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陸地測量師「館潔彦」をご存じですか?
2018年8月11日(土)|投稿者:kclスタッフ
※2022年6月10日
タイトル及び本文に誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。
×測量師 → 〇陸地測量師
こんにちは、「志るべ」です。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
最高気温は更新をつづけ、もはやがまんくらべのような毎日です。
とはいえ、やはり夏!!
海や山へ、この季節ならではのレクリエーションも楽しみたいものですね。
山といえば、8月11日は国民の祝日「山の日」です。
平成28年(2016)より施行された「山の日」は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としています。
この夏、「日本アルプス」にチャレンジされる方もおられるのではないでしょうか。
汗を流してたどりついた山頂から眺める景色は格別です。

北アルプスの「燕岳から望む槍ヶ岳」です。(スタッフ撮影)
登山は、現代でも楽しみと同時に危険を伴うスポーツですが、その昔、前人未到の「日本アルプス」に挑戦するというのはどのような道のりだったのでしょう。
今回ご紹介するのは、そんな登山に取り組んだ人々を描いた一冊です。
『はじめの日本アルプス 嘉門次とウェストンと館潔彦と』(山村 基毅/著 バジリコ 2008)

『はじめの日本アルプス 嘉門次とウェストンと館潔彦と』 山村 基毅/著 バジリコ 2008
嘉門次とは、上條嘉門次(かみじょう かもんじ,1847-1917 ※1918とする資料もあり)のことで、 弘化4年(1847)、上高地に生まれました。
山岳ガイドの草分けといえる人物で、終生、上高地を出ることはありませんでした。
ウェストンと館潔彦(たてきよひこ)、彼らふたりの水先案内人を務め、日本アルプスへと導きました。
当時、案内人に求められたのは、直接的には道案内や荷物の運搬でしたが、彼らは「正確な地理情報、卓抜した投降技術と生活技術、的確な気象判断と臨機応変の対応など」(『目で見る日本登山史』p119)を具えていたといわれ、登山家の篤い信頼を得ていました。
今も彼の曾孫によって、上高地に建つ嘉門次小屋は営まれています。
ウェストンとは、ウォルター・ウェストン(1861-1940)のことで、 日本における近代登山(スポーツや楽しみとしての登山)のパイオニアと言われる人物です。
明治21年(1888)、イギリスから宣教師として来日し、キリスト教を広める一方で趣味の登山を通して日本に近代登山を根づかせました。
上高地では、ウェストンを顕彰する碑が立てられ、例年6月に「ウェストン祭」が開かれています。
そして、館潔彦(たて きよひこ,1849-1927)ですが、 今回、特にご紹介したいのがこの館潔彦という人物です。
ご存じの方もおられるかもしれませんが、館潔彦は桑名にゆかりのある人です。
嘉永2年(1849)、桑名藩士の子として生まれました。
明治に入って、工部省の測量師として任官し、地図を作成するために各地の「三角測量」に従事しました。
退官後は桑名で暮しましたが、昭和2年(1929)、78歳で亡くなり、照源寺に眠っています。
山に登ったことのある方であれば、山頂や見晴らしのよいピーク(山の高くなっているところ)に「三角点」と書かれた標識があるのにお気づきのことと思います。三角点を目にすると、「登った!」という達成感もひとしおです。
登山愛好家の間では、この三角点に愛着を感じる人も多いようです。
図書館には、全国の三角点を紹介したガイドブック、『一等三角点全国ガイド[正]』(一等三角點研究會/編著 ナカニシヤ出版 2011)もあります。
とはいえ、「三角点」は登山の達成感を得るために設けられているわけではありません。
地図をつくるために行われる「三角測量」に必要な基準点なのです。
「三角測量」について、くわしくは国土地理院ホームページで紹介しています。
『絵でわかる地図と測量』(中川 雅史/著 講談社 2015)、『地図を楽しもう』(山岡 光治/著 岩波書店 2008)もご覧ください。
日本の登山の歴史をたどると、趣味やスポーツとしての登山だけでなく、地図を作るための「測量登山」という一面がみえてきます。
全国を歩いて測量し、日本地図を完成した伊能忠敬(1745-1818)には圧倒されますが、伊能忠敬の地図「大日本沿海輿地全図」(『伊能図大全』所収)の空白部分を埋めるために、明治に入ると陸地の測量、測量登山が行われます。
そんな中、館潔彦は中部山岳地域の測量における先駆的な役割をはたしました。
地図作成のために道なき道を歩き、御岳、白馬岳、前穂高岳、乗鞍岳、立山、と誰もが知っている「日本アルプス」の山々の三角点を選点(位置を決める作業)しています。
前穂高岳の選点の際には、館潔彦と思われる人物が滑落し、奇跡的に命びろいしたという逸話も語られています。
今や測量にも人工衛星が用いられる時代となりましたが、文字通り命がけで測量登山に挑んだ先人たちによって、地図は作られてきたのですね。
「山に親しみ、恩恵に感謝する」ためにも、「日本アルプス」へ行きたいのはやまやま(!)ですが、なかなかそうもいきません。そんな時にはぜひ、図書館でその雄大な姿をご覧いただきたいと思います。
紀行文でたどっていただくこともできます。

『日本アルプス百名山紀行』深田 久弥/著 河出書房新社 2000(※版元品切れ中)
一般特集コーナーでは、海や山の本を取り揃えご用意しています。
そして、この夏実際に、「日本アルプス」にチャレンジされる方は、どうぞお気をつけてお楽しみいただきますように。
山の思い出とともに図書館へお越しいただくのをお待ちしております。
<参考図書>
『はじめの日本アルプス 嘉門次とウェストンと館潔彦と』 山村 基毅/著 バジリコ 2008 291.5ヤ(一般)
『目で見る日本登山史』 山と渓谷社/編 山と溪谷社 2005 786.1メ(一般)
『一等三角点全国ガイド[正]』 一等三角點研究會/編著 ナカニシヤ出版 2011 291イ(一般)
『一等三角点全国ガイド 続』 一等三角點研究會/編著 ナカニシヤ出版 2013 291イ2(一般)
『日本登山史』 山崎 安治/[著] 白水社 1977 786(書庫)
『絵でわかる地図と測量』 中川 雅史/著 講談社 2015 448.9ナ(一般)
『地図を楽しもう』 山岡 光治/著 岩波書店 2008 Y448ヤ(ティーン)
『伊能図大全 第1~7巻』 [伊能 忠敬/著],渡辺 一郎/監修 河出書房新社 2013 291イ1~7(一般)
『白籏史朗の日本アルプス 写真紀行』 白籏 史朗/著 新日本出版社 1990 D748シ(一般)
『日本の名山・花彩彩 白籏史朗写真集』 白籏 史朗/著 新日本出版社 1996 748シ(一般)
『日本アルプス百名山紀行』 深田 久弥/著 河出書房新社 2000 291.5フ(一般)
『郷土史を訪ねて』 西羽 晃/著 朝日新聞社名古屋本社 2001 291.5ニ(一般)
『三角点・水準点をつくった人 近代の測量から現代まで』 西田 文雄/著 文化評論 2014 L512ニ(歴史の蔵)
『私の履歴書 経済人32』 日本経済新聞社/編 日本経済新聞社 2004 Z281ワ32(全集)
<志るべ>
「大人の図書館ツアー」を開催しました!
2018年7月22日(日)|投稿者:kclスタッフ
6月24日(日)「大人の図書館ツアー」を開催し、6名の方にご参加いただきました。
ふだん目にすることのない図書館の裏側に触れ、新たな魅力も感じていただけのではないでしょうか。
ご参加ありがとうございました。
ツアーの内容は次のとおりです。
①図書館の概要説明
②「館内見学ツアー」
③本の並び方説明
④「配架(本を棚に戻す)体験」
⑤「昭和の記憶」収集資料展の紹介
⑥「製本体験」
「館内見学ツアー」では、ご質問もいただき、担当スタッフは「もっと図書館を知ってもらいたい」という思いでお答えしました。
たとえば、歴史の蔵の中では、「桑名の作家の本はまとめておいてあるの?」
という質問を受け、「桑名作家」のラベルが貼られた本を集めたコーナーをご紹介しました。
実際に本を棚に戻す作業(「配架体験」)の前には、図書館の本がどういう順番で並んでいるかを説明し、いよいよ「配架体験」です。

「図書館の本はこのように並んでいます・・・」
「昭和の記憶」収集資料展については、会場内の展示パネルを見ながら、昔の思い出を話してくださる方もありました。
そして、最後に「製本体験」を行いました。
今回は、「一折中綴じ本(ひとおりなかとじぼん)」という簡単な製本を体験していただきました。
テープでとめるのを支えたり、糸の緩みを直したりと、一部お手伝いはしましたが、みなさんとてもきれいに作られて、 仕上がり後には、「ステキなものができた!」という嬉しいお声をいただきました!

完成です!
アンケートでは、「修理の講座もしてほしい」などのご意見をいただきましたので
お声を参考に、今後もさらに充実した「図書館ツアー」を開催していきたいと思います。
ぜひ、次回開催にご期待ください。
<志るべ>
「北村文庫」と北村けんじ氏のこと
2017年12月26日(火)|投稿者:kclスタッフ
こんにちは、「志るべ」です。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
気がつけば今年も残すところ、後わずかとなりました。
寒いのは苦手ですが、空気がだんだんと澄んでいく感じは気持ちのよいものですね。
四季のある国でよかったな、と思うことの多いこのごろです。
さて今回は、北村文庫についてご紹介いたします。(こちらの記事もご覧下さい)
今年(2017年)は児童文学作家・北村けんじ氏(1929~2007)が亡くなって10年となります。亡くなる直前、北村氏から児童文学に関する資料を寄贈していただきました。
桑名市立中央図書館では、北村氏ご自身の著作をはじめ児童文学関係の雑誌、自筆原稿、書簡などの資料を「北村文庫」として保管しています。
北村文庫は、北村氏を研究する上で、また当時の児童文学を取り巻く環境を知る上でも貴重な資料群であり、「桑名市立中央図書館の地域文庫コレクション」を構成する大切な文庫ということができます。

「歴史の蔵」に「北村文庫」のコーナーがあります。

「北村文庫」の解説と同人誌リストを置いています。
北村けんじ氏は、本名を北村憲司といい、昭和4年(1929)、福岡県山門郡瀬高町(やまとぐんせたかまち・現在のみやま市瀬高町)に生まれました。3才で桑名郡多度村(現在の桑名市多度町)へ転居し、その後を多度で過ごしています。
終戦後の昭和22年(1947)、18才で恩師の勧めにより母校である多度小学校(現在の多度中小学校)の助教諭になり、平成2年(1990)、母校の校長を最後に教員生活を終えました。
もともと文芸に興味があり、学芸会の脚本などをすべて自分で書くことからはじめ、児童文学に本格的に取り組むようになったそうです。
当時は児童文学への認識が低く、なかなか出版できる機会に恵まれず、初めて本を出すことができたのは38才の時でした。
教師の勤めから帰ると自室にこもり執筆するという生活を、40年余り続けられたといいます。
教師を退職後は三重大学や四日市大学で講師を勤め、三重児童文学の会、日本児童文芸家協会、日本児童文学者協会に所属し、同人誌の顧問として後進の育成にもあたられました。
代表作『まぼろしの巨鯨(おおくじら)シマ』(北村けんじ/作,瀬川康男/え 理論社 1978)での第19回サンケイ児童出版文化賞受賞をはじめ、数々の賞を受賞されています。

『まぼろしの巨鯨シマ』 北村けんじ/作,瀬川康男/え 理論社 1978
児童文学界に多大な貢献をされた北村氏ですが、少しでも身近に感じたく、失礼ながらここからは、「北村さん」と呼ばせていただきたいと思います。
北村さんは、児童文学への想いを次のように語っておられます。
児童文学は、人間としてどう生きたらいいかという理想を求めていくものです。子どものものとはいえ、人間としての根元的なものに取り組んでいる、そんなことを日々考えています。
(『瞬間(とき)の浪漫 平成12年度多度町勢要覧』 平成14年11月修正版 多度町 2002 より)
北村さんの作品には時代や景色、そしてそこに暮らす人々や子どもたちの姿が丁寧に描かれています。ご自身の教師生活をもとに、学校生活を描いた作品も多くあります。
北村さんの作品は、子どもたちとかかわりを深める中から生まれたものといえます。
また、多度を舞台にした作品も多く見られ、「あっ、これはあの場所のことかな?」と思う記述にも出会います。
最後の作品となった『クジャク砦からの歌声』(北村けんじ/作,石倉欣ニ/絵 小峰書店 2003)は、昭和22年4月のある朝、一人の17才の青年が代用教員として、小学校の正門につづく坂道を歩いていく場面から始まります。その姿は、18才で助教諭として母校の門をくぐった北村さんの姿と重なります。
北村さんが赴任した多度小学校は、作品の中では太生(たお)小学校として描かれています。
この作品は、書きたい、書きたいと思いながら、書いては消し、書き上げるのに十数年を費やした、と「あとがき」に書いておられます。

『クジャク砦からの歌声』 北村けんじ/作,石倉欣ニ/絵 小峰書店 2003
どうしてそれほど時間を費やしたのでしょう?
少し長いですが、「あとがき」の言葉を引用させていただきます。
教師の眼で書けば、教師の実践、実録物語に陥り、子どもの眼で見れば、どうも単調な学校物語になってしまうような気がします。
私が密かに思っていたのは、教師と子どもの対等な目線で火花を散らし、たとえもがき合うことはあっても、快活、ユーモラスな「明日」が見えてくるような、そんな物語を描きたかったのです。今やっと、そんな境地に立ってペンが動き始めました。
私をつき動かしたのは、この物語に登場する子どもたちも、すでにおとなになり、私と同じ原風景を持っていることに気づいたからです。そして、その共通意識が強くなればなるほど、一見繁栄しているかにみえて、疲弊している今の時代を、逆噴射したい。そんな気持ちにつながっていきました。
(『クジャク砦からの歌声』北村 けんじ/作,石倉 欣二/絵 小峰書店 2003「あとがき」より)
あとがきの言葉からは、北村さんの想いが伝わってきます。
その想いが作品という形になるために、十数年という時間が必要だったことが わかります。
この物語が最後の作品であることも印象的です。
多度の町に思い出のある方、北村さんと同じ時代を生きた方、同じ原風景を持つ方、そして当時をまったく知らない世代の子どもたちにも、作品を読んで北村さんの想いを感じていただければと思います。
<参考資料>
『桑名市立中央図書館 開館10周年記念 地域文庫コレクション 秋山文庫・伊藤文庫・堀田文庫・北村文庫・貝塚文庫』 桑名市教育委員会務局生涯学習課中央図書館 2015 AL026ク
※こちらの冊子はご希望の方に無料で配布しています。
『瞬間(とき)の浪漫 平成12年多度町勢要覧』 平成14年11月修正版 多度町(三重県) 2002 AG318.2タ
『まぼろしの巨鯨(おおくじら)シマ』北村 けんじ/作,瀬川 康男/え 理論社 1978 YL913キ
『クジャク砦からの歌声』北村 けんじ/作,石倉 欣二/絵 小峰書店 2003 YL913キ
「志るべ」
第12回「昭和の記憶」収集資料展 開催中です!
2017年10月2日(月)|投稿者:kclスタッフ
第12回「昭和の記憶」収集資料展
「吉田初三郎画 鳥瞰図と在りし日の桑名」
【開催期間】2017年9月28日(木)~10月24日(火) ※水曜日休館
【時間】9:00~20:30
【場所】くわなメディアライヴ 3・4階 桑名市立中央図書館内
※入館無料
昭和12年(1937)4月1日に桑名町と西桑名町が合併し、「桑名市」となって今年で80年を迎えました。
第12回「昭和の記憶」収集資料展では、一昨年確認された、鳥瞰図絵師・吉田初三郎(1884-1955)の描いた「西桑名」鳥瞰図の原画と共に、桑名の昭和の歴史をふり返る展示を行っています。
「大正の広重」と称され全国で活躍した吉田初三郎の描いた原画には、日本一短い市電と呼ばれた「桑名電軌」の線路や、かつて存在していた様々な建物、桑名の名所であった“桜堤防”などが描かれ、当時の桑名の様子を生き生きと伝えてくれます。
館内随所で古写真やパネル展示を行っている他、講演会も開催いたします。ぜひ、お越しください。
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【講演会】
追加募集中!ぜひご参加ください!
◆10月21日(土)14:00
『桑名の歴史を残した男”伊東富太郎”』
桑名市立中央図書館 石神教親
場所|中央図書館 4階 研修室2
※講演会中は、研修室2の入室不可
定員|各日30名(先着順)
申込|直接中央図書館の窓口もしくはお電話でお申込みください
問合せ先|桑名市立中央図書館 0594-22-0562
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◆10月15日(日)14:00
『鳥瞰図「西桑名」と在りし日の桑名』
前桑名市文化財保護審議会会長 郷土史家 西羽晃 氏
15日の講演会、大変盛況でした!
ご参加いただきありがとうございました。
21日の講演会にもぜひご参加ください!
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今年度の「昭和の記憶」収集資料展は、中央図書館内各所が会場となります。
館内で配布しております、こちらのフロアマップを見ながら、それぞれの展示をご覧ください。
【展示内容】
①3階 一般特集コーナー
桑名の商店街 パネル・写真展示
桑名の商店街は旧城下町を中心に発展し、戦後は駅前を中心に人々に親しまれてきました。
寺町商店街や、駅前商店街などの歴史を、写真や地図で紹介します。
②3階 ティーンズコーナー
桑名市内小学校の沿革と教科書展示
桑名の学校の歴史を昭和期の写真と共に辿ります。また、昔の教科書を展示します。
③4階 郷土特集コーナー(歴史の蔵前)
桑名80年のあゆみ
昭和12年に桑名町と西桑名町が合併し、「桑名市」となった歴史や、昭和期の主な出来事についてのパネル展示を行っています。
④4階 研修室2
吉田初三郎鳥瞰図展示 ※講演会中は入室できません
鳥瞰図絵師・吉田初三郎が描いた桑名の鳥瞰図を展示しています。
一昨年存在が確認された「西桑名」の原画ほか、当館で所蔵する桑名を描いた鳥瞰図をぜひご覧ください。
⑤4階 展示ストリート
くわな古写真展とオーラルヒストリー*
古写真展では、昭和時代の桑名の出来事の解説とともに、市民の皆様にご提供いただいた桑名の懐かしい写真を展示しています。
*オーラルヒストリーとは・・・
当時を知る方に直接お話を伺い、その内容を記録としてまとめることで、口述歴史ともいいます。
当館では、昭和期の桑名に関するオーラルヒストリー収集を行っています。
当時の思い出などをご記入いただく記録用紙が各所にございますので、ご協力いただけましたら幸いです。
⑥4階 読書テラス (天空の庭)前
?伊勢湾台風写真展
市民の皆さまから提供していただいた、伊勢湾台風時の写真を展示しています。
甚大な被害を出した伊勢湾台風の、桑名市内の様子がわかる写真です。
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皆様のご来場、お待ちしております。
「大人の図書館ツアー」を開催しました!
2017年7月25日(火)|投稿者:kclスタッフ
6月25日に、「大人の図書館ツアー」をこちらのスケジュールで開催いたしました。
プログラムの内容や、当日の様子をご紹介いたします。

担当スタッフによる、図書館の概要や、本の並び方の説明の後、
館内ツアーにて、返却ポストの内側や自動化書庫の仕組みなど
図書館の裏側を見ていただきました。

「本はどのように並んでいるのでしょう?」
また、本を棚に返す配架体験では、該当の場所を見つけると「ここだ!」と言いながら、楽しそうに本を戻されていたのが印象的でした。
終了時刻には、「コツがわかってきたところだったのに・・・」と残念そうな声も聞かれました。
今回は、4階の郷土資料室「歴史の蔵」に入り、江戸時代に書かれた桑名藩士の親子の交換日記『桑名日記』『柏崎日記』を題材に、郷土資料の世界をじっくりとご覧いただきました。
『桑名日記』『柏崎日記』については、以前に紹介しましたこちらの記事をぜひお読みください。
渡部家の交換日記 ~『桑名日記』と『柏崎日記』(2016年8月5日)
「歴史の蔵」に入ると、「なんだか空気が違う!」という声が上がりました。
蔵の中には、年月を経た古文書や郷土資料文庫があり、資料群の生み出す空気があるのかもしれません。
蔵の中をひと回りしたあとは、机を寄せて、皆さんでお話していただきながら、資料を見ていただきました。
『桑名日記』の自筆本(写)では、日記を書いた平太夫さんの筆跡を感じながら、石取祭の記述をたどります。

「ここに石取祭のことが書いてある!」
下の写真は、当時の住所録を手がかりに、平太夫さんの家を、江戸時代の絵図の中で探しているところです。
広げているのは「桑名藩城下図 文政8年(明治45年写)(『桑名藩史料集成 付図』所収)」という絵図で、 桑名藩士の家も記載されている興味深い資料です。

「平太夫さんの家はどこでしょう?」
みなさん身を乗り出して、真剣なまなざしで探されていました。
紹介したい資料がたくさんあり、時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、ツアーに参加された方からは
「返却ポストや書庫の仕組みを知ることができて良かった」
「配架方法を今後に役立てたい」
「歴史の蔵にある、貴重書にふれることが出来た」
などのお声をいただきました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!
毎回ご好評いただいている『大人の図書館ツアー』
今後も、図書館のことをより深く知っていただき
図書館のご利用に役立つツアーを開催してまいります。
次回の開催も、ご期待ください!
<くわにゃん・志るべ>













