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2020年1月4日のアーカイブ

2020年1月4日(土)AM9:00|投稿者:KCLスタッフ

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。
本年も桑名市立中央図書館と「ブックとラック」をよろしくお願いします。
中央図書館は、本日1月4日より開館しています。

 

 

毎年恒例、図書館入り口の干支飾りが今年も新しくなりました。
今年の干支は、

「子」

 

 

 

十二支の始まりである「子」の年は、可愛いネズミ達がみなさまをお迎えします。
本の周りをクルクルと駆けるネズミ達。
その頭上には、色とりどりの星が輝いています。

 

何気なく使っている干支ですが、年を表す以外にも生活の様々な場所で使われていることをご存じでしょうか?

 

「干支」は、木火土金水の五行をそれぞれ「え」と「と」に分けて「十干」に配し、「甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)…」としたものに、「十二支」を順番に組み合わせて、「甲子」から「癸亥」まで60通りの組み合わせを作り、年月日や時刻・方位をなどを表しています。

十干・十二支表(PDF)

 

方位・時刻表

「子の刻」であれば午前0時頃。
「子午線」は天の北極~天頂~南極を結ぶ天球上の大円のこと。
桑名藩が深く関わった「戊辰戦争」の「戊辰」も、戊辰の年(1868)に起きた戦争であることからそう呼ばれます。

 

また、十二支の起源は、「神様が期日を定めて動物たちを呼び集めて十二支を決めた」という話が伝わります。

「牛は足が遅いので早く出かけた。ネズミは牛の背中に乗って行き、神様の前に最初に飛び出して子、丑の順となった」という話が代表的です。
しかし、少し調べてみると「猫が入らなかったのは、ネズミに騙されたから」「元は十支の予定で門を閉めたが、猪が突進して門を破り、その穴から先に犬が飛び込み、最後に猪が入って十二支となった」など、時代や地域によって異なる面白い話がありました。

何気なく使っている「干支」や「十二支」ですが、その由来や仕組みをこの機会に調べてみるのはいかがでしょうか。

 

 

そして、今年中央図書館が掲げる四字熟語は、

 

 

「博学篤志」(はくがくとくし)

意味は、幅広く学んで知識を増やし、熱意をもって学問に励むこと。
「博(ひろ)く学び篤(あつ)く志す」と訓読し、学問をする者の心構えについて述べた言葉です。

「生涯学習」という言葉があるように、学問に励むことに期限はありません。
学校や仕事で必要なこと、興味のあること、どんなことでも「博く学ぶ」みなさまのお手伝いが出来る図書館であるように、スタッフ一同励んでまいります。
これからも、桑名市立中央図書館をよろしくお願いいたします。

 

 

【参考資料】
『日本史年表・地図 第25版』 児玉 幸多/編 吉川弘文館 2019
『日本昔話事典』稲田 浩二/[ほか]編 弘文堂 1978
『日本国語大辞典 第5巻 けんえ-さこい 第2版』小学館国語辞典編集部/編集 小学館 2001
『日本国語大辞典 第9巻 ちゆうひ-とん 第2版』小学館国語辞典編集部/編集 小学館 2001
『四字熟語・成句辞典』 竹田 晃/著 講談社 1990
『用例でわかる四字熟語辞典』 学研辞典編集部/編 学研 2005
『中国古典選5 論語 下』 吉川 幸次郎/著 朝日新聞社 1978
『論語』 孔子/著 金谷 治/訳注 岩波書店 1982

 

<かぶら>

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