伊勢大神楽」の獅子舞(スタッフ撮影)

 

大福田寺で行われた「伊勢大神楽」の放下芸(スタッフ撮影)

 

その大福田寺は、

『久波奈名所図会 上巻』より「大福田寺」

 

今の大福田寺山門は、こちら。

大福田寺の山門(スタッフ撮影)

 

桑名の町は変わったのでしょうか?それとも、変わっていない?
『久波奈名所図会』を手に、当時の町やそこに暮らす人々に思いを馳せながら、町歩きに出かけてみませんか?

 

<参考資料>
※桑名市立中央図書館では『久波奈名所図会』の写本と翻刻本(活字本)を所蔵しています。
(写本)
『久波奈名所図会』〔義道/著〕,〔工藤 麟渓/書・画〕享和2年[1802]序 3冊 L292ギ
『久波奈名所図会 上』〔義道/著〕,〔工藤 麟渓/装画〕享和2年7月序 1冊 L292ギ
(翻刻本)
『久波奈名所図会 影印校注 上巻』 義道/著,工藤 麟渓/装画 久波奈古典籍刊行会 1977 AL292ギ
『久波奈名所図会 影印校注 中巻』 義道/著,工藤 麟渓/装画 久波奈古典籍刊行会 1977 AL292ギ
『久波奈名所図会 影印校注 下巻』 義道/著,工藤 麟渓/装画 久波奈古典籍刊行会 1977 AL292ギ

 

『桑府名勝志 1~6』 義道/編 北勢史談会 1951 L292ソ
デジタル資料を公開(PDFファイルで開きます)

『桑名市博物館紀要 第14号』 桑名市博物館 2020 AL069ク
『連鶴史料集 魯縞庵義道と桑名の千羽鶴』 桑名市博物館/編纂 岩崎書店 2016 AL754レ

<志るべ>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イベント情報『クリエイターズ IN ライブラリー 第四弾「デザイン書道で年賀状を書こう」』を開催します

2020年10月20日(火)|投稿者:kclスタッフ

日時|2020年11月22日(日)

10時00分~11時30分

場所|桑名市立中央図書館 4階 研修室2

定員|先着20名(大人向けの講座ですが保護者同伴で小学三年生以上のお子様なら参加可能)

参加費|500円

持ち物|下敷き/筆(太筆、小筆)/文鎮/墨・墨汁/すずり(プラスチック容器でも可)

※半紙とはがきはこちらで用意します

※汚れても大丈夫な服装でお越しください

申込方法|直接または電話で中央図書館へ

申込開始|11月5日(木)午前9時から

申込先|桑名市立中央図書館 (桑名市中央町三丁目79) 0594-22-0562

※定員に達したため、募集を締め切りました。
お申込みいただき、ありがとうございました。(11/6 14:00更新)※

内容|デザイン書道は「イメージを筆文字で表現」します。

今年は型にはまらない、オリジナルの年賀状で新年を彩ってみませんか?

画像を選択すると拡大します。

カテゴリー:イベント | コメント (0) | 

ブログ記事検索

最近の投稿

月別記事一覧

カテゴリー