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2021年11月のアーカイブ

2021年11月29日(月)PM3:03|投稿者:KCLスタッフ

クリエイターズ IN ライブラリー 第5弾を開催しました

寒さも本格的になり、お正月の声が聞こえてまいりました。

さて、そんな師走に差しかかる11月も後半…「クリエイターズ IN ライブラリー」第5弾では、11月23日(火・祝)に『デザイン書道で年賀状を書こう』を開催いたしました。

今回は午前と午後で合計16名の方にご参加いただき、年長のお子さんからご年配の方まで幅広く楽しんでいただけるイベントとなりました。

来年の干支である「寅」をモチーフに、参考資料とにらめっこする方や独創的なオリジナルの寅を描く方など、さまざまな形で新年を彩る作品が出来上がりました。

 

昨年からコロナ禍の影響で年賀状を送る方が増えているそうです。こんな時だからこそ、新年のご挨拶に年賀状を送ってみてはいかがでしょうか。

 

カテゴリー:イベント | コメント (0) | 
2021年11月26日(金)AM9:00|投稿者:KCLスタッフ

#kclスタッフおすすめ本 『まどのむこうのくだものなあに?』

【 繰り返し読む本 】

『まどのむこうのくだものなあに?』
(荒井 真紀/さく 福音館書店 2020年刊)

 

この本との最初の出会いは、『こどものとも年中向き』2019年7月号でした。
表紙の赤いイチゴなどが印象的で、とっても美味しそう!
出てくる果物はとてもリアルで、手を伸ばせば食べられそうです。
それぞれ拡大されて全体と断面が描かれており、ページにあいた窓からのぞくといつもと違う印象になります。
よく食べる果物が、小さな窓を通しただけで違う表情を見せてくれるのが驚きでした。

 

その時は買わなかったのですが、ずっと心の隅に残っていました。後に、こどものとも絵本として出版されたのを知り、自分用に購入しました。
購入してからはすぐ取り出せるところに置いておき、自分一人でゆっくりと眺めたり、甥っ子が遊びに来たら読み聞かせとして何度も読んだりしています。

 

この絵本は表紙に「まどのむこうの くだもの なあに?」と書いてあるだけで、中には文字がありません。
文字の無い絵本なので、厳密にいうと繰り返し読む本とは言えないかもしれません。
でも、文字がないからこその楽しみがあります。

 

例えば、ページをめくる度に「まどのむこうの くだもの なあに?」と問いかけながら読むことがあれば、「これはなんの果物でしょうか?」とか、「赤くてツブツブのこれは何かな?」と毎回違う言葉で読んでいます。時には読まずに、ページを次々めくって遊ぶこともあります。

 

私が好きな本なので甥っ子によく見せていたら、遊びに来ると必ず置いてある場所から持ってきて「はいっ!」と渡してくれるようになりました。
最初の文字が言えないのか、“イチゴ”は「んご」、”ミカン“は「んかん」、”パイナップル”は「っぷる」となるのがかわいいです。
買ってすぐの時に本を食べられたこともありましたが、口をもぐもぐしながら見ている姿はかわいく、歯形が付いたページもいい思い出です。

 

なかなか会うことができませんが、会うたびにちょっとずつ言える言葉が増えていくので、甥っ子の成長を感じます。
いつまで一緒に本を読めるのかなと思いつつ、次に会える時にどんな成長を見せてくれるのか楽しみです。

 

 

▼本の貸出状況は、こちらから確認いただけます
『まどのむこうのくだものなあに?』
『こどものとも年中向き [2019]-7』(福音館書店 2019年刊)

 

▼出版社
福音館書店

 

 

※次回更新は2021年12月3日(金)の予定です

2021年11月13日(土)PM5:00|投稿者:KCLスタッフ

クリエイターズ IN ライブラリー 第4弾を開催しました

10月31日といえば、日本で定着し、世間も賑わうハロウィンです。今年は昨年に比べ、新型コロナウイルス感染者が減少してきたことも相まって、ハロウィン需要が戻ってきている傾向にあるようでした。

そんな中「クリエイターズINライブラリー」では、10月31日(日)にお子さんを対象にしたイベント『Happy Halloween~手形・足形アート&フォト撮影会~』を開催しました。

今回は、3歳以下のお子さんを中心に26名の方にご参加いただきましたが、中にはまだ首の座っていないくらい小さなお子さんもいらっしゃいました。突然泣き出してしまうお子さんには、講師の方が手慣れた様子であやしながら、素早く手形・足形を取っていき、あっという間に作品を完成させていました。

その後はハロウィン仕様にデコレーションされたフォトブースで記念撮影ができました。カボチャやマントで可愛く仮装したお子さんを、たくさんカメラに収めていかれました。

 

次回のイベントはクリスマスを通り越してお正月です。来年の干支「寅」をモチーフにデザイン書道を開催しますので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね!

カテゴリー:イベント | コメント (0) | 
2021年11月12日(金)AM9:00|投稿者:KCLスタッフ

#kclスタッフおすすめ本 『十二単衣を着た悪魔』

【 とにかく読んで欲しい本 】

『十二単衣を着た悪魔』
(内館 牧子/著 幻冬舎 2012年刊)

 

「おのれ光源氏!」
思い出したのは、そう叫んだ友人の顔でした。
「源氏物語」の授業が始まった頃、展開される恋愛模様への不満がとうとう爆発した時のことで、この一言を皮切りに周囲から次々と文句が飛び出ました。
「浮気性すぎるぞ光源氏」「流されるな女性陣」「もっと諫めろ天皇」…等々
そして、誰かが漏らした呟きが印象的でした。
「名作って言っても、もう現代人の感覚だと受け入れきれないんだよね。」

 

思い出したきっかけは、この小説、『十二単を着た悪魔』
この話は、唯一光源氏と敵対し続ける女性、弘徽殿の女御を中心に書かれた小説なのです。
主人公は、弟へのコンプレックスを持った現代に生きる普通の男性。ある時「源氏物語」世界に入り込み、弘徽殿の女御の元で陰陽師として生きることに。
そうして、物語では描かれなかった話の裏側を知っていくのです。

 

話は「源氏物語」に沿って進みますが、光源氏を陥れようとしては毎回失敗する弘徽殿の女御の心境は、まさに「おのれ光源氏!」
そんな彼女は、もともと生まれる時代を間違えたような現代的な感覚と気の強さの持ち主。
光源氏の行動を非難する時は笑ってしまうほど的確で、それでいて自分の計画が失敗したら烈火のごとく怒ってすぐ復活。
その前向きさは悪役と知りつつも思わず応援したくなるほどです。

 

主人公も次第にほだされて彼女のために動くようになり、光源氏を始め様々な登場人物と出会います。
そして彼らの起こす騒動に巻き込まれていくのです。
騒動の原因は基本彼らの身勝手な行動なのですが、読み進める中でそこに隠された葛藤が徐々に明らかになっていきます。
そして主人公はやがて光源氏とも深く関わっていき…

 

解釈は人それぞれ、本来の源氏物語のままでいいという方もいるでしょう。
それでもこの話を読み終わった時、千年超えるくらいじゃ変わらない、身勝手で必死な人間の姿がそこに浮かび上がってきます。

 

「おのれ光源氏!」
それが感想じゃ、「源氏物語」は勿体ない。
そう思わせてくれる作品です。ぜひ読んでみてください。

 

 

 

▼本の貸出状況は、こちらから確認いただけます
『十二単衣を着た悪魔』

 

▼出版社
幻冬舎

 

▼書影画像元
版元ドットコム

 

※次回更新は2021年11月26日(金)の予定です

2021年11月8日(月)PM4:54|投稿者:KCLスタッフ

第16回「昭和の記憶」収集資料展を開催しました

2021年10月1日(金)から10月26日(火)まで、第16回「昭和の記憶」収集資料展『桑名駅と鉄道~時代と想いをのせて~』を開催しました。

今年は、桑名駅が昨年約50年ぶりにリニューアルされたことを記念して、テーマを「鉄道」とし、中央図書館の4階にて展示を行いました。

吉田初三郎/著の鳥瞰図にも桑名の鉄道が描かれています。

桑名駅の移り変わりを昔の写真とともに振り返りました。また、新しくなった桑名駅の様子も解説しました。

展示ストリートでは、桑名市内を通っている鉄道各社について、解説や写真を展示しました。

 

特別展示の様子

10月22日(金)~24日(日)の3日間は、4階研修室2で特別展示を行いました。

「桑名電軌」の模型や、古写真のスライドショー、限定切符の現物など、普段見ることができない貴重な資料を展示しました。

この期間にはクイズラリーも行い、小さなお子さんから大人の方までたくさんの方に参加していただきました。

講演会の様子

10月24日(日)には講演会「桑名の鉄道を歩く」を行いました。

講師は、郷土史家の西羽晃(にしは あきら)先生です。

西羽先生が直接足を運んで撮られた写真とともに、桑名の鉄道に関する歴史を掘り下げてお話いただきました。

 

昨年に続くコロナ禍で開催自体も危ぶまれましたが、無事に開催することができました。

今後も、多くの皆さまに昭和時代の桑名の歴史を知っていただけるような資料展を開催してまいります。

最後になりましたが、「昭和の記憶」収集資料展の開催にご協力いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。

引き続き、「昭和の記憶」事業にご支援、ご協力いただきますよう、お願いいたします。

 

これまでの「昭和の記憶」収集資料展の様子はコチラでご覧いただけます。

カテゴリー:イベント, 昭和の記憶 | コメント (0) |