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2021年6月のアーカイブ

2021年6月26日(土)PM3:32|投稿者:KCLスタッフ

親子で桑名の歴史を調べる講座「戦国武将と桑名」を開催します!

小学校中学年以上の児童と保護者で、桑名に関連する事柄をテーマに、図書館の本を使った調べる学習に取り組む、体験型講座です。課題の調べ方、まとめ方を学ぶことで、自由研究にも活かすことができます。

今年度のテーマは「戦国武将と桑名」です。戦国武将と桑名にどのような関わりがあったのか、親子で調べて理解を深めてみませんか。

 

画像とクリックすると拡大します。(PDFファイル)

 

 

先生の話を聞くだけでなく、実際に図書館資料を使って調べることで、子どもたちに郷土の歴史への関心を深めてもらうことを目的とした講座です。

「図書館を使った調べる学習コンクール」への活用もできる講座内容となっています。

保護者の方も、ぜひ一緒にご参加ください。

 

※7/10 16:50 追記

好評につき、定員に達したため、申込受付を終了いたしました。

ご関心をお寄せいただき、ありがとうございました。

(キャンセル待ちはありません)

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

企画名:親子で桑名の歴史を調べる講座 「戦国武将と桑名」

講師:桑名市博物館歴史専門官  大塚 由良美

日時:令和3年7月17日(土) 午後1時30分から

場所:くわなメディアライヴ 2階 保健栄養指導室

定員:7組(先着順、事前申込制)※定員になり次第締め切ります

対象:小学校中学年以上の児童と保護者

申込み方法:直接窓口、または電話で中央図書館へ

申込み開始:7月1日(木)午前9時~  ※受付は午後5時まで

問い合わせ:桑名市立中央図書館  〒511-0068 桑名市中央町三丁目79  ☎0594-22-0562

カテゴリー:イベント, 児童, 桑名・三重 | コメント (0) | 
2021年6月25日(金)AM9:00|投稿者:KCLスタッフ

#kclスタッフおすすめ本 『54字の物語』

【とにかく読んで欲しい本】

『54字の物語 意味がわかるとゾクゾクする超短編小説』
(氏田 雄介/作,佐藤 おどり/絵 PHP研究所 2018年刊)

 

54字─俳句よりは長いが、短編と呼ぶには短い文だった。初めはちょっとした小話を読む程度の気持ちで手に取った。しかし、読んでみると一つの話が1分とかからず読める上に、一つ一つの話がしっかりと完成していて、オチまである読みやすい文章だった。

 

タイトルに「意味がわかると」とあるように、こちらに理解を求める部分があることは確かだ。
しかし、本文とは別に回答編のような説明書きが付いているので、分かりづらいと思った人に対するサポートも用意してある。
また、「ゾクゾクする」とはあるが、別にホラー小説というわけではないのでホラー小説が苦手な人は安心してほしい。
(余談ではあるが、この一文がちょうど54字であるので文章の長さの参考にしてほしい。)

 

本当に一息で読めてしまう長さで、文章を読むのに集中する必要が全くなく、読書が苦手という人でも気軽に手に取れるものである。現時点でシリーズが全6巻あり、特定のテーマを基にした巻もある。気軽に手を伸ばすにちょうどいい本だった。

 

 

▼本の貸出状況は、こちらから確認いただけます

『54字の物語 意味がわかるとゾクゾクする超短編小説』
『54字の物語 怪 意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 ゾク編』
『54字の物語 参 みんなでつくる意味がわかるとゾクゾクする超短編小説』
『54字の物語 史 超短編小説で学ぶ日本の歴史』
『54字の物語 ZOO 超短編小説で読むいきもの図鑑』
『旅する54字の物語 超短編小説で読む47都道府県』

 

▼出版社
 PHP研究所

 

▼書影画像元
 版元ドットコム

 

※次回更新は2021年7月2日(金)の予定です

 

2021年6月18日(金)AM9:00|投稿者:KCLスタッフ

#kclスタッフおすすめ本 『ウルド昆虫記バッタを倒しにアフリカへ』

【 とにかく読んで欲しい本 】

『ウルド昆虫記バッタを倒しにアフリカへ』
(前野ウルド浩太郎/著 光文社 2020年刊)

 

「バッタに食べられたい」

この本の「はじめに」には、上記のような衝撃的な言葉が書かれています。しかも著者は、長年の研究でバッタアレルギーまで発症しており、全身バッタだらけになったら命を落としかねないにも拘わらず。この冒頭から、私の心はわしづかみにされました。

 

私は昆虫が大のニガテ。ハエ一匹でも、モンスターを倒す勇者ばりのエネルギーと勇気を必要とします。そんな私とは真逆のキャラクターを持つと思われる著者の前野ウルド浩太郎氏。

「バッタが大好きなのに、バッタを倒すとはどういうことなのか?」「いったい彼はどんな人?」という、気持ち悪い物見たさ(ゴメンナサイ)のような興味が湧いてきたのでした。

 

この本には、長年バッタの大群が農作物を食い尽し、深刻な饑饉をもたらしているアフリカのモーリタニアで、著者が様々な困難に遭いながらも、悪戦苦闘する研究の日々が綴られています。

アフリカではバッタが大発生した時、大量の駆除剤を散布してバッタを殲滅させるという従来の方法だけではなく、野生のバッタの生態を解明することで、問題解決を図る必要がありました。

そこに目をつけた(?)著者は、大量発生すれば、研究しまくれるし、バッタに食べられたいという夢も叶う。さらにバッタ問題が解決できれば、アフリカの人にも喜んでもらえる!と考えたのです。

研究の日々は困難の連続。アフリカの厳しい気候に四苦八苦し、外国の慣習や文化の違いに多くの失敗やトラブルに巻き込まれます。さらに、バッタが大量発生しない(研究自体ができない)まま、研究資金が底をつき、無収入になるという最大の危機が訪れます。

 

しかし、彼は数々の困難をどこか楽しそうにユーモアたっぷりに綴っているのです。それは、なんとしても研究をしたいという彼の異常な熱意、そして食べられても良いほどのバッタへの愛が溢れているからでしょうか?

そしていつしか、素晴らしい指導者や研究仲間、たくさんの支援者に囲まれて、彼はさらにギアを上げて危機を乗り越えていきます。いつしか私も「もう全く気持ち悪くありません!この先が気になる!」と、どんどん読み進めてしまいました。

 

この本は、2017年に『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)という新書で発刊された後、読者の方から「子どもたちにも読んでもらいたい」という要請を受け、2020年に児童書として発刊されたものです。児童書では分かり易いように、語句の説明やルビもふられています。つまり、大人も子どもも楽しめる本となっています。

児童書には新しいエピソードもあり、両方読むと2倍楽しめます。この機会にバッタ愛で溢れた彼の研究の日々を覗いてみませんか?

 

 

▼本の貸出状況は、こちらから確認いただけます
『ウルド昆虫記バッタを倒しにアフリカへ』
『バッタを倒しにアフリカへ』

 

▼書影画像元
 光文社

 

※次回更新は2021年6月25日(金)の予定です

 

2021年6月11日(金)AM9:00|投稿者:KCLスタッフ

【予告】#kclスタッフおすすめ本

2021年6月18日(金)より、中央図書館スタッフがおすすめする本の紹介コーナー
#kclスタッフおすすめ本
を当ブログ内でスタートします。

 

おすすめ本は、次の7つのテーマに沿ってご紹介していきます。

・はじめて買った本
・繰り返し読む本
・人生の転機になった本
・装丁が好きな本
・無人島に持っていく本
・とにかく読んで欲しい本
・衝撃を受けた本

 

絵本や一般書、最近出版された本から古典まで。
同じテーマであってもスタッフ毎に捉え方が異なれば、選ぶ本の種類も異なります。
常日頃から本に触れ、文字に親しむ図書館スタッフが厳選しておすすめする#kclスタッフおすすめ本、今後の展開をぜひご期待ください。

 

2021年6月1日(火)AM9:00|投稿者:KCLスタッフ

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?ばんこです。

ジメジメしたこの季節がやってまいりました。
何をするのも憂鬱な雨の日が、少し楽しくなるような
そんな本を、紹介したいと思います。

 

「雨に濡れる」という事は、年を重ねるごとに、一つずつ嫌な理由が
増えて、避けたいものになるような気がします。
この絵本に登場するアヒルも、雨が好きではありませんでした。

 

水がすきじゃなかったアヒル
(スティーブ・スモール/絵と文,青山 南/訳 化学同人 2021.2)

 

ある台風の日に、迷子になったカエルの子がアヒルのうちに
やってきます。
アヒルは、カエルの子の家を探すことにしますが、
なかなかみつかりません。
雨が好きなカエルの子と、好きではないアヒルが、一緒に暮らすうちに、
少しずつアヒルに変化があらわれます。
自分の考え方を変えるほど、誰かと深く関わる機会は、
そうあるものではありません。
でも、そんな幸せな出会いの機会があれば、好きじゃないと思うモノも、
好きになるかもしれません。

いつも、想像すると笑ってしまう「機会(チャンス)の神様」
気にせず前髪を、ガシッとつかみに行きたいものです。

 

この絵本を読むと、久しぶりに雨に濡れてみるのもいいかも?
と思う事ができます。

どしゃぶり
(おーなり 由子/ぶん,はた こうしろう/え 講談社 2018.6)

夏の日。外に出た男の子は、降り始めた雨に傘をさします。
次第に雨は強くなり、どしゃぶりに。
男の子は途中で傘をさすことをやめます。

「傘をさすことをやめる」一体どんな気持ちなのでしょうか?
子どもの頃、そんなことがあったような気がします。
ぜひ、この本を読んで思い出してみてください。

 

雨を降らせる雲にはたくさんの種類があります。

 

くもとそらのえほん
(五十嵐 美和子/作・絵,武田 康男/監修   PHP研究所 2019.4)

空の探検家・空の写真家として有名な、武田康男さんの監修です。
五十嵐美和子さんのくもの絵と、その説明がとてもわかりやすく、
実際に、空を確認しながら読んでみたい本です。

 

もっとたくさんの空の表情が知りたい!と思ったら

 

空の探検記
(武田 康男/著 岩崎書店 2018.11)

空の探検家・武田康男さんがつくった『空の探検記』です。
寝っ転がってみた空の、どこが一番青いのか?そんな疑問にも、

写真付きで答えてくれます。
この本には、雲だけでなく、四季折々の空の様子、雪や氷、
夜空、天体、雷、竜巻等 空で起こるイロイロな現象がつまっています。
ぜひ、空を探検してみてください。

 

そんな空をつくってしまう動物たちの絵本があります。

 

そらをつくる
(村尾 亘/作・絵 小さい書房 2017.6)

絵を描くことが大好きなサルが住んでいる町は、
たくさんの家が建てられて、緑が失われていきます。
建物はどんどん高くなり、青い空を見ることもできません。
空が見えないために、動物たちの体調は悪くなっていきます。
そこで、建物の壁に青い空の絵を描く事にしました。
青い空の絵を描いては、建物を高くする。
実際の空は、どんどん遠くなっていくのです。
子どもの向けの絵本ですが、今の地球環境問題にも
つながっているような、深い絵本です。

 

さて、みなさんはどんな「音」なら、聞きたいと思いますか?
「おとや」はこの本の中のお店の一つです。

 

森のおみせやさん
(林原 玉枝/文,はらだ たけひで/絵 アリス館 1998.10)

いくつかの変わった「おみせ」が登場します。

『きつつきの商売』というお話で、きつつきが開いたおみせが
「おとや」です。
「おとや」では、できたての音、すてきないい音を、
四分音符一個につき、100リルで聞かせてくれます。
仕事のできない雨の日に、訪ねてきた のねずみの家族は
「おとや」の特別メニューを聞くことができました。「雨の音」です。

のねずみの家族が聞いた「雨の音」はどんな音なのでしょうか?
読んで確かめてみてください。
少し手を休めて、目も口も閉じて雨の音を聞く
そんな心の余裕を持ちたいものです。

 

晴れると目一杯、動いてしまいたくなりますが、雨続きのこんな季節に、
本を読みながら、ゆっくりとした時間をすごしてみるのは
いかがでしょうか?

 

 

参考図書

水がすきじゃなかったアヒル』(スティーブ・スモール/絵と文,青山 南/訳 化学同人 2021.2)
どしゃぶり』(おーなり 由子/ぶん,はた こうしろう/え 講談社 2018.6)
くもとそらのえほん』(五十嵐 美和子/作・絵,武田 康男/監修 PHP研究所 2019.4)
空の探検記』(武田 康男/著 岩崎書店 2018.11)
そらをつくる』(村尾 亘/作・絵 小さい書房 2017.6)
森のおみせやさん』(林原 玉枝/文,はらだ たけひで/絵 アリス館 1998.10)

カテゴリー:スタッフブログ, 児童 | コメント (0) |